らんぶるライフ はてな版

ボクシングの事書いてます

オイラとソムサック・シンチャチャワン


 今まで、ミーハーに色々な世界王者とのツーショットを自慢げに披露してきました。
 あくまでもファンとして一緒に撮って来ただけですが、最後の一枚は一番の自慢として対戦したのちにメージャー団体WBAスーパーバンタム級王者ソムサック・シンチャチャワンとの試合の時の写真を。
 この試合はWBFタイトルマッチとして行われました。
 
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 自分とソムサックの対戦の看板、何を見て書いたかわからないけど自分の顔は全然似てません(笑)

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                       計量時
 自分は本来スーパーフライ級なんでスーパーバンタムでもでかかった(のちにSフェザーにあげた)ソムサックとは体格差がありましたよ(笑)

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     記者会見場、結局自分はここでインタビューとかされることはなかったんで勝手に座って記念撮影(笑)

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 試合会場はバンコクから車で2時間ぐらいのスパンブリー県という所のグランドに建てた野外リング。

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 控室は個室じゃなかった(涙) 井上さんにバンテージを巻いてもらう。

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                 ナパと日本から応援に来てくれた江戸君と
 新選組の法被は日本人アピールとメキシコでも同じのを着て出たから気に行ってるんです。
 ナパはセコンドの手伝いまでしてくれました。
 タイ人世界王者としては日本人の挑戦者側にいるというのは大問題ですが日本で知り合った自分を友達だと言ってくれた素晴らしい人です

 
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                   入場!
             江戸君が撮影してくれました。

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           リング上で君が代を聴く、日本人ボクサーとして最高の栄誉です。

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 しょっぱなからガンガン行ってやりましたよ(笑)見ててもやられるだけやし自分は生粋のファイター、攻める事が唯一の戦法です。

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                 インターバル

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 結局3ラウンドバッティングで切れてストップ…
 まぁ、このまま続いても倒されてただけですが(苦笑)

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                             試合後の挨拶

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                         記念撮影

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 額、パックリ割れてます…17針縫ったはずです。

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              3ラウンドだけなのに結構打たれてるから酷い顔ですな

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                  ナパも心配そうに見てくれてます

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     試合が終わってソムサックとツーショット、再戦しようと言われましたが最後と決めてたので断りました。
 ソムサックとしてはこんなしょぼい相手とドローというのが気に入らなかったでしょうな(笑)
 自分としては戦績がギリギリ勝ち越しで引退出来てラッキーでしたわ(苦笑)

 あのまま続けてたら6,7ラウンドまでには倒されてた可能性が高いでしょう。
 正直、「あしのたのジョー」が好きでボクシング始めた自分にとっては燃え尽きるまで戦いたかったという気持ちもありますし、リングの上で死んでも本望という気持ちもありますがボコボコにされてたら速攻タオル投げ入れられてたでしょうからリング上で死ぬ可能性は現実を考えるとまずはありませんでしたが…

 自分は試合前、ジョーVSホセ・メンドーサ戦と自分の状況に勝手に重ね合わせてましたが後で考えるとジョーよりもロッキーの一作目の方が状況的に似てたかなって思います。
 ロッキーはしょぼいボクサーが無敵王者に選ばれて自分を証明するために戦う話。
 まぁ自分の場合は自分自身を証明することも燃え尽きることも出来ず、ロッキーにも丈にもなれませんでしたが…
 これが現実と言えば現実です、この後ソムサックはじっくり時間をかけてWBA王者にまで登りつめてくれたのが自分にとっての救いです。

 それではソムサックの経歴でも。


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                          ソムサック・シンチャチャワン(タイ)
                           元WBAスーパーバンタム級王者

