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アブネル・マレスVSフェルナンド・モンティエル決定


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元世界王者対決、マレスvsモンティエルが決定

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米国コネチカット州で3月12日に開催されるプレミア・ボクシング・チャンピオンズ、WBA世界ウェルター級王者キース・サーマン(米)vs元IBF王者ショーン・ポーター(米)の前座で、アブネル・マレス(メキシコ=米、写真左)とフェルナンド・モンティエル(メキシコ、写真右)の元世界王者対決が決定した。試合の模様は米4大ネットワークのCBSが全米に中継する。
 元3階級制覇王者のマレスは2013年8月、同胞のジョニー・ゴンサレスにまさかの初回負けを喫してWBC世界フェザー級王座から陥落。昨年8月にレオ・サンタクルス(メキシコ=米)とWBAフェザー級スーパー王座をかけて争い、判定負けに終わった。
 一方、元2階級制覇王者のモンティエルは昨年10月、IBF世界フェザー級王者リー・セルビー(英)に挑戦。11年にノニト・ドネア(比)に衝撃のKO負けを喫して以来の世界タイトルマッチとなったが、大差判定負けで3階級制覇達成はならなかった。
 実績のある元世界王者対決となったが、36歳のモンティエルにとっては再浮上をかけたラストチャンスか。30歳のマレスも下り坂に入った印象があり、生き残りをかけたサバイバルマッチと位置付けられそうだ。

 モンテイエルとマレスのサバイバルマッチが決まりましたなぁ。
 モンティエルはやっとたどり着いた4階級制覇のチャンスを判定でのがしてからの再起、マレスはサンタクルスとのフェザー級スーパー王者決定戦で敗れてからの再起となります。
 モンティエルはドネアに負けてからパッとしなくなっちゃたんですががんばってほしいです。
 
            それでは以前書いた両者の戦績に最近の試合を加えて紹介します。

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                      フェルナンド・モンティエル(メキシコ)

元WBO,フライ、スーパーフライ級チャンピオンでWBO.WBC統一バンダム級チャンピオンになった三階級制覇王者。
 戦績 61戦 54勝(39KO)5敗 2NC
 ニックネームのコチュリートは狼の意。
 デビューから20戦目にイシドロ・ガルシアの持つWBOフライ級王座に挑戦、これを7ラウンドKOで奪う。
 このタイトルは三度防衛。
 ペドロ・アルカサールのWBOスーパーフライ級王座に挑戦し6ラウンドTKOで切って落とし王座獲得、二階級制覇を達成する。
 このタイトルは一度防衛した後、ノンタイトルをはさみ2度目の防衛戦で元IBFフライ、スーパーフライ級王者マーク・ジョンソンに判定で奪われてしまう。
 その後はノンタイトル戦を3連続KOでで飾りマーク・ジョンソンからタイトルを奪ったイバン・ヘルナンデス(西岡の二度目の防衛戦の相手)に挑戦。
 これを7ラウンドKOで勝利しWBOスーパーフライ級王座に返り咲く。
 このタイトルを判定で2度防衛した後、ジョニー・ゴンザレス(西岡の初防衛戦の相手)の持つWBOバンタム級王座に挑戦。
 これは判定負けに終わってしまうが、スーパーフライ級の王座は7度まで防衛する。
 この7度の防衛の中には元スーパーフライ級王者マーティン・カスティーヨ(A・ムニョスからタイトルを奪い、石原康英の挑戦を退けた王者)を4ラウンドKOしたものも含まれる(6度目の防衛戦)。
 一度、ノンタイトル戦をした後このタイトルを返上し、WBOバンダム級の王座をディエゴ・オスカー・シルバとの王座決定戦に3ラウンドKOで勝利し獲得、三階級制覇を達成する。
 アレハンドロ・バルデスを相手に不運な3ラウンドノーコンテンスをはさんで、シソ・モラレスと防衛戦を行い、これを1ラウンドで下し、初防衛。
 長谷川穂積とWBC、WBOバンタム級統一戦を行いこれを4ラウンドTKOで終わらせ王座統一。
 ラファエル・コンセプションを3ラウンドに仕留め統一王座を防衛、ノンタイトルをはさんで同じくフライ級から上げてきたフィリピンの閃光、ノニト・ドネアと対戦、2ラウンドTKOで敗れ頭蓋骨陥没までしてしまう。
 元暫定WBAバンタム級王者ネオマール・セルメニョを3ラウンド終了TKOで破り再起。
 アルバロ・ペレスを3ラウンドで仕留め再起2戦目も勝利し調子を上げたかに見えたが後にWBCスーパーバンタム級王者となるビクター・テラサスとWBCシルバー王者決定戦を争い判定負けを喫してしまう…
 アンキー・アンコタを9ラウンドTKOで破り再起、アルツロ・サントス・レイジェスを判定で破り再起三戦目にはジョバンニ・カロと対戦してWBCの/USNBC-Sなる王座を獲得(笑)
 ジャデレス・バドゥアを3回、ヘスス・リオスを初回KO、セルシオ・プエントを判定、ロげリオ・ジュン・ドリゲスを判定と白星を重ねIBFフェザー級王者、リー・セルビー(英)に挑戦するも判定負けし4階級制覇に失敗。
 この試合が再起戦になる。


