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ちばてつや氏「ジョーの死は一切考えていない」


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ちばてつや氏「ジョーの死は一切考えていない」 最終回秘話を明かす


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あしたのジョー」「のたり松太郎」などで知られる漫画家、ちばてつや氏(78)が27日、TBSラジオ「伊集院光とらじおと」(月~木曜前8・30)に出演。マンガ「あしたのジョー」最終回にまつわる裏話を明かした。

 「あしたのジョー」最終回では、試合を終えたジョーが“真っ白に燃え尽きる”描写が有名だが、ちば氏は原作者の梶原一騎氏から届いたシナリオは違うものだったと明かした。

 ちば氏は、パンチドランカーになったジョーが日なたぼっこをしており、白木葉子が少し離れたベランダからじっと見ているというものだったと説明。「それもいい絵なんです。僕も別の絵で描いていますけど、マンガではラストシーンは変えました」と語った。

 結末を変更した理由について「梶原さんは大人だから、大人の文章で来るわけですよね。それを私は(週刊)少年マガジンだから、子どもたちが読んでも分かるように料理をした」と説明した。

 番組MCを務めるタレント、伊集院光(50)は、ちば氏が描いた最終回について、「ジョーは死んでいるかもしれない」と解釈を読者に委ねているのではないかと指摘した。ちば氏は「描いてるときは、死んでるとか生きてるとか、何も考えていない」と振り返り、「全部力を出し尽くして何も残っていない。そこで満足しているジョーの姿。ああ、俺はやったぞっていう感じで力がスーッと抜けていくという姿を描いたわけで。死んでたら笑えないと思うんですよ。膝に肘を乗せて、もたれてますけど、あれも(死んでいたら)崩れてしまうと思うので、だから私は死を一切考えていないです」と断言した。

 ただ、ちば氏も最終回の絵をときどき見ると明かし、「私がうんと元気なときは、『ジョーはまだ生きてる、これから元気に立ち上がって明日がある!』と思えるんですけど、自分がうんと疲れていてへとへとなときに見ると、『もしかしてジョー死んじゃったのかな』って思うんですよ。自分でも見るときによって感じ方が違うので、不思議な絵を描いたなと思いました」と語った。


 これ、かな~~~り前の記事なんですがいつか記事にしようと思って残してたんですがもう何年もたってしまった(笑)
 前はちばてつやはジョーの生死は読者にゆだねるとい風な言い方をしてましたが、ここ何年かではっきり生きてるという言い方をするようになりました。
 まぁ、原作者の梶原一騎が書いたラストもジョーは死んでないし梶原の弟の真樹日佐夫も死んでないと言ってました。
 でも、未だに読者で死んでた説を推す人は多いんです。
 自分は昔は死んでた派でしたが今は生きてる派なんですが、正直どちらでもその人が思った方で良いと思います。
 こういう言い方をすれば元も子もないんですが漫画にあまりリアリティを求めすぎるのはナンセンスです。
 医学的な見地で死んだ人間は笑わないとかあぁいう風に座ってられないとかを検証する本も出ましたがそういうのはあくまでもお遊び感覚で楽しむものでだから「絶対ジョーはしんでないんだ!」って声高に宣言するようなものではないと思う。
 リアリティ言い出したらハリマオのロープ使って打つの反則ですから(笑)
 まぁそれ以前にできないと思いますし…

 ただ、ちばてつやが生きてた説を口に出すようになったことを批判するつもりもありません。
 やっぱり作者は漫画の創造主、間違った受け止め方をされるのをすごく嫌がる作者も多いですからね。
 まぁちばてつやは間違いどうこうではなく”あした”というテーマを掲げた作品があしたもなく終わった形になるのが嫌なのかもしれません。
 
 生きてた派の人でジョーのその後を考えるとボクシングトレーナーというのが多いと思うんですが、梶原一騎の原作では完全にパンチドランカーぽくて白木葉子に養われてる感じですが、カーロスと二人で白木邸を抜け出して放浪、西成あたりで日雇いやってる感じが漫画内のリアリティじゃないでしょうか?(笑)