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漫画版 ”傷だらけの天使”

 
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 ショーケンの伝説のドラマ「傷だらけの天使」。
 70年代を代表するテレビドラマで見たことはなくても題名は知ってるって人は多いでしょうな。
 松田優作の「探偵物語」もこのドラマを参考に作られてるし永瀬正敏の「私立探偵濱マイク」なんかも「傷だらけの天使」と「探偵物語」を意識して作られてる。
 オイラ放送当時は子供だったんで見てなかったし再放送でも見た記憶が全然なかった。
 「探偵物語」は再放送観てはまったけど「傷だらけの天使」の再放送を見た記憶がないんやよな。
 大人になって「探偵物語」のLDBOXを買ったんやけど秋葉原に行った時に中古で「傷だらけの天使」のLDBOXを発見とりあえず探偵目指してる人間としては押さえておこうと思い買っておいた。
 ただオイラ買ってしまうと安心してなかなか見ないのだ…
 ずっとほったらかしてたのだが、探偵のバイトをしながら文章の学校に通いだして、その時に講師として来ていた小説家の先生に探偵のバイトしてると言ったら「傷だらけの天使」みたいやなぁ~って言われた。
 その小説家の先生はオイラの師匠の西田俊也先生である。
 これはちゃんと「傷だらけの天使」観とかなアカンと思い、見たのが25歳の頃やった。
 観たらはまったねぇ~、正直「探偵物語」より面白いと思った。
 それまでショーケンには興味がなかったがすごく興味を持つようになったのだ。
 西田先生はショーケンフリークで廃版になったビデオとか探してたのでオイラが中古ビデオ屋レンタルビデオ屋で探しまくった時に出会ったのがショーケンの映画デビュー作「約束」。
 
 そんな西田先生と漫画家のやまだないと先生は友達なのだ。
 だからやまだ先生が大阪に来た時に文章の学校の仲間たちと一緒にやまだ先生に会わせてもらった!
 やまだないと先生は今はおしゃれでHな女性向きの漫画を描いてるけど昔は少年漫画ポイのを描いてたんやよな。
 そんなやまだ先生も大の「傷だらけ天使」フリーク!
 
 阪本順二監督、トヨエツ主演の映画「傷だらけの天使」に憤慨した二人はこれこそが「傷だらけの天使」だ!というものを二人で作り上げることになったのだった。
 
 漫画の映画化が最近流行ってつまらない作品を量産してるが、映画のコミカライズで最近はあんまり聞かないなぁ。
 昔は子供向けの雑誌なんかで燃えよドラゴンとかのコミカライズが載ったりしてたみたいやけど。
 実在の人物にまるで似てない漫画とかもあるけど凄い似顔絵が上手い漫画家もいる。
 「松田優作物語」って優作の伝記漫画があるんやけどその作者はめちゃくちゃ似顔絵が上手いのだ。
 でもやまだ先生はそういうタイプの漫画家ではない。
 思いっ切り個性的な絵柄なのだが、ショーケンの顔うまぁ~~~くディフォルメされて良いですわ。
 水谷豊の顔は凄く簡略化された顔になってるがめちゃ雰囲気でてます!
 岸田今日子岸田森も良い雰囲気でてまっせぇ~
 そして脚本!
 「傷だらけの天使」フリークの西田先生がへたに続編なんかを描かずにテレビシリーズの放送されなかったエピソードのようにあのころのままの話を書いたのだ。
 これは漫画だから出来る話やよなぁ。
 映像にするとショーケンも水谷豊も年とってるから続編にするしかないけど漫画だと関係なし。
 題名のつけ方からちょっと切ない話の終わり方までドラマの雰囲気そんまんま!
 「傷だらけの天使」が好きな人はサントラ聴きながらこの漫画読んでほしいですわ~
    この単行本は絶版なんで古本屋で探しても読む価値ありです!
 
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            西田先生とやまだ先生のサイン入り!
 テレビシリーズのメインライター市川森一先生のサインがあればまさにパーフェクトだったのだが亡くなられたのでそのサインをいただくチャンスはもう二度とない…
 まぁなんのコネもないんでもらうチャンスなんてなかったやろうけど…
 
 そして、西田先生が自らのホームページで「傷だらけの天使」の全話レビューを発表している。
 かなりの力作である。
 順を追って発表していくようなのでまだ3話までやけど好きな人は絶対楽しめるし見たことない人には観たいと思わせる内容なのでぜひぜひこのレビュー読んでほしい!
                        ↓
              極私的全話review傷だらけの天使
 
 
                  よろしくお願いしま~~す!