WBCミドル級タイトルマッチ ミゲル・コットVSダニエル・ギール(結果あり)
ニューヨークのバークレイズ・センターで6日(日本時間7日)挙行されたWBC世界ミドル級タイトルマッチは、王者ミゲール・コット(プエルトリコ)が4回1分28秒、挑戦者の元IBF王者ダニエル・ゲール(豪州)にTKO勝ち。昨年セルヒオ・マルティネス(アルゼンチン)から奪ったベルトの初防衛を果たした。
契約ウェイト157ポンドをクリアしたゲールは、この日10キロ半増量。4階級制覇王者コットはスピードとシャープさで上回り初回から左ブローを痛打して先制する。その後もコットの左が支配。3回には右ストレートから左右ボディー打ちなどでワンサイドに進める。そして4回、王者の左カウンターでゲールはロープ際にもんどり打ってダウン。辛うじて続行に応じたが、コットの追撃連打を食らい崩れ落ちる。起き上がったが、レフェリーの問いに首を振り、ストップがかかった。
スペクタクルな勝利を飾ったコットは、4週間前ジェームズ・カークランド(米)を沈めたサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)との対決が注目される。「(カネロは)私のキャリアで44戦目の相手として特別こだわりはない。でもファンを筆頭に誰もが実現を望めば、やるしかない」と前向きな発言。このプエルトリコvsメキシコ対決は今秋、日の目を見る機運が高まっている。
また会場で観戦したWBA王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)にも言及。「ゴロフキンはWBCの指名挑戦者でもあるから、もちろん我々は対戦する必要がある。でも順番は最初がカネロで、ゴロフキンはおそらく来年になるだろう」と強調した。
コットの圧勝ですか…
正直、コットはミドル級王者としてはどうなんでしょうか?
同じ下から上げてきてミドル級王者になったデラ・ホーヤと比べたら、戴冠試合でやっとこさWBO王者のシュトルムに勝って初防衛戦でWBA,WBC,IBF統一王者だったホプキンスにKOされたデラよりかは評価はできるとは思います。
なんせ、現代ミドル級最強とは言いませんがかなり強く評価もされているセルヒオ”マラビージャ”マルチネスに勝ってるんやから。
で、初防衛戦も圧勝。
しかし、この初防衛戦はキャッチウェイト…
ミドル級タイトルマッチなのにミドル級を下回る体重での契約での対戦でした。
まぁ、挑戦者はタイトルマッチしたいし、コットのようなスターとやれば注目度もファイトマネーも違うでしょうから無理してでも落としますわな…
げーるの惨敗の要因がこの契約ウェイトのせいだと決めつけるわけにもいきませんが影響は少なからずあった可能性もあるんじゃないでしょうか?
Sウェルター~上げてくるんならまたキャッチウェイトでの対戦になる可能性もありですな。
まぁ、ちゃんとしたミドルウェイトのマラビージャに勝ってるんですから正式な王者なんですが、ミドルの選手を無理やりきつい減量で弱らせての防衛戦を続けてたら本当のミドル級王者とは言えないんじゃないでしょうか?
まぁカネロは下から上げるので弱らないんですが。
カネロに勝ったらGGGとやるんでしょうか?
やったら間違いなくKOされると思うんですが…
まだカネロVSGGGの方がカードとしては面白いと思うんでカネロに勝ってほしいです。(別にコットが嫌いなわけではない)
動画、見れたんで試合の感想を。
ゲールの試合見たことないんで何ともいえませんがコットの軽快さに比べて動きが鈍い。
減量の影響かミドル級ボクサーと下から上がってきたボクサーとの差なのか、何ともいえませんが、やたらコットのフットワークが軽やかに映るな。
正直危ういところもなくまんまコットの圧勝でした、マラビージャ戦といいこの試合と言いコットの爆発力は健在どころか増量でアップしたのかっていう感じでした。