ＷＢＯミドル級暫定王者逮捕で王座はく奪も…村田諒太の今後の戦略にも影響か

ＷＢＯ（世界ボクシング機構）は８日（日本時間９日）、ＷＢＯ世界ミドル級暫定王者のアフタンディル・クルツィゼ（３８）＝ジョージア＝に対し、７月８日に英国で予定していた同級正規王者ビリー・ジョー・サンダース（２７）＝英国＝との王座統一戦を中止したことへの明確な説明がない場合、保持する暫定王座をはく奪すると通告した。
　英ＢＢＣなどによると、米国・ニューヨークを拠点とするクルツィゼは当地で逮捕された国際組織犯罪集団３３人に含まれていた。そのため渡航が禁止され、サンダースとの試合は延期が発表された。
　ＷＢＯはチャンピオンシップ委員会のルイス・バチスタ・サラス委員長名義で、８日付でクルツィゼに書面を通知。試合の中止と逮捕されたことについて５日以内に明確な説明がない場合は暫定王座をはく奪するとした。
　試合は７月８日にロンドンのカッパー・ボックスで計画されていた。ここで注目されるのが、思いもよらぬかたちで指名試合が流れてしまったサンダースの次戦だ。
　同級のランキングは、１位にサウル“カネロ”アルバレス（メキシコ）、２位にデビッド・レミュー（カナダ）、３位に村田諒太（帝拳）と続く。１位のアルバレスは９月１６日に３団体統一王者のゲンナジー・ゴロフキン（カザフスタン）との試合が決まっている。現役続行を表明した村田は、最上位に近い位置にランクされており、不可解な判定を下されたＷＢＡよりも、他団体に照準を変更する可能性もある。

　再起宣言もした村田選手、村田選手自身ではなく村田選手のいるミドル級で動きがあったようですなぁ。

　カネロと決まる前にGGGが対戦を希望していたWBO王者のビリー・ジョー・サンダース。

　結局条件面で折り合わなくて結局4団体統一戦はなくなってしまった。

　村田選手の標的になるんではと注目されていたサンダースでしたがアフタンディル・クルツィゼというWBOの暫定王者との統一戦が優先されました。

　しかし、そのアフタンディル・クルツィゼが逮捕されたことによってこの統一戦がなくなってしまった。

　これによって暫定王座は消滅すると思うんですが上にも書いてる通りレミューか村田選手がサンダースに挑戦する可能性が出てきました。

　WBOはIBFの様に指名挑戦者決定戦を行わないと思うんでレミューと村田選手のどちらかが交渉によってえらばれる可能性が高い。

　レミューは元王者で名前も売れてるからファイトマネーも高い代わりに興行としてもおいしい。

　でも、村田選手は今回のエンダム戦で少し名前も売れてある程度の実力を示したけどまだまだレミューと比べて実力、評価は確定していない。

　ネックはサンダースが地元開催にこだわるであろうという事ですなぁ。

　いくら一度失敗したとはいえ村田選手は日本のヒーロー、絶対戴冠試合は日本で行われてほしい。

　帝拳はWBCに太いパイプを持つんでカネロVSGGG戦で防衛戦が行われないからと暫定王者の決定戦を村田が行うという可能性もあるのでは？

　まぁそうなると批判も多いしせっかく日本のほとんどが村田選手の味方になったのに又アンチが増えるんでやめておいた方がえぇかも。

　サンダース、日本に呼べればいいんですがね…