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ボクシングの事書いてます

子猫の涙 ラストファイト

 
 
 
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負けん気と度胸の良さで、アマチュアボクシング界のチャンピオンに君臨した森岡栄治は、メキシコオリンピックで銅メダルを獲得。帰国後、華々しくプロデビューを果たすが、たった三戦の後に右目の眼疾を患い、あっけなく引退してしまう。
その後は、職に就いても続かず、ほとんど妻のヒモ状態。元来の楽天気質を発揮し、過去の栄光にしがみついて夜ごと飲み歩く日々だ。ハチャメチャな父に頭を悩ませる娘・治子にとって、路地裏で拾った子猫は最も大切な家族だった。
再起をかけて「森岡ボクシングジム」を開設した栄治。ところが、オーナーが拳銃で撃たれたことを機にジムは閉鎖。さらに偽造株券詐欺を疑われたことが新聞沙汰となり、治子は同級生からいじめられる。不満はついに爆発し、「負け犬」という言葉とともにオリンピックのメダルを投げつけ、治子は家を飛び出したのだが……    (ウィキペディアより)

 
 武田真治広末涼子主演の映画です。
 監督、原案は森岡利行
 この監督、メキシコオリンピック銅メダリストの森岡栄治の甥っ子だそう。
 この映画の主人公はその森岡栄治、演じるは武田真治
 
 オイラは世代じゃないんで森岡会長の現役時代とか全く知らんし森岡ジムの選手と試合した事ないしジムも遠くて行ったこともないんで森岡会長の人がらとか全然知らん。
 森岡会長は一時期、井岡弘樹さんのトレーナーもしていたのでグリーンツダにもよくきてたんやけどまぁオイラまだ練習生だったんで話したこともなかったけど。
 だからこんなハチャメチャな人やったってこの映画観て初めて知ったわ。
 まさに無頼派(笑)
 森岡会長は若いころの写真見ても武田真治の様な美形じゃないんやけど昔と今じゃモテる要素ってのは全然違う。
 今は女性の様なつるんとした男がモテるけど昔は男らしい方が断然モテたんやよな。
 だから森岡会長もかなり遊んでた様(笑)
 
 この映画基本は森岡会長の娘の視点で語られるんやけどまぁ娘が生まれる前の話とかでのボクシングシーンで武田真治が自慢の肉体美を披露してますわぁ~
 まさにボクサーチックな脂肪のない身体は素晴らしい。
 森岡会長の兄貴役で山崎邦正がアホッぽく出てる(笑)
 広末は奥さんが出ていった後、森岡会長の所に来る後妻役。
 刑事役で赤井英和さんが出てた。
 
 この映画何が描きたいのかイマイチ良くわからんかったというか身内が監督、原案なんで思い入れはたっぷりあるんやけど関係者以外にどうアピールしていって良いかわからんって感じかな?
 中途半端に有名な人を描くのは難しい…
 ボクサーならだれもが知ってる世界王者、あるいは隠れた天才を発掘なんてのはあるけど、この映画は栄光もあるけどその部分じゃなく破天荒なその後を描くということで一風変わった映画になってます。
 
 最後にオイラと森岡会長の思い出を。
 オイラ、森岡ジムの選手と試合したことないし、試合会場とかでも話をした記憶もない。
 だから当然、向こうのは俺のことなんか知らないと思ってた。
 オイラが引退してパッションスピリッツボクシングジムでトレーナーをしていた時に教えてた選手がデビューすると言うので試合会場に行った時のこと、受付に居た森岡会長がオイラを見て
 「太ったなぁ~」って言ったのだ。
 森岡会長がオイラのこと知ってることに正直驚いたとともに嬉しかったなぁ~
 その日の試合は森岡会長の引退何周年かの記念興業かなんかでパンフレットには森岡会長の現役時代の写真が載ってた。
 短いトランクスをはいて写ってる森岡会長は凛々しかったな。
 他の知り合いに「この頃はなぁ~、こういう短いトランクスがはやってたんや」
 って説明してたな。
 
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生前の森岡会長
 
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                                   現役時代の森岡会長