湯場忠志
戦績 54戦 44勝(32KO) 8敗 2分
1996年4月に判定勝ちでデビューを飾るも2戦目に判定負け。
しかし再起戦をKOで飾り、4戦目に西部スーパーライト級新人王を獲得、5戦目に中部代表との対抗戦も勝利、6戦目で関西代表と新人王東西対抗戦出場者決定戦を争い勝利し新人王西日本代表となる。
この試合はリック吉村の19度目の防衛戦だったがドローに終わる。
この試合は実力者リックからダウンを大健闘だった。
当時はリックもそろそろ衰えてきたのかと思ったのだが何のことはない挑戦者の湯場が強かったのであった。
その後リックは嶋田、大嶋と曲者挑戦者を退けて日本タイトル連続防衛記録を打ち立てるのだから。
再起戦をフィリピン人相手に2ラウンドで終わらせ17戦目にリックが返上予定だったので日本ライト級暫定王座決定戦で組まれることになり、日本スーパーライト級王座を追われたばかりの実力者小野淳一とこのタイトルを争い6ラウンド負傷判定勝ちで勝利志初戴冠!
この後、リックが王座を返上し正規王者に認定。
初防衛戦はリック挑戦前に判定勝ちしていた木村との再戦。
木村はA級トーナメントを制しての挑戦、しかしこの実力者との再戦は5ラウンド負傷引き分けに終り初防衛。
大久保純斗を4ラウンドTKOで破り2度目の防衛。
体重苦でこのタイトルはここで返上。
初防衛戦はアルバラード・イシマル!
このアルバラードとは湯場はスパーリングで倒されたりしてるらしい。
その恐怖のハードパンチャーをスーパーで倒されていた恐怖を乗り越えて9ラウンドTKOで破り初防衛を!
この試合、湯場の有利の予想だったのだが、予想を反し9ラウンドTKOで敗れ王座滑落、2度目の黒星をつけられることに…
佐々木はつい最近まで現役をつづけ日本、東洋王座を獲得、帝拳に移籍して世界タイトルも二度経験するほどの実力者になったが当時は湯場が勝つだろうと大方が予想していたのでショックでしたな…
この試合で引退も考えたらしいが再起。
この後、5試合はフィリピン人、韓国人、タイ人、日本人との調整試合を続ける。
このタイトルを阪東竜相手に1ラウンドTKOで初防衛!
しかし、二度目の防衛戦ではまたもや波乱の結果が…
まさかのKO負けだったが湯場の安定性の無さが如実になる…
この時にも引退を考えていたらしい…
しかしノンタイトルを2連続KOで飾る。
大曲との再戦での挑戦が決まったが大曲が眼筋麻痺の治療の為王座返上しその返上した日本ウェルター級王座決定戦に出場。
二度目の防衛戦は牛若丸あきべぇ時代(笑)の渡辺あきのりを相手に行い最初にいきなりダウンを奪われるもののダウン度取り返し1ラウンドKO勝ち!
しかし、3度目の防衛戦でまたもや伏兵に敗れるのだった…
トクホン真闘の沼田康司に4ラウンドKOで王座滑落。
この試合で顎の骨を骨折、再起には時間がかかった…
再起後は連続KOで調子を上げ、渡辺あきのりに戻ったあきべぇと再戦、5ラウンドKOで返り討ちにするのだった。
45戦目に当時の日本、東洋のスーパーウェルター級王者、八王子中屋のチャーリー太田の持つタイトルに挑戦。
この仕合は自身初の12回戦で行われたが終盤に失速、0-3の判定で敗れる。
ノンタイトルを一戦はさみチャーリーに再び挑戦、
ポイントを有利に進めながらも9回にタオル投入のTKOとなり返り討ちに合ってしまう…
階級をミドル級に上げて横浜光の胡朋宏を3ラウンドで倒し再起。
帝拳のホルヘ・リナレスの弟カルロス・リナレスと渕上誠が世界挑戦のために返上した日本ミドル級王座決定戦に出場、この試合は物凄い激闘になり7ラウンドKOでカルロスを倒し、史上初の日本王座4階級制覇を達成!
この試合で引退するつもりでいたが撤回!
5階級制覇も見えてきた。
このタイトルを新日本木村の氏家福太郎相手に2ラウンドTKOで勝利、初防衛を。
しかし、2度目の防衛戦はのちに村田諒太のプロテストの相手となった佐々木左之介と争うのだが、まさかの4ラウンドKO負け。
明らかに動きが悪く湯場も限界に来たのかと思われた。
この試合のあと引退宣言するも後に撤回(こればっか)。
日本初、前人未到の日本王者5階級制覇を達成するのだった!
湯場選手は全ての戴冠を王座決定戦という珍記録も作った。
そのことに対して色々批判もあると思う。
オイラも基本王座決定戦の戴冠はあんまり好きじゃないけど湯場選手の場合、所属ジムが大手ではないので政治力で作られた記録とは違うと思う。
タイミング的に前田宏行が3階級制覇した後を追う形になってしまった部分があるな。
決定戦も強い選手が多いし防衛戦もそう。
身も心も相当なダメージをため込んでそうなんでオイラとしては5階級制覇できれいにやめてほしいと思ってたけどそこは本当の戦士!
あえて村田諒太とやりたいという所が漢ですなぁ~!