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ダニー”キッド・ダイナマイト”ロメロ

 
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 ジョニー・タピアの紹介もしたんでこのライバルの紹介も。
 
 戦績 52戦 45勝(38KO) 5敗 2分
 ニックネームはキッドダイナマイト。
 ジョニー・タピアと同じアルバカーキ出身で親父さんがトレーナーを務めた。
 
 デビューより連勝街道を突っ走り、24戦目にIBFフライ王者フランシス・テヘドール
に挑戦、判定勝ちで初戴冠。
 ミゲル・マルチネスを6ラウンドKOで下し初防衛。
 しかしその後に思わぬ落とし穴が…
 ノンタイトルでウィリー・サラサールと対戦するのだが、目が腫れて9ラウンドTKOで初黒星を喫してしまうのだった…
 復帰戦を行い、3ラウンドTKO勝利をし、IBFフライ級王座は返上する。
 次戦で、ハロルド・グレイの持つIBFスーパーフライ級王座に挑み2ラウンドで試合を終わらせ2階級制覇を達成。
 このタイトルを二度KO防衛し完全復活をアピール。
 同郷のライバル、WBOチャンピオンのジョニー・タピアとの対決が注目された。
 
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 IBF,WBO、スーパーフライ級統一戦として行われたこのライバル対決は試合前の舌戦、お互いのキャラの違いなどから大いに注目を浴びるのだが、結果はロメロの判定負け…
 ここからダニー・ロメロは輝きを失っていくのだった…
 
 すぐに再起して5連勝、36戦目に二階級上げてIBFスーパーバンタム級でブヤニ・ブングに挑戦するも判定負け…
 完全に勢いを失してしまうのだった…
 38戦目に引き分け、46戦目にのちのWBOバンタム級王者ラタナチャイ・ソーウォラポンに判定負けを喫しているがNABO北米スーパーバンタム級タイトルなどの地域王座を獲得し防衛戦を重ね、メジャー復帰を虎視眈々と狙っていた。
 ラタナチャイに負けた次の試合でクワウテモク・ゴメスを7ラウンドTKOで退け、NABA北米タイトルを獲得し勢いをつけ、次戦を1ラウンドで終わらせたロメロは復調をアピール!
 そして、2002年、49戦目にWBOバンタム級、クルス・カルバハルに挑戦が決まる。
 このクルス・カルバハルは世界チャンピオンになるまでに11敗もしてるねらい目王者と思われていた。(日本の金井彰廣にも判定で敗れている)
 王者をアルバカーキに呼んで行われたこのWBOバンタム級タイトルマッチは地元のヒーローダニー・ロメロの5年ぶりの世界王者復帰と三階級制覇が成し遂げられるはずだったのだが…
 アルバカーキのファンは地元の英雄の終焉を見届けることになるのだった…
 1ラウンドこそ勢いよく攻め込んだもののじょじょにポイントを取られパンチによって目が腫れだしセコンドが4ラウンドに棄権を申し打入れ4ラウンドTKO負けになるのだった…
 
 この後のロメロは2003年に1試合、2004年は試合をせず、2005年に8ラウンド引き分け、2006年に4ラウンドTKOと言う記録を残している。
 最後の方はお遊びか顔見せ程度の試合なんやろうな。
 本当にこの人はタピアに負けて輝きを失った…
 キャラも顔も全然タピアよりもベビーフェイスなんやけど、悪役のタピアに負けた事で歯車が狂ったんかな?
 試合自体はタピアはエキサイティングやけど判定が多いのに比べてロメロはぶっ倒すんで面白いんやけどな。
 試合前はかなりいがみ合ってたんやけどその後は和解してタピアの応援もしてた。
 
 ロメロはかなりのパンチングパワーがあったから上の階級でも通用すると思ったけど身体が小さすぎたのかな?
 体重苦でいきなりSバンタムに上げたのもちょっとよくなかっと思う。
 力のあるうちにバンタム級で戦っていれば3階級制覇できた可能性もあると思うんやけどな。
 タピアが亡くなってロメロも悲しい思いをしてるんちゃうかな?
 遺恨を乗り越えて仲良くしてたみたいやし試合した相手ってヤッパリ特別な思い入れあるやろうし、何言うても最大のライバルやったからな。