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                    アブネル・マレス(メキシコ)

        元IBFバンタム級WBCスーパー・バンタム級WBCフェザー級王者
                             アマ戦績 112勝 8敗
                              プロ戦績 32戦 29勝(15KO) 2敗 1分

 アマ時代にファン・マニエル・ロペスを破っているがギジェルモ・リゴンドーには負けている。
 2ラウンドTKOでアメリカでデビュー、そのまま連勝を続け、14戦目にNABO北米バンタム級タイトルマッチでイシドロ・ガルシアを7RでTKOし北米王者に。
 このタイトルを2度防衛した後、IBFバンタム級王者、ヨニー・ペレスに挑戦するも引き分けで終わり世界初挑戦は失敗に終わる…
 その後、バンタム級版のスーパー6、バンタムスーパー4で、ビック・ダルチニアン、ヨニー・ペレス、ジョセフ・アグベコとのトーナメントに出場。
 一回戦でダルチニアンに判定勝ちし、IBOタイトルとWBCシルバー王者を獲得。
 決勝でジョセフ・アグベコを判定で下しスーパー4優勝とともにIBFバンタム級王座を手にするのであった。
 IBFの指令でアグベコとダイレクトリマッチをし、判定で返り討ち、このタイトルは返上する。
 西岡利晃の名誉王者昇格でWBCスーパー・バンタム級王座が空位となりその決定戦に出場、エリック・モレルとキャッチウェイトで対戦し判定勝ち、二階級制覇を達成。
 初防衛はWBAバンタム級スーパー王者のアンセル・モレノと対戦、判定で退けてモレノの二階級制覇を阻止。
 この時期ドネアとの対戦を希望していたがプロモーターの関係で実現できず…
 フェザー級にあげて3階級制覇路線に変更。
 WBCフェザー級王者、ダニエル・ポンセ・デ・レオンに挑戦し9ラウンドTKOでで勝利し3階級制覇を達成する。
 このタイトルの初防衛戦でデ・レオンに負けて王座滑落していたジョニ・ゴンと対戦。
 まさかの1ラウンドKO負けではつくろぼしとともに王座を失うのであった…
 この試合はダイレクトリマッが組まれたのだがマレスの怪我で中止に、そのまま組まれることはなくジョニ・ゴンが王座を失った。
 マレスは佐伯市、ジョナサン・オケンド(判定)、ホセ・ラミレス(5ラウンドKO),アルトゥロ・サントス・レイジェス(判定)に三連勝。
 レオ・サンタクルスWBAフェザー級スーパー王者決定戦を行うも判定負けし、フェザー級王者への復帰を拒まれるとともに自身二つ目の黒星を喫する…
 この試合が復帰戦となる。