ボクシング賛歌 A TRIBUTE TO BOXING
今回はジョー小泉 著の「ボクシング賛歌」の紹介を。
ジョー小泉は少年の頃からボクシングの熱狂的ファンである。
当時、平沢雪村という人が主催していた「THE BOXING]という雑
誌に寄稿し採用されたことでボクシングの事を書く喜びを覚えたみたいやな。
そして、アメリカの「THE RING」誌のナット・フラッシャーにも手
紙を書いて日本人選手の記録間違いなどにいちゃもんをつけたら返信がきて
「では君が日本の記事をかいみないか」
ということで「THE RING]の特派員になるのだった。
17歳の高校生だったのだが凄いな…
大学を卒業してエンジニアをしながら「THE RING]にはレポートし
続けていたのだが、ほんの片手間程度にやってたらしい。
しかし、27歳の時にアリVSフォアマンの「キンシャサの奇跡」を見てイ
ンスピレーションが湧き平沢雪村氏に頼んで「THE BOXING」誌に記
事を書くようになったのが今のジョー小泉を作るきっかけだったのだった…
「THE BOXING」誌が1982年に廃刊になるまでやく年間、80
回あまりを寄稿したものを集め復興したのがこの本である。
目次
書くきっかけを作った「キンシャサの奇跡」の記事。
アリュゲリョの引退記事。
デュランを見た記事(笑)
記事の内容を見ていると世界のボクシング情勢、それに日本人がどう言う形
でかかわっていくか?といったことから技術論、これからのボクシングの進
む道の展望など多岐にわたっている。
故、郡司信夫さんみたいな古くからのボクシング関係者の数も減ってきた
今、ジョー小泉氏こそ、ボクシング界の生き字引としてボクシング界活性に活
躍唯一無二の存在になってきてますなぁ…