河野は判定負け！初防衛失敗

判定負けでソリス（右）にタイトルを奪われぼうぜんとする河野

＜プロボクシング：ＷＢＡスーパーフライ級王座統一戦１２回戦＞◇６日◇東京・大田区総合体育館
　同級王者・河野公平（３２＝ワタナベ）が挑戦者の同級暫定王者リボリオ・ソリス（３１＝ベネズエラ）に０－２の判定で敗れ、初防衛に失敗した。
　河野は２回に右のカウンターを合わせダウンを奪うも、ソリスの手数に苦戦。５回に左フックで波に乗り、６回には連打でソリスをぐらつかせる場面も見せた。ところが攻めに出た８回、ソリスの左フックを顔面に受けダウンを喫した。１０回に受けたローブローの減点も響き、判定で敗れた。
　河野は戦績が３６戦２８勝（１１ＫＯ）８敗となった。王座統一と２度目の防衛を果たしたソリスは１９戦１５勝（７ＫＯ）３敗１分け

河野選手、残念でした…

　試合はダウンの応酬ありで、終始二人の王者が打ち合って見ごたえのある試合でしたな。

　ただ、二人でガチャガチャやって打ち合っててもソリスの方が内側から的確にパンチを売ってたのに対して河野は外側から雑に応戦していたのがポイントの別れかな？

　河野選手は打点が少し低いのが気になったけど後半減点取られたのも痛かった。

　見ごたえの意ある試合って書いたけど、終始ガチャガチャの打ち合いであまりレベルの高い試合では無かったし打ち合ってた割にはあまり面白い試合と言う印象がなかった…

　ただ、ダウン一度ずつでどっちが勝ってるかわからないような試合だったんで最後の判定読む時はやっぱり緊張しましたな。

内山高志が７度目の防衛！挑戦者もん絶５回ＫＯ勝ち

　「ＷＢＡ世界スーパーフェザー級タイトルマッチ」（６日、大田区総合体育館）
　７度目の防衛戦となったボクシングのＷＢＡ世界スーパーフェザー級王者・内山高志（ワタナベ）が抜群の強さを見せつけ、５回ＫＯ勝ちした。
　内山は序盤からスピード十分のジャブで主導権をつかみ、的確なワンツーで早くもペースを奪った。４回には一気の攻勢に出ると挑戦者の同級９位ハイデル・パーラ（ベネズエラ）はロープに追いつめられて防戦一方。ＫＯの期待がふくらみ会場は一気にヒートアップした。
　そして、５回に試合はクライマックスを迎える。内山のローブローを訴えたソリスがいったん休憩したが、これでチャンピオンの闘志に火がついてしまった。試合が再開されると内山の強烈な左ボディーが炸裂、パーラはもんどり打ってリングに倒れ悶絶（もんぜつ）しながら10カウントを聞いた。

　終了後もなかなか立ち上がれないパーラに見向きもせず、涼しい顔で勝ち名乗りを受けた王者。ノックアウト・ダイナマイトの本領を発揮して、日本のエースはさらに進化を続ける。