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パウンド・フォー・パウンドを考える


 井上尚弥がパウンド・フォーパウンドランキングで上位にはいったらしいですなぁ~

 井上尚弥がリング誌のパウンド・フォー・パウンドランキング4位に

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 アメリカのボクシング専門誌、バイブルと呼ばれる歴史ある「リング誌」のパウンド・フォーパウンドのランキングで井上尚弥選手が4位に選ばれた。

 パウンド・フォーパウンド(以下PFP)って言うのはもし同一階級で闘えばだれが強いのかって言われてますよね?
 で、自分の様な漫画オタクはドラえもんに頼んでスモールライトでタイソンとリカルド・ロペスを同じ大きさにして戦わせてる姿を想像するわけですよ(笑)
 でも、実際考えてみてください、タイソンはめちゃくちゃ速いけどそれはヘビー級での話であって通用しても中量級までの様な気がします。
 でも、パンチ力って体重に合わせて強くなるし耐久力もそうだと思うんでスピードを持ち込める軽量級の方が強くなるような気がします。
 それと体重あわせると体格的に横幅があると背を低くしないと体重が同じにならないんでリーチとか損しちゃうんですよね…
 そんな事考えてるうちPFPが体重同一だと考えてって言う事がばからしくなってきた…
 だから自分はPFPなんでお遊びだって書いたらコメントで批判されたんですが、実際、リングで闘ってるボクサーにとって戦わない相手との対決をとりだたされることに対してどう思うのか?ってことです。
 メイウェザーみたいにプライドが高いボクサーならPVPで「なんで俺がアイツ程度より低いんだ!」って怒るかもしれませんが普通のボクサーなら入ったことに喜びは感じてもそこに絶対的なプライドは感じないと思うんですよ。
 「俺はPFP一位なんだぜ!」
 なんて実際にいうボクサーは自己顕示欲が強いだけでちょっとうざい(笑)
 世界王者になるようなボクサーはみんあ自己顕示欲が強くてプライドも高いと思いますが自分のテリトリー以外の所まで食いついていくのは異常です…

 昔、まだフロイド・メィウェザーがSフェザーかライトで闘ってた頃だと思うんですがやたらとデラ・ホーヤに噛みついていた。
 「あの程度の選手がスターとしてちやほやされてどうのこうの・・・」
 みたいな内容だったんですが当時、デラはウェルターぐらいだったんで自分はメイ、何言ってんだ?って思ったもんです。
 でもだいぶとしてかあですがメイはしっかり体重を上げて直接対決をして勝ってます(判定には賛否ありますが)。
 スターとしてもメイは一度引退した後にプロレス参戦して自分の魅せ方を学び悪役として売り出してデラ以上のスターとなり稼いだファイトマネーもデラを凌駕するに至ったはずです(ファイトマネーにあまり興味ないんで調べてませんが貨幣価値の変異とか色いろあるけどたぶん総所得で上廻ってると思う)。

 話がずれましたが、言いたかったのはメイは自分のテリトリー外のデラに食いついたけどしっかり向うのテリトリーまで行って勝ったという事です。
 そういう事を元々視野に入れていた言動だったのかはわかりませんが本当のプライドというのはそういうモノだと思います。
 それと山中選手がPFPに入った時にインタビューで
 「関係ない、バンタム級で最強が大事」みたいな事言ってました。

 要するにPFPはファンが楽しむものです。
 そこに選手はプライドを持つことはあまりないと思います。

 後、PFPの概念はリング誌の創設者、ナット・フラッシャーが提案したらしいものなのでPVPランキングで一番権威があるランキングはリング誌のものだと自分は思ってますが、ボクシングマガジンでも昔から読んでる読者にはわかると思うんですが編集長が変わると雑誌の方向性、編集方針も変わっていくのでナット・フラッシャー亡き後のリング誌のPFPランキングにそれだけの権威があるかないかは個人の見解によるでしょうね…

 PFPは実際は同体重での対決云々で考えると本当におかしくなるんですが評価規定を色々と定めて数値化して比べる方法とかで評価してるんではないかと考えてます。
 白井義男さんを教えていたアルビン・カーン博士は白井さんを納得させるために
 「ヨシオ、君はパンチがあるから5、相手はパンチがないから3、スピードはヨシオが4で相手は3、スタミナはヨシオは年齢があるから3で相手は若いから5だ、でも総合だとヨシオは5+4+3=12、相手は3+3+5=11でヨシオの勝ちだ」
 という風に白井さんに自信を持たせるために暗示にかけるために使ってた評価方法みたいにPFPのランキング評作ってたりして(笑)