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下田、五十嵐、帝拳の元世界王者二人が再起戦


五十嵐俊幸はアリエザに3-0判定勝ち

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WBC世界フライ級チャンピオンで世界2階級制覇を狙う五十嵐俊幸帝拳)が6日、東京・後楽園ホールのメインイベントに登場。フィリピン・フライ級4位のレネリオ・アリザラとのS・フライ級10回戦に3-0判定勝ち。スコアは97-94、97-93、99-92だった。
 ここ2試合が負傷判定勝ちだった五十嵐は「しっかりした勝利」を第一目標に掲げてリングに上がった。しかし序盤ペースを握ったのは3週間前に急きょ代役出場が決まったアリザラ。上背はないがリーチのあり、スピードも感じさせるアリザラは伸びのある右ストレートが効果的。五十嵐はこれを何度か被弾してしまい、2回にはパンチをもらって左目上部をカットした。
 五十嵐は4回に左ストレートを叩き込んで反撃開始。ここからアリザラの右ストレート、左フックを被弾するが、体格差を生かして距離を詰めて勝負。左ボディブローからアッパーを決めてアリザラを後退させた。ペースをつかんだかに見えた五十嵐だが、6回はアリザラの右、左フックを食らって再び雲行きが怪しくなる。
 五十嵐は7回に再び前に出て立て直し、8回にはKOを狙ってラッシュを敢行。アリザラは足元をふらつかせるが、機を見て五十嵐にクリーンヒットを決めるので気が抜けない。五十嵐は最終回もKOを狙ってアリザラをダウン寸前まで追い込んだが、最後までカウンターを被弾し続ける不安定な戦いぶりだった。五十嵐は21勝11KO2敗1分。アリザラは12勝5KO2敗1分。

 五十嵐選手、不安定な戦いぶりだったようですな…
 帝拳の興行力で世界戦にたどり着ける可能性もあるんですがこのままだと二階級制覇は厳しいのかもしれません…
 どうにか調子を取り戻してほしいもんですな。

下田昭文が16か月ぶりに復活、関豪介に判定勝ち

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第538回ダイナミックグローブが6日、東京・後楽園ホールで行われ、元WBA世界S・バンタム級王者の下田昭文帝拳)が昨年2月、マルビン・ソンソナ(フィリピン)にKO負けして以来となるリングで日本フェザー級7位の関豪介(角海老宝石)と対戦。3-0判定勝ちで再起に成功した。スコアは78-75×2、78-74。
 サウスポーの関は独特のリズムを持つファイターだが、同じくサウスポーの下田がペースを乱すことはなかった。持ち前のスピードとカバーリングで有効打を許さず、攻めては上下の打ち分けと左ストレートでポイントを奪取。3回には接近戦で右のカウンターを決めて関をグラつかせた。
 一方、スタミナが自慢の関は中盤に執拗なボディ攻めで下田に迫った。6回には左をヒットさせるなどして攻勢をアピール。しかし下田は打撃戦に応じる場面もありながら、この日は最後まで冷静。文句なしの判定勝ちで1年4ヵ月ぶりの試合に勝利した。
「もっと上を目指してしっかり練習したい」と再び世界を目指す決意をファンにアピールした下田は29勝12KO4敗2分。気迫のファイトで拍手を浴びた関は16勝3KO2敗2分。

 下田選手は良かったようですな。
 ソンソナにやられたときは本当に調子悪かったようですが、そういう言い訳は通用しない厳しい世界。
 一年4か月ぶりの復活で危ないところは見せられない、慎重に勝利をつかみ取ったというところでしょうか。
 下田選手、帝拳の割に厳しいマッチメークが多いようですが、タフに生き残って復活してほしいです。