本日、IBF,スーパーフライ級王座決定戦 帝里木下VSゾラニ・テテ
帝里「ベルト取りたい」恩師ら激励に戴冠誓った!
◆プロボクシング世界戦 ▽IBF世界スーパーフライ級王座決定戦 同級6位・帝里木下―同級1位・ゾラニ・テテ(18日、兵庫・神戸ポートピアホテル)
IBF世界スーパーフライ級王座決定戦に挑む帝里(ている)木下が、恩師と後輩の激励を背に無敗の世界王者を目指す。16日、神戸市内で予備検診を受け、ゾラニ・テテとともに異常はなかった。
帝里が大阪朝鮮高でボクシングを始めた時の監督、梁学哲さん(54)が会場に駆けつけた。「今まで頑張ってきた全てを拳に込めてほしい」。帝里も「恩師の前でベルトを取りたい」と約束した。
梁さんは現在、大阪・生野朝鮮初級学校の校長。同校の高学年102人分の寄せ書きが貼られた横断幕を持参した。試合当日も同校の生徒30人が応援に来る。元WBC世界スーパーフライ級王者の徳山昌守さんが在日朝鮮人初の世界チャンピオンとなった00年8月27日の試合前には、中学生だった帝里も徳山さんに激励メッセージを寄せた。
テテと初対面し、リーチは11センチも下回ったが「やりにくいけど、負けん気だけは負けない。(生徒に)格好いい姿を見せてやりたい」と強気だった。(伊井 亮一)
それでは選手紹介を
帝里木下(千里馬所属)
20戦 19勝(3KO) 1分
WBCスーパーフライ級王者徳山昌守に憧れて大阪挑戦高校でボクシングを始める。
龍谷大学に進学しボクシングを続け、卒業後千里馬ジムに所属しプロ転向。
最強後楽園に出場、決勝は負傷判定で引き分けるが、日本タイトル挑戦権を獲得。
佐藤洋太が世界挑戦の為に日本タイトルを返上したために最強後楽園で引き分けた翁長吾央とにお本王者決定戦に出場、2-1ながら判定で勝利し日本王者に。
初防衛戦は後に世界タイトル二挑戦することになる角谷淳志と対戦、2-1の判定で初防衛に成功。
二度目の防衛戦は大庭健司と行い、判定勝ちしかし今回も接戦。
三度目の防衛戦は白石豊土と対戦、明確な判定勝ちを。
戎岡淳一を大差判定で下し4度目の防衛。
大塚隆太を5回負傷判定で下し5度目の防衛。
戦績 21戦 18勝(16KO) 3敗
デビューより7連勝、8戦目にマイナー団体WBFの空位のフライ級決定戦に出場し獲得。
このタイトルの防衛戦を初防衛は判定、二度目の防衛は1ラウンドTKOで飾る。
12戦目にWBOアフリカ フライ級タイトル決定戦に出場し1ラウンドKOで獲得。
13戦目に元PABA王者リチャード・ガルシアとIBFフライ級タイトル挑戦者決定戦を争い判定勝ちで挑戦権を獲得。
14戦目にIBFフライ級王者モルティ・ムラザネに挑戦するも5ラウンドTKO負けで初黒星…
スーパーフライ級に転向し17戦目、元IBFスーパーフライ級王者、ファン・アルベルト・ロサスと指名挑戦者決定戦で対戦するも判定負け…
19戦目には再び挑戦者決定戦を井ロベルト・ソーサと争うも判定負け…
しかし21戦目ファン・カルロス・サンチェスを10ッラウンドKOで破り子音階のチャンスをつかむのだった。
帝里選手はKOの少ないテクニシャン、テテ選手はKOパンチャー、対照的な2人ですが、日本で行われるという事でどうにか最終ラウンドまで逃げ切ってもらいたいですなぁ~~