らんぶるライフ はてな版

ボクシングの事書いてます

実録ボクシング世界王者長谷川穂積物語

 
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                  長谷川選手の実録マンガが発売されたので買ったから紹介します。
 
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               まずはプロローグで長谷川選手のこれまでの活躍の軌跡を紹介。
 
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                  長谷川選手の幼いころからの人生を振り返っていく。
 
 お父さんは本当に厳しい人やったみたいやけどお母さんは優しい人やったみたいですな。
 お父さんは元4回戦ボクサー、体を悪くして引退を余儀なくされたので息子にボクシングを教えるのが楽しやったみたいです。
 中学生になって卓球部に入る長谷川選手を高価な卓球のボールが出るマシンを買ったりとサポート。
 何事にも息子のやることをサポートしてくれる父親、理想の父ちゃんですなぁ~
 漫画ではレナード、具志堅も卓球やってたからためになるから協力してた風に描いてたけどどうなんやろうか?
 オイラはただ単に息子の頑張る姿を応援したくなるナイスな親父と思ってましたが…
 ちなみにオイラも卓球はボクシングを始める前にするスポーツとしては良いと思う。
 まず、動体視力が鍛えられるやろうし、サイドステップが使えるようになると思う。
 ほかの格闘技、空手や少林寺拳法なんかすると変な癖つきそうやからね。
 
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 ボクシングやめたり、高校やめたり、家出したりと家庭で問題を起こす青春真っ盛りの長谷川(笑)
 結局、一人暮らしをするためにはボクシングを続けるのが条件となりボクシングを再開。
 千里馬神戸ジムに入門。
 最初からセンスは光っていたが不真面目なんでスタミナがなかった…
 未だ4回戦の頃に、当時もう日本王者だった西岡利晃とスパーリング、お互いを認めるのだった・・・
 デビューした後、敗北を喫するがその敗因は気持ちで負けていた事に気づかされ、その相手と再戦して勝利するのだった。
 
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 千里馬ジムにトレーナーがいなくなったので練習生だった元刑事の練習生山下正人さんがトレーナーをすることに。
 最初は素人トレーナーに戸惑っていたが、山下トレーナーは研究を重ね、メキメキとトレーナーとして上達していく。
 
 正直、オイラは選手経験のないトレーナーはあんまり好きではない。
 教えるの上手い下手の話じゃなく、なんで選手目指せへんかってんって思うから。
 でも、山下会長は年いってからエクササイズとしてボクシングをしてて、プロのリングに上がることは最初から無理だったから、山下会長に対してそういう事は全く思わない。
 別にお世話になってるからとか会ったことあるからとかの理由ではない。
 山下会長は、自分が未経験者という事で選手に教えを乞うつもりでトレーナー修行をしたとのこと、これは本当にすごいことです。
 だからこそみんながついていくんやろうなぁ~って思いますわ。
 たまに選手経験ないトレーナーで選手やってたふりしたり選手経験ないことを隠そうとしたりする人がいるけど山下会長を見習ってほしいですな。
 
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          コンビを組んで順調に勝っていき出世試合となったのが東洋王者ジェス・マーカとの試合。
 ジェス・マーカは日本人ホープを次々と負かしていき、日本人キラーの異名をとっていた。
 それを大番狂わせで勝利!
 東洋王座と世界ランクを手に入れるのだった。
 ちなみにジェス・マーカと一緒に写真撮ったんですが間違って捨てちゃいました(涙)
 
 
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                   そして世界戦!相手はタイの英雄、ウィラポン
              生きる伝説に勝利し長谷川穂積は世界王者になるのだった!
 
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          世界王者になった長谷川は燃え尽き症候群に陥りやる気をなくしていた…
 しかし、元王者ウィラポンに又勝ってこそ本物、そして本場ラスベガスで試合をするという夢を持つことでモチベーションを上げるのだった。
 
 
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 千里馬ジムとの考え方の相違により独立して山下トレーナーがジムを設立することに。
 そして最愛の母のガン発覚、闘病とリング外での問題もあったが長谷川は勝ち続ける。
 体重のきつくなってきた長谷川はバンタム級タイトルの返上も考えたが、なかなかうまくいかず、ビッグマッチをもとめて他団体王者との統一戦を目指した。
 
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               WBOバンタム級王者、フェルナンド・モンティエルとの試合が決まった!
           しかし、この大一番で長谷川選手はTKO負け、5年間守り続けたベルトを手放すことに…
 
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            モンティエル戦で顎を骨折し入院、つかの間の休息を取る長谷川だったが… 
            再起を誓い、復帰するが最愛の母の死が長谷川にのしかかる!
             そんな時にフェザー級での2階級制覇がかかった試合が決まる。
              そして母の死を乗り越え2階級制覇を達成するのだった!
 
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                2階級制覇し母を亡くしたことで又も燃え尽き症候群に陥る長谷川… 
        おまけに東日本大震災が起こり、ボクシングなんかやってる場合じゃないという気持ちを持ってしまう。
 そんな精神状態で臨んだフェザー級の初防衛戦、ジョニー・ゴンザレスに4ラウンドTKO負けを喫し再び無冠に…
 
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 試合後、東北に行き自分ができることは人々を力づけること、そして自分自身もボクシングを楽しもうと思い、再起!
              スーパーバンタム級で三階級制覇を狙う事に。
                               <完>
 
 
 長谷川選手物語、なかなかでした。
 西岡利晃物語も良かったし、このシリーズかなり力入れて作られてるなぁ。
 現役選手だけでなく引退した過去の王者のも出してほしいな。
 長谷川選手、まだ世界挑戦が決まってないみたいやけど、WBO,WBA(スーパー)王者のリゴンドーとやっても勝ち目は薄い…
 WBCのレオ・サンタクスも手ごわそうやし、日本に呼ぶのは難しそう・・・
 ここは、IBF王者かWBAのレギュラー王者と対戦するのが無難でしょうが交渉はどうなってるんでしょうかね~?