らんぶるライフ はてな版

ボクシングの事書いてます

あるバカの幸せについての意見

 僕は、これまで人生の中で、

 <僕は幸せなんだ>

 なんて、心の底から思ったことはない。

 多分ほとんどの人もそうだろうけどね。

 だいたいそんな事思える心を持ってる奴は、本当に幸せなんだと思う。

 でもこんな僕だって、

 <あの頃は幸せだったな>

 て思うことはあるし、周りの奴らのグチなんかきいてると、自分は幸せなのかな?って思う事はある。

 でもそんなのは、

 <そういうことが幸せなんだよ>

 という、僕のような寂しい奴に対する他人の受け売りみたいなもので、やっぱり本当の幸せとは違うん

だと感じる。

 じゃあ何が幸せかって言う事になるけど、思いっきり月並みだけど、

 <あったかい家庭>

 見たいな事なんだ、僕にとっては。

 仕事から帰ってきたら奥さんと可愛い子供と、あったかいご飯みたいなやつだ。

 これは多分子供の頃からのTVやなんかの受け売りのモンなんだろうけど。

 その頃から、幸せというものはこういうものだと思っていたし、決めつけてもいた。

 でもこんなものは、ただの無い物ねだりだろうし、そういう生活してる人にとってみれば、作られたも

のだと思うだろうし。
 
 まぁ、後者の考えはそういう生活をしてみてわかることだから、僕はいまだに

 <あったかい家庭>

 生活に憧れているけど。

 幸せ事についてあれこれ考えてみて、あくまでも僕の考えなんだけども、やっぱ夢を追いかけてる時か

なって思う。

 なぜかって言えば、例えば漫画家になる夢を持ってる人が、夢をかなえたとたんに、締め切りおわれた

り、スランプになったりすることも考えられるし。

 もう一つ例をあげれば、子供の頃から、世界チャンピオンになる事だけを考えていたボクサーがいて、

世界チャンピオンになった瞬間、何もかもが無になってしまったという話もあるのだ。

 まぁ、現実を見せられたり、現実との対処に戸惑ったりするということなんだけど。

 それじゃ、夢をかなえた人は、皆もう幸せじゃないかというとそれはまた別。

 夢をかなえたという満足感と優越感がある間は、

 <俺は幸せなんだ>

 と思えるだろう。

 でもそれで満足する奴は、ドンドン幸せな生活から遠のいて行くと思う。

 幸せな生活を続けていくには、やはり夢を持ち続けること、すなわち新しい目標を持つことだ。

 まぁたいそうなこと書いてるけど、別に努力してるわけじゃないけど。

 だから幸せじゃないのかね?

 でも、夢とか努力みたいな事を書いたけど、何もしなくても幸せな生活を送っている人も世の中にはた

くさんいるんだろうな。

 それを言ッたらおしまいってか?

    <了>


   解説

 今読み返してホント恥ずかしい。

 途中何度もやめようと思ったけど打ち込んだのが無駄になるのとあの当時の自分に向き合うのも意味が

あると思えたので恥をさらす事にした。

 なんか中学生みたいなこと言うてるよな。

 当時もう25歳は行ってたと思う。

 今もガキっぽいけど、当時はホント青臭いなぁ。

 それと相当すねてるし。

 確かに女に振られてばっかりでひねくれてたし、寂しかったんやろうけど・・・

 今は、子供はまだやけど、結婚もして、声を大にして

 「俺は幸せだ」

 と言えますが、当時のオイラはホント寂しい思いをしてたからなぁ・・・

 それと、人生の充実感と幸せを混合してますな。

 若い頃はなかなか充実してたのにやっぱりそれだけじゃ満足出来んかったから不幸せに感じたんやろ

な。

 過去の自分と向き合うのって意外とおもしろいですな。

 自分では考え方とかにブレはないと思ってたけど結構考え方がかわってますわ。

 10年後に今書いてるブログを読んでどう思うかが楽しみになってきた。

 ちなみに、文章の中に出てくる世界チャンピオンとは浜田剛史さんですわ。

 佐瀬稔 作の「挫折と栄光」という本に詳しいことが書いてありますが、絶版で希少価値がついてヤフ

オクでもなかなか出品されないし、アマゾンでもプレミアがついて高い。

 しかし読む価値ありとだけは言っておこう!