実録ボクシング世界王者西岡利晃物語
今回は、先ほどノニト・ドネアと世紀の一戦を繰り広げた西岡利晃の漫画を紹介。
この漫画はそのドネアとの試合に合わせて出版されたんやけど試合(14日)の2日前に発売(12日)されると書いてたのでコンビニを探し回ったわ。
前にコンビニ漫画を普通の本屋で注文したらなかなか入ってこなかったんでコンビニで直接買おうと思ってたのだ。
しかしコンビニどこに行ってもなかった。
前にも書いたが、7イレブン3件、ファミリーマート2件、ローソン2件、サークルK1件、エロ本や1件、普通の本屋1件、サンクス2件周った…(少し増えたのはまたそれからも探しに行ったから)
思わず小声で「よっしゃぁ~!」って言うたわ(笑)
では内容を。
先ずはプロローグ 歴史を変える!ボクシングの聖地へ!
2011年10月1日、アメリカネバ他州ラスベガス MGMグランド・ガーデン
ここで行われるWBCスーパーバンタム級タイトルマッチで幕を開ける。
先ずは挑戦者ラファエル・マルケスの入場
~!
第一ラウンド 夢を越える決意
ある日父親は運動神経が良くスポーツが好きだが体が大柄ではない息子に体重制のボクシングを勧めてみた。
そして、JM加古川ジムに見学に行き入会する。
会長のお眼鏡にかない小学生ながらにめきめきと上達する西岡少年!
小学校の卒業文集の将来の夢には世界チャンピオンになることと書いている。
この時から西岡少年の人生のレールは敷かれたのであった!
中学に入り、ますますボクシングにのめりこむ西岡少年。
中学生ながらプロ相手に一歩も引けを取らないほどの上達をみせていた。
高校に入り、アマの試合に出場し10勝するとプロテストを免除されプロのリングへ。
世界チャンピオンになる男、という自身の価値を決めていた西岡はデビュー戦を1ラウンドKO勝ちすると誓いリングに上がりコレを全うするのだった!
第2ラウンド 高すぎる壁
第2戦はのちに東洋バンタム級チャンピオンになる中村正彦。
しかしこの試合で西岡は4回KO負け、それも失神して担架で運ばれるという屈辱を味わうのだった!
かなりの落ち込みで父親は自殺するんじゃないかと思うほどだったらしい…
高校を卒業、職業プロボクサーとしての自覚に目覚め気合を入れなおし新人王トーナメントに出場、連勝し西軍代表決定戦で相手の地元の福岡で試合が行われ不可解な判定で負けにされる西岡…
この時の相手はのちの日本タイトル挑戦者北島桃太郎だったがこの理不尽な負けはいまだに受け入れられないでいるようだ…
しかしこんなところで立ち止まってはいられない、すぐに気を取り直し11戦目にインドネシアチャンピオンと戦いこれに勝利し日本ランキング入りを決める。
そして19戦目ついに日本の頂点、日本チャンピオン決定戦に出場。
相手はのちの日本チャンプ渡辺純一!
この試合、1ラウンドクリンチの離れ際にフックをもらいダウン!
しかし、2ラウンドに逆転KO勝利を決めるのだった!
このタイトルを2度防衛し返上、時の王者ウィラポン・ナコルワンプロモーションに挑戦が決まる。
しかし初めての世界挑戦は判定負けに終わるのだった…
第3ラウンド 天才の凋落
バランスが悪かった西岡を矯正し、再びウィラポンに挑むことに!
この2回目のタイトルマッチはウィラポンをぐらつかせかなり分の良い試合をしたが惜しくもドロー…
またしても世界チャンピオンに届かなかった。
再起し3度目のタイトルマッチに向けて練習をしているときに大変な事が!
アキレス腱断裂…
2度の手術をし、再起をするが、そこに以前の西岡の姿なかった…
アキレス腱断裂から2年、3たびウィラポンとの対決が決まる。
しかしこの試合は部の悪いドロ―。
自分でもまけていたと認める試合だった…
第4ラウンド 長すぎるトンネルの先に
3度目の対決から5カ月後4たびウィポンとの対決が決まる。
そして大差の判定負け…
西岡は完全に終わったと思われたのだった。
ここで進退を考えたがアメリカで時の王者マルコ・アントニオ・バレラの練習相手の要請を受け渡米、鍛えなおす決意を。
階級を上げ、スーパーバンタム級日本王者で世界ランカーの中島吉兼とのサバイバルマッチをしこれに判定勝ち。
この後、現夫人と入籍、負ければ引退のサバイバルマッチを勝ち抜いていく力にするのだった。
娘も産まれ、私生活の安定と充実を得る。
しかし、夫人と娘を故郷兵庫に帰し単身東京でのトレーニングに費やすことを決意!
