DIAMOND ダイヤモンド
まぁ、ジャンプの通例どおり、それほど人気がなかったのか、中途半端なところで終わってる。
大体、2巻で終わるのがジャンプのパターンやな。
高校をやめて、先輩の文彦のところで居候しながらブラブラしている山本朋也は、いつも何かにイラ
イラしていた。
先輩の文彦は日本一のホストになるために高校を辞めたのに自分はウダウダしてるだけ・・・
そんな時に、ランニング中のボクサーと出会いちょっかいを出して軽くあしらわれる。
夢中になるものを持ってる人がうらやましい朋也はボクシングに興味を持つのだった。
文彦に付き添われて、ボクシングジムに入門しに行くのだがそこでちょっかいを出したボクサーが現れ
る。
そこのジムの所属ではないのだが用事で来たのだった。
軽い因縁を感じさせるのだが話はまずは、主人公のボクシング始動である。
ジムの会長の娘がマネージャーをしてるのだが、いきなり朋也とスパーリングすることに・・・
漫画ってこういうの多いよな~
入会していきなりスパーさせるジムはあんまりないのが現実。(ありえないわけではないらしいが)
女性相手に手を出せない主人公は動体視力を駆使して避けまくる。
この漫画の変なところは主人公はボクシングで興奮するとチンチンが勃つのだ・・・
少年漫画でこの描写もよくわからんけど、現実のボクサーでこんな人おらんと思うけど、どうなんでし
ょうか(笑)
少なくとも、オイラもオイラの周りのボクサーもこんな奴はいなかった。
ドンドン、ボクシングにのめりこんでいく主人公。
ジムの練習生とのスパーリング対決を制する為に文彦と川原で特訓する朋也。
特訓の成果でノックアウトし、才能を開花させていく。
そして、いざプロテスト!
テストのスパーリングの相手は、控え室で仲良くなったこの十数年プロテストを受けまくって落ち続け
、今回がラストチャンスである、のぶさんだった・・・
ここで、主人公が手を出せなくなるってパターンが多いんやけど、一見心優しい朋也はやる気を見せず
にスパーを放棄するかと思わせておいて・・・
のぶさんを完膚なきまでにノックアウトするのだった。
そう、リング上での同情なんてものは、プロになろうというものには必要もなければ相手に対する侮辱
以外の何ものでもないのだ。
こうして、晴れてプロライセンスを習得する朋也。
このプロテストの時に登場するのがライバルとなる、中沢哲次。
アマチュアエリートで、テストのスパーで普段着(スラックスにYシャツ)で挑むようななめた奴であ
る。(現実ではそんなこと許されるわけはない・・・)
お互いに、プロデビュー戦を飾り、プロ第二戦でぶつかることに!
このあたり、多分編集の方から、人気ないんで打ち切るから一応の完結らしい形をとるようにとの配慮
があったんやろうな・・・(結局、最初に出てきたプロボクサーとの因縁は複線だけで終わったし)
案の定ボコボコにされる朋也・・・
しかし、秘策があったのだ。
ジムの練習生とのスパーリングでノックアウトした時のパンチ。
無理な体勢からの強烈なブローである。
ボコボコにされ、ダウン寸前の体制の時にそのパンチが炸裂!
試合のシーンはそこで終わる。
次のページでは、ランニングをしてる朋也。
それをかつてのだらけた朋也のような若者が見て言うのだ。
「汗くせぇーのが、そんなに楽しいのかよぉ~」
そこで、朋也が一言
「悪かないぜ!!」
で、完。
最後ちょっと、カッコエェな。
この漫画は、基本コンセプトが、やる気、目標、熱中するものがない退屈な青春を送ってる若者に、
「君も何かを見つけて夢中になってみないか?」
「君も何かを見つけて夢中になってみないか?」
っていう事やろうな。
傍観者より当事者の方がより濃いというか、上質なものが得られるし、面白いんじゃないかってオイラ
は、いつも考える。
これは、オイラは元ボクサーで当事者だから、ボクシングファンよりも上だったて言う意味では全然な
い。
オイラは漫画や映画が好きなオタクやけど、漫画読むだけ、映画見るだけである。
漫画描けたり、映画の製作にかかわったりしたらどんなに素晴らしいことやろうかと想像するとワクワ
クする。
フィギュアだってそう、オイラ買って集めてるだけやけど、自分で作れたらどんなに良いか・・・
だから、オイラは当事者になれるチャンスがあるのなら、さわりだけでも参加してみたらって思う。
そういうオイラは、今はもう燃え尽きてなんか行動を起こせないでいるんやけど(お金もないし)。
まずは、一歩を踏み出そうということですな。
これは若者にだけではなく年行って人生がつまらなく感じてる人の方が重要かもな~
まぁオイラは今は子供ができたばっかりで余裕がないけど、いつかは何か行動にうつしたいなぁ~