へこたれない人々 坂本博之の記事
ちょっと古い新聞記事やけど・・・
今年の１月６日の、中日新聞の記事ですわ。
坂本博之氏の生い立ちは結構有名やよな。
母親が、離婚後働くために親戚に弟と一緒に預けられたけど、そこでは食事も与えられず学校の給食
だけですごし、給食のない休みの日には、川でフナやザリガニを食べて飢えをしのいだ。
とうとう、栄養失調になり学校の先生の通報により、児童擁護施設へ。
そこでは、三食の食事と暖かい布団で寝る幸せを感じ、人生を決める”ボクシング”との出会いがあ
った。
テレビでボクシングの試合を見てボクサーになることを誓ったのだ。
まぁ、このようなエピソードが記事には書かれてる。
坂本氏は、オイラと同じ歳なんやけど人生の重みが全然違うなぁ・・・
それに普通そんなひどい目にあったらひねくれるやろ？
ところが坂本氏は、真面目に、誠実に、生きてきてる。
引退後は、全国の児童施設にボクシングを教えたりする活動「ＳＲＳボクシングセッション」を行っ
ている。
苦労して、頑張ってきて４回の世界タイトルマッチを戦い敗れ、とうとう世界チャンピオンにはなれ
なかった坂本氏。
ここで、こんなことを書くとひんしゅく買うかも知れんけどオイラ坂本氏は世界チャンピオンになれ
ないと思ってた・・・
スタイル的に、ちょっと届かないと思ってたんやよな。
だから、最後の世界戦の畑山戦が決まった時も結果は予想してた。（倒されるとは思わんかったけ
ど）
でも、思いっきり、坂本氏を応援してたけどな。
こんなに苦労して、頑張ってきたけどボクシングの世界は非情である。
でもそれが勝負の世界・・・
ここまでなら仕方ないと（ボクシングは実力の世界やから）思うけど、更なる悲劇が坂本氏を襲う。
子供が死産し、その後身ごもった子も出産後すぐに息を引き取るという最悪のことが連続で起こるの
だ・・・
神様は、何で坂本氏にこんな試練ばかり与えるんやろうか？
オイラなら立ち直る自信はないな・・・
立ち直れる精神力があるからこそ、神様は試練を与え続けるんやろうか？
オイラなら、神様呪ってサタニスト（悪魔崇拝者）になるわ。
坂本氏は、世を呪うことなく、「ＳＲＳボクシングセッション」を立ち上げ全国の施設を忙しく訪問
している。
こういうの読むと自分の人間の小ささが嫌になってくるわ・・・（しょうもない書き込みににムキに
なったり）
まぁ人間には器があるんで、今更坂本氏のようになれるとは思ってないけどこういう素晴らしい人も
いるんだ、世の中捨てたもんじゃないなって思いたいなぁ。
ＰＳ