この試合に勝利、晴れて世界チャンピオンになるのだった!
第5ラウンド サムライ参上
イスラエル・バスケスが戦線離脱のために世紀王者に昇格し初防衛はヘナロ・ガルシアとあらそうことに。
この激闘を最終ラウンドTKOで勝利し初防衛に成功。
この試合後に夫人と結婚式を迎えるのだった。
しかし2度目の防衛戦が元バンタム級王者(のちに長谷川を破りフェザー級で二階級制覇)ジョニー・ゴンザレスとそれも敵地メキシコで行われることに!
この試合は1ラウンドにダウンを奪われ危機を迎えるが第三ラウンド必殺の左ストレートが炸裂、ジョニー・ゴンザレスが後ろに吹っ飛ぶダウンをしKO勝ち!
この左ストレートをメディアがモンスターレフトと名付けるのだった!
そしてこの試合は海外における日本人世界王者の24年ぶりの防衛成功だった!
第6ラウンド モンスターの咆哮
三回目の防衛戦はイバン・エルナンデス。
元WBOスーパーフライ級王者の強豪である。
4度目の防衛戦はフィリピン人、バルウェグ・バンヤゴン、この相手もKOで沈め連続KO防衛を4に伸ばした。
5度目の防衛戦は指名試合同級1位のレンドール・ムンロー。
このタフな相手を左拳を痛めたこともあり判定まで行ったが5度目の防衛を果たす。
相手はアルゼンチンのマウシリオ・ムニョス。
これを9ラウンドKOで下し6度目の防衛に成功。
第七7ラウンド 拳よコレがラスベガスの灯だ
そしてとうとう、ボクサーの夢の地、ラスベガスでの防衛戦に挑むときがきた。
相手はバンタム、スーパーバンタム級を制した二階級制覇王者、メキシコのスターラファエル・マルケス!
ボクシングの聖地ラスベガスでの世界タイトルマッチはボクサーならだれもが夢見る憧れ、そこでスターボクサーとの対決となると日本人ボクサーとしてはかなりのことである。
この興業を帝拳の本田会長は手がけ西岡の夢、ボクシングファンの夢をかなえて見せたのだ。
この強豪との激戦を制す西岡!
エピローグ サムライVS閃光!世紀の頂上決戦へ!
次は現代軽量級最高のボクサー、フィリピンの閃光、ノニト・ドネアとの対戦を実現させるために動き出す。
そしてとうとうそのスーパースターとの対決が決まり日本人として最高の舞台に上がる時が来たのだった!
(完)
これ、かなり読み応えあったわ。
絵描いてる人も前よりもかなり上手くなってて似顔絵も結構似てるし。
西岡VSドネア戦、正直オイラは面白くなかった。
他のブログではみんな良くやった、あそこまで行くことが凄いって書いてるけど、確かにあの舞台に立てること自体が凄いことやけどあそこまで何もできない姿を見せられたら日本人の評価落ちたんちゃうかって心配になるわ…
ブログにくらべて2ちゃんねるとかはボロクソ書いてるみたいやな。(見てませんが)
2ちゃんねる見ると本当に気分悪くなる。
ボクサーの事書いてるっていう事は一応ボクシングファンなんやろ?
それやのになんでもう少しボクサーの事リスペクト出来んのやろ?
極論言えば、じゃぁお前勝てんのか?って言いたくなるわ(笑)
マァオイラも一度、ボクサーの文句書いてコメントでボロクソ書かれてムカついたことあるけど… ←2ちゃんの奴らのこと言えんやん!
マァオイラの意見はよくやったという人とボロクソ言うてる奴らの中間あたりですな。
ただ、オイラ西岡選手そんなに好きじゃなかったけどこの漫画読んで応援したくなる気持ちになったのも確か。
ここまで苦労した天才児ってあんまりおれへんちゃうか?
西岡ファン、西岡をあまり知らないけどちょっとでも興味ある人は読んでみてもえぇと思うでぇ~!
実録ボクシング世界王者シリーズ