らんぶるライフ はてな版

ボクシングの事書いてます

健さん、逝く…

 
 

高倉健さん死去 83歳、10日に悪性リンパ腫

イメージ 1

映画俳優の高倉健(たかくら・けん、本名・小田剛一)さんが、死去していたことが18日分かった。10日午前3時49分、悪性リンパ腫のため東京都内の病院で死去した。83歳。福岡県出身。
 31年に福岡県に生まれ、大学進学のために上京。55年、東映ニューフェイス2期生として入社した。演技経験などは全くなかったが、翌56年に映画「電光空手打ち」で主演デビューした。
 映画スターとしての地位を確立したのは、60年代に入って出演するようになった仁侠映画だった。「網走番外地」「日本侠客伝」「昭和残侠伝」などがシリーズ化され、大ヒット。映画ファンは「健さん」と親しみを込めて呼ぶようになった。
 テレビドラマなどにはほとんど出演せず、自らを「映画俳優」と呼ぶほど。生涯の映画出演作は205本に及ぶ。最後の作品は、12年秋に公開された「あなたへ」(降旗康男監督)。田中裕子(59)が演じた亡き妻の面影をたどり、富山から九州まで自らハンドルを握り、旅をする刑務官を演じ、同年の報知映画賞主演男優賞を受賞した。

 高倉健が亡くなった。
 世代的に言うとオイラは高倉健世代ではない、周りにも健さんの大ファンという人はいなかった。
 オイラの親父も高倉健よりも鶴田浩二が好きやったと言ってた記憶がある。
 オイラは健さんの良いって言われてる作品は正直全部観てない…
 網走番外地シリーズはチラリとも観てないし、八甲田山、夜叉、どころか幸福の黄色いハンカチすら観てないのだ。
 オイラが観たことあるのはブラック・レイン、ミスター・ベースボール(中日の監督役のハリウッド映画)、鉄道員ぐらいなんでファンと言えるようなもんではない、でも好きやった。(勝新との共演作無宿はトビタ東映で観た)
 存在そのものの格好良さと言うんやろうか、役者って言うものの定義ととか何が良い役者でとかオイラはよくわからん、健さんは寡黙で過去を持つ役をよく演じてたというよりもそういう役しかほとんどやってないらしい。(もちろん例外はいくらでもある)
 デ・ニーロやダスティン・ホフマン、最近ではクリスチャン・ベールの様に肉体改造や研究で完全に別人や特殊な人を演じる役者も居るけど健さんは映画の中の健さんであり続けてきた。
 もちろん本当の健さんはもっとおしゃべりで楽しい人だったというのは知ってますが、観客の求める健さんを演じ切っていた。
 色々な役柄を演じ分ける役者も凄いことは凄いけど、健さんの様な存在は物凄く貴重で尊い存在やと思う。
 それこそが真のスターというものなんでしょうなぁ。
 昭和の時代がどんどん遠くなって行くと報道されてますが昭和云々じゃなく日本人のアイデンティティにかかわることかもしれない、そんな恐れを抱かせるぐらいに巨大ななにかを失った喪失感がオイラの中で産まれました…
 
 健さん、安らかにお眠りください…