                        戦績 68戦 60勝(44KO)4敗3分1ノーコンテスト

 デビューから5戦目にフィリピン人相手にノーコンテストの試合があるものの順調に白星を重ねる。
 8戦目でIBFインターコンチネンタルのスーパーフライ級をインドネシア人に挑戦して獲得。
 12戦目に後のWBOバンタム級王者、ラタナチャイ・ソーウォラピンーと対戦するも判定負けで初黒星…
 6戦目に南アフリカの選手とWBFタイトルかけて戦いこれをKOで下しWBFタイトルを獲得。
 1試合ノンタイトルを挟んだ後、ケニアの選手とWBFの初防衛戦を行い勝利。
 二度目の防衛戦はインドネシアの選手を判定で下す。
 この時点での戦績は19戦17勝(13KO)1敗という戦績でした。
 WBFの3度目の防衛戦で自分はソムサックに挑戦したのです。
 結果は3ラウンド負傷ドロー…
 その後、ノンタイトルを挟みながらWBFタイトルを5度防衛した後に返上。
 26戦目に自分の友人だった元金子ジムの東洋ランカーでこの時にタイでタカオ・チュワタナとして活躍していた池田タカオさんとPABAスーパーバンタム級暫定王者決定戦を行い7ラウンドTKOで勝利しPABA王者を獲得。
 この後3度目の防衛戦で世紀王者に昇格、なんとこのタイトルは21度の防衛をしたのだった。
 そして48戦目にして初のメジャー団体の世界タイトルを敵地フランスで行う事に!
 相手はマヤル・モンシプール!
 日本人挑戦者仲里繁を大激闘の末に破った猛者である。
 この試合を大激闘の末、10ランドTKOで制し晴れてメジャー団体WBAスーパーバンタム級王者になるのだった。

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 なお、この試合はリングマガジン・ファイト・オブ・ジ・イヤーに選出、WOWOWでも年間の試合の何かに選ばれてたと思います。
 しかし、初防衛の相手が悪かった…
 のちのSバンタム、フェザー二階級制覇のセレスティーノ・カバジェロを自国に呼んで行われた初防衛戦は3ラウンドTKO負けとなるのだった…

 正直、自分が対戦してるんで身びいきもあるんですがソムサックは世界タイトルに挑戦するのが遅すぎた…
 PABA獲ってすぐぐらいの時に挑戦できてたら良かったと思う。
 まぁそれでもカバジェロには負けてたんでしょうが。
 ソムサックはwikiでは170cmと書いてましたがスーパーバンタムでも体格が良い方なんで今まで身体負けすることがなかったと思うんですがカバジェロはSバンタムでまさかの180cm!
 ついてませんでした…
 カバジェロにKO負けを喫した後、再起。
 再起4戦目にはなんとグリーンツダジムの自分の後輩、村井勇希と対戦。
 この試合は6回戦で行われたようで村井は判定負け。
 村井は元世界王者とか現役世界ランカーと数多く戦ってますがソムサックと対戦してこれといったモノは感じなかったと言ってました…
 まぁ自分としてはモンシプールの激闘から見て弱いわけがないのでノンタイトル6回戦の試合に気合いを入れていなかったのか、それともモンシプールとの激闘、カバジェロ戦での痛烈なKO負けで壊れてしまったのかと心配しました…
 
 再起11戦目で元WBAバンタム級暫定王者で後のWBAスーパバンタム級王者のプーンサワット・クランデェーンジムとWBAスーパーバンタム王者決定戦を行い11ラウンドTKO負けを喫してしまう…
 インドネシア人とノ再起戦を勝利するが再起2戦目でドロー。
 再起4戦目で階級をスーパーフェザーにあげてのPABA暫定PABA王者決定戦に出場、これに勝利しPABA二階級制覇。
 1戦挟んでPABA王座の防衛戦を行うがドロー、二度目の防衛戦でTKO負けを喫してグローブを壁につるすのだった…

 ソムサックはPABA21回の防衛とかで待たされ過ぎたと思う…
 Sバンタムからいきなり二階級あげてSフェザーにあげるというのも減量もきつかったけどPABAタイトルばかりだったんでSバンタムでやらないといけないでしんどかったのもあるかも…
 

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 一応FB友になってますが滅多に更新しませんし、自分はタイ語わからないんで交流できません。
 まぁWBFのかませ挑戦者にそれほど思い入れがあるとは思いませんが自分としてはやっぱり思い入れがあるんでもっと活躍してほしかったんですけどね~~