トリプルタイトルマッチ関連記事 - らんぶるライフ　はてな版

被災者の皆さんが帰ってくるのは明るい日本キャンペーン

ワールドプレミアムボクシング　トリプル世界戦　▽ＷＢＣ世界フェザー級タイトルマッチ１２回戦　王者・長谷川穂積―同級１位・ジョニー・ゴンサレス（８日・神戸ワールド記念ホール）ＷＢＣ世界フェザー級王者・長谷川穂積（３０）＝真正＝が１日、神戸市内の所属ジムで試合前最後となる４ラウンドのスパーリングを行った。

　試合まで残り１週間。軽やかなステップを披露し、順調な仕上がりをアピール。「予定通り。フェザー級での初戦で手探りだった前回に比べると調整にも余裕がある。後は体重を落とすだけ」と長谷川。トータル１５０ラウンドにも及んだスパーを打ち上げ、充実の表情で振り返った。

　真正ジムが製作した東日本大震災のチャリティーＴシャツ＝写真＝も完成。「がんばろう日本　がんばろう東北」というメッセージと、王者のサインが入ったもので、１枚１５００円。２日のリアルスピリッツ（報知新聞社後援・神戸文化ホール）の会場から販売を開始。売り上げは全額被災地に寄付される。

＜ボクシング＞西岡とムニョスが練習公開　８日世界戦

　世界ボクシング評議会（ＷＢＣ）のトリプル世界戦（８日、神戸・ワールド記念ホール）で、６度目の防衛を目指すスーパーバンタム級王者、西岡利晃（帝拳）と、挑戦者で同級６位のマウリシオ・ムニョス（アルゼンチン）が１日、それぞれ練習を公開した。

　西岡は東京都内の所属ジムで、１階級上のフェザー級の選手と３ラウンドのスパーリング。ワンツーやノーモーションの左ストレートを放つなど軽快な動きを見せ、「ＫＯはいつも通り狙っていないが、チャンスがあれば仕留めたい」と語った。ムニョスは神戸市内の真正ジムで調整。「減量もパーフェクト。人々が満足する試合をしたい」と意気込んだ

粟生、帝拳同期・下田の雑草魂受け取った！…ＷＢＣ世界Ｓフェザー級戦

気合の入った表情でミット打ちをするＷＢＣ世界スーパーフェザー級王者・粟生　◆報知新聞社後援　ワールドプレミアムボクシング　トリプル世界戦　▽ＷＢＣ世界スーパーフェザー級タイトルマッチ　王者・粟生隆寛―同級３位・ウンベルト・グチェレス（８日・神戸ワールド記念ホール）　スーパーフェザー級王者・粟生隆寛が同期王者から「勝利のバトン」を託された。２日、東京・神楽坂の帝拳ジムで練習を公開。今年１月に王座奪取に成功した同門のＷＢＡ世界スーパーバンタム級王者・下田昭文（２６）のエールを受け、初防衛へ奮起した。また、被災地に向け、思いを込めたメッセージを送った。挑戦者のグチェレスも神戸市で公開練習を行った。

　多くの言葉はいらない。もう分かっている。東京での練習を打ち上げた粟生が練習を中断し、駆け寄ってきた下田とガッチリと肩を組む。「下田は帝拳で今年初めの世界戦でいい口火を切ってくれた。今度は僕の番」。誰よりも勝利を願う仲間の思いに表情はグッと引き締まった。

　元高校６冠のエリートの粟生と「雑草」の下田は同い年でジムも同期入門。同時期に日本王者に輝き、競い合うように互いを高め合ってきた。昨年１１月に２階級制覇を達成した粟生に下田が発奮。まるでバトンをつなぐかのように今年１月の王座奪取に成功した。

練習中、同門のＷＢＡ世界スーパーバンタム級王者・下田に声をかけられる粟生（右）　２階級王者は「２人で『同じ王者として帝拳ジムを、ボクシング界を引っ張っていこう』と熱い話をするようになった」と明かした。

　鬼門の初防衛戦に“挑戦”する。初タイトルとなったＷＢＣ世界フェザー級王座はＶ１戦で失った。この日公開した３回のスパーリングでは丁寧なボディー攻撃を披露。「今回は初防衛戦をしっかり意識して臨む」と勝ちに徹する。トリプル世界戦の先陣を切る。「目立つ試合をして盛り上げたい」と気負いはなし。「僕が勝って（先輩王者の）西岡（利晃）さんにバトンを渡したい」と念願の初防衛を果たすとともに帝拳ジムの団結力を見せるつもりだ。