我がNAジムとは・・・
オイラ、一応職業はボクシングのトレーナーということになってるけど、正直本物のトレーナーではな
いと思ってる。
まず、プロのジムで教えてるわけじゃないんでプロ選手を育てたことはない。
じゃぁアマの選手はというとアマの選手もない・・・
アマチュアの協会にも加盟してないし。
加盟しなくても別枠で出場できるらしいけど、アマの試合に出場希望する練習生もめったにいない。
たまぁ~に、入会する前や入会直後にアマチュアの試合出れるか聞く人もおるけど、その時はとりあえ
実際はスパーリング大会に出場するほどやる気になって練習する人はほとんどいないんでもう、ずいぶ
んとスパーリング大会にも出場していない・・・
週に1,2回だけ来るような人がスパーリングとはいえ本気で打ち合って勝てるわけないし何より危な
いよな。
本気を見せてくれないとやっぱりオイラも、サポートできない。
おのずとジムにはゆる~くやってる人が残ってそれはそれ楽しくやってるんで我がNAジムはゆる~い
空気が流れてるのだ。
そのジムのゆるいというかぬるい空気のせいなんか、本気でボクサー(試合をする選手という意味)目
指す奴はほとんどいないのだ・・・
我がNAジムはそんなジムです。
まぁオイラがそういうジムの空気にしてしまったんやろうけど・・・
だから、オイラがボクシング界に貢献できることはボクシングが好きな人を一人でも増やす事。
でも、ボクシング習いに来る人で、ボクシングファンって意外と少ないのだ。
チャンピオンの名前も知らない人の多いこと・・・
たまに「はじめの一歩」が好きという若い子が来るんやけど、そうしたらしめたもの。
オイラ、ちゃんと一歩を読んでるわけじゃないんやけど話の大筋とキャラはチェックしてる。
まずは、ブライアン・ホークの名前を出して、反応したらハメドの話をしてリアルボクシングに興味を
持たすのだ。
昔、オイラが大阪でパッションスピリッツボクシングジムってところでトレーナーしてたときは、間柴が好きな高校
生いた。
そいつに、間柴のボクシングスタイルのモデルになったのはトーマス・ハーンズだって教えてあげてビデオ貸し
たら凄い喜んでマネしてた。
されたら困るやろうけど(笑)
でもそういうところから、ボクシングに入っていって好きになっていっても良いと思う。
ていうか、そういう入り口しか興味ない人にビデオを見させるきっかけがないのだ・・・
こんなゆるいジムにもたまにプロ志望の人が入ってきたりする。
入会する前に、ちゃんとうちはプロジムじゃないよって言うんやけど。
で、そういう人に限ってまともに練習来なかったり、先に先に進みたがる。
オイラ、ツダジムに入会して初めて練習に行った時に当分サンドバックなんか打たせてもらえずに基礎
ばっかしやらされるんやろうって想像して行ったもんやった。
まぁ実際は、初日からサンドバック打たせて貰ったけど。
プロになるって言うて基礎をおろそかにしようというのはやっぱりその競技を甘く見てるんやろう
な・・・
ボクシングは、そんなに甘いイメージがあるもんちゃうと思うんやけど・・・
まぁそんな人はやっぱり続かない。
でも、今高校生の練習生で気合入れてほとんど毎日通ってて、プロになれるものならなりたいという子
がいるのだ。
こういう子がいると俄然力が入る。
こう書くと、練習生を差別してるように見えるが(まぁ実際そういわれたらそうやけど)すべてにおい
てやる気をみせるというのは大事なのだ!
まぁおじさんの練習生にプロになりたいって子と同じ練習させても意味はないって言うかおじさんが可
哀想なだけやしね(笑)
まぁこんなぬる~いジムなんでいつでも気軽に遊びに来てくださ~い!
でも、このぬるい雰囲気がジムがはやらない原因かも知れないんで、本当は気合の入ったジムにしてい
きたいんやけどな~