もえタイ
今回は、杉基イクラの「もえタイ」の紹介を。
この漫画の存在は全く知らんかった。
古本屋で「もえタイ」って言う題名が目に入ってオイラはてっきり「萌え泰(タイ国)」の意味と思っ
てタイの紀行漫画かと思って手に取ったら表紙にバンテージはめた絵が載ってた。
それでも「もえタイ」だからムエタイかと思った。
日本だとムエタイやけどタイの発音やとモエタイやしなぁ~
でも、これボクシング漫画でしたわ。
もえタイの意味は燃えろ体脂肪の意味らしい・・・
こういう可愛らしい絵の漫画は最近あまり読まなくなったなぁ~
内容はというと・・・
主人公亀山太一は太った高校生。
妹がいるが、太ったアニキが恥ずかしく外で話しかけるなと言われてる情けない兄貴・・・
太一はただただ穏やかに生きたい大人しい少年だが、本当は兄貴の事が好きな妹は痩せさようと勝手に
ボクシングジムに入会させるのであった。
本来は選手だが、足を怪我して練習が出来ずにトレーナーをしてる蔵田が太一を教えることに。
ロープを1ラウンド飛んだだけでバテバテになって帰ってしまう太一だったが蔵田に頑張れといわれた
ことがうれしくて続けることに。
教えてもらっていくうちにボクシングが楽しくなってくる太一。
しかし、同じ年で中学生の頃からボクシングをしてる大塚のスパーリングを見、蔵田の試合のビデオも
見て自分もミットやサンドバッグだけではない本当のボクシング=スパーリングありのプロコースに移
りたいと言い出す。
周りは、調子に乗ってると批判的だったが、太一の意思は変らない。
そこで大塚がスパーリングの相手を買って出た。
そして、太一が勝てばプロコース転向、負ければジムを辞めるということに。
そして決戦までの一週間、太一は蔵田の元でボクシングに打ち込むのだった。
大塚とのスパーリングで太一は何度も倒されるのだが懸命に立ち上がり大塚からダウンも奪う。
太一はミドル以上の体重、大塚は軽量級という差はあるがキャリアは雲泥の差。
ここまで健闘するとは皆思っていなかったので周りも夢中で応援。
結局、太一は倒されてカウント以内に立ち上がれず負けてしまう。
荷物をまとめて帰る太一・・・
しかし次の日に新たに入会する太一の姿が。
ボクシングジムは営利目的でやってるんでわけわからん理由で練習生辞めさせたら商売上がったりとい
うことですな(笑)
結局、太一は痩せることなく漫画は終わってしまうのだが、本気でやってれば勝手に体重は落ちると思
うんで、太一は痩せてるでしょう~(笑)
うちのジムはプロジムじゃないんでみんな気楽に、ノンビリやってるけどやっぱりボクシングにはまる
人ははまる。
プロになりたいって言うてプロのジムに移る子もたま~にいる。
ただ、やっぱり挫折する子も多いのも事実。
たいていが体力とか才能ではなく、仕事が忙しくなった、怪我をした、やる気がなくなったみたいな感
じやけど・・・
だから本気でやる気を出して、ボクシングに集中(仕事を変える、怪我が治るまで違うトレーニングを
する)すればプロテスト受験ぐらいのレベルにはいけると思うんやけどな~
ということで、ボクサーになりたいという夢を一度でも持った人は一度位はチャレンジしてみてはどう
でっかぁ~?