オイラとカシアス内藤
リッキーのスパーを見に行ったとき、正直,jジムの会長がわざわざ来ると思っていなかった(津田会長はそういう会長だった)のでカシアス内藤会長に会えるとは思ってなかった。
まぁいつかは関根さんがカシアスジムにいるときにジムにお邪魔させてもらおうと思ってたんでその時にお会いしたいと思ってましたが。
ところが、スパーが始まるのを持ってるとカシアス内藤会長が!
写真撮ってもらいましたぁ!
癌を患ってらっしゃるというのは知ってましたが元気そうに見えました。
昔ツダジムで井岡弘樹さんのトレーナーを内藤会長がしていた時にお会いしたことなどを少し話させて頂きました。
当時から本当に優しくってオイラは大好きでした、教えてもらったわけじゃないけど話してると本当に暖かい人柄が伝わってくるんです。
会ってから20年たっててさすがに年を取っておじいちゃん(失礼)になってましたが、格好良かった。
リッキーも雰囲気ありますが、格好良さではまだまだお父さんの方が上ですなぁ~(笑)
では内藤会長の現役時代の経歴を。
戦績 39戦 27勝(13KO) 10敗 2分
インターハイに出場し高校チャンピオンになり、注目されてプロへ。
デビューは1ラウンドKO.
4戦目に6回戦昇格、5戦目に後の日本Jミドル級王者、加島雷三に判定勝ち。
6戦目に8回戦昇格。
8戦目に10回戦と順調に出世し注目を浴びる。
9戦目に日本王者の江藤義昭を判定で破る。
10,11,12戦は3連続KO勝ちで強さをアピール。
13戦目には元日本、東洋Jミドル級王者、日本ミドル級王者の南久雄に判定勝ち。
タイ人にKO勝ちで勢いをつけ日本ミドル級王者、赤坂義昭に挑戦、8ラウンドKOで王座獲得。
初防衛戦は元日本ミドル級王者ベンケイ藤倉を4ラウンドKOで下す。
このあたりから徐々に勢いをなくしていくのだった…
2度目の防衛戦は後の日本王者タートル岡部を判定で下す。
ノンタイトルで韓国人を判定に下した後、斎藤三郎を5ラウンドKOで下し3度目の防衛。
続く星野哲雄には引き分け防衛で日本王座V4。
勢いにのり、李今沢の持つ東洋王者に挑戦し判定で王座獲得、東洋王者に。
外国人とノンタイトル戦をはさみ敵地韓国で後の世界王者、柳済斗を相手に東洋の初防衛戦を行うが6ラウンドKOで敗れてしまう…
これからが転落の始まりであった。
中村一夫に8ラウンドKO勝ちで再起をし、柳済斗に借りを返すべく東洋王者に挑戦するも判定で敗れ王座獲得ならず…
返上してた日本王座を再獲得するために沖田健と戦い判定で勝利し再び日本王者に。
しかし初防衛戦でスチーブ・スミスに7ラウンドKO負けし再び無冠に…
再度、東洋タイトル挑戦で柳済斗三度目の対決をするも5ラウンドKO負け。
外国人に判定負けした後もう一度、柳済斗に挑戦し判定負け、柳済斗には4連敗を喫する…
4年後に復帰する、ここからが一瞬の夏の物語になるわけですな。
大戸健に5ラウンドKO勝ちで再起。
元東洋ジュニア・ミドル級王者、羽草勉に7ラウンドKO勝ちで再起2連勝を。
宿敵、柳済斗が世界王者獲得で返上した東洋タイトルを朴鍾八との決定戦で獲得するためにソウルに乗り込むも2ラウンドKOで敗北。
3か月後に鈴木直人に6ラウンドKO負けを喫し再び引退するのだった。
癌告知を受けるも、2005年に横浜市でE&Jカシアスジムをオープンし現在に至る。