WBCライト・フライ級タイトルマッチ、ゲバラ、木村戦績
挑戦者木村悠が計量パス「必ずベルト持ち帰る」
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プロボクシングのWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ(28日、ゼビオアリーナ仙台)の調印式と前日計量が27日、仙台市内のホテルで行われた。
王者ペドロ・ゲバラ(メキシコ)はリミットの48・9キロ、挑戦者の同級3位木村悠(32=帝拳)は48・7キロでそれぞれ1回でパスした。世界初挑戦の木村は「インテリジェンスな王者だが、それに負けないように戦略を立てて挑みたい。必ずベルトを持ち帰る」と王座奪取に闘志を燃やした。3度目の防衛戦となるゲバラは「王者としての試合を見せる。文句のない勝利で防衛する」と話した。
本日、Wタイトルマッチですが地上波では放送はなくWOWOWでの放送ですなぁ。
では両者の戦績を。
WBC、ライト・フライ級王者 ペドロ・ゲバラ(メキシコ)
戦績 28戦 26勝(17KO) 1敗 1分
2ラウンドTKOでデビュー。
4戦目で6回戦、8戦目で8回戦、11戦目で10回戦と順調に勝ち進む。
14戦目にWBCシルバータイトル決定戦に出場し3ラウンドKOで勝利し戴冠。
15戦目はシルバー王者の防衛戦だったが、相手がのちのIBFミニマム級王者マリオ・ロドリゲスだったこともあり引き分けまで粘られる。
16戦目にNABF北米タイトル決定戦に出所7ラウンドTKOで勝利し北米王者に。
17戦目に北米タイトルを相手の棄権で5ラウンドで終わらせ初防衛。
19戦目にもこのタイトルを判定で守っている。
20戦目IBFライト・フライ級王者ジョンリル・カシメロに挑戦、しかしこの挑戦は判定負けにより世界初挑戦は失敗に終わる…
しかし再起戦でWBCシルバー王者の決定戦をラウル・ガルシアと争い判定勝ちし再びこのタイトルを手に入れる。
このタイトルの初防衛戦はかつて引き分けたマリオ・ロドリゲス。
このライバル対決を判定で制して初防衛。
そして、26戦目八重樫東とWBCライト・フライ級タイトル決定戦を争い7ラウンドボディで仕留め世界王者に。
リチャード・クラベラスを1ラウンドKOで初防衛。
カニガン・ロペスを判定で下し二度目の防衛を果たしたのが最新試合。
戦績 20戦 17勝(3KO) 2敗 1分
高校時代にインターハイ3位、国体2位の実績を上げ、法政大学に進学。
大学1年次に全日本大会で優勝を果たす。
大学卒業後、後輩の粟生が所属する帝拳ジムに入門。
デビューは6回戦で相手はタイ人、2ラウンドTKOで初陣を飾る。
三戦目に引き分けるも4戦目に8回戦に。
6戦目にのちの世界挑戦者で日本王者の小野心と対戦するも5ラウンド負傷判定負けで初黒星を喫する…
しかし、7,8,9,10戦目は8回戦ですべて判定勝利と調子を上げる。
11戦目最強小浦君トーナメント準決勝戦で勝利。
しかし12戦目に決勝戦でのちの世界王者田口良一に敗れトーナメント優勝ならず…
13,14,15戦と3連勝し16戦目に堀川謙一との日本王者決定戦に出場、2-1の判定ながら勝利し日本王者に。
三度目の防衛戦はチーム10カウントの山口隼人を8ラウンドTKOで下した。