ハードラック
今回は、樹埼 聖の「ハードラック」を紹介。
これはオイラが高校生の頃、週刊ジャンプに連載してた。
原田勇希は高校入学を控える中学生。
勇希は赤城中の暴れ(プッツン)狼と呼ばれる不良だった。
暴走族に一人で喧嘩を売って、ぼろ雑巾にされるような狂った少年なのだ。
勇希の父親はボクサーだったのだが、途中で挫折し今は亡くなっていない。
父親のボクシング仲間だったヤマダジムの会長は何かと勇希を心配していた。
女子高生を助けるために不良をぶちのめしたらその相手が推薦で行くことになっていた高校だったので高校の推薦を取り消された勇希を思い高校に入れる条件を出す。
それはその高校のボクシング部に入部するという条件だった。
父親のせいでボクシングを憎む勇希は反発する。
しかし、母親を喜ばせたいという思いでその条件を承諾する勇希。
入学式を終え、ボクシング部に顔を出す勇希は生意気な態度を取り先輩を怒らせさっそくスパーリングをすることに。
しかし父親譲りの天才的な素質を持つ勇希は初めてのボクシングにも関わらず相手をノックアウトするのだった!
ボクシング部の仲間、松島幸治は勇希の才能に驚くとともに惚れ込んでしまう。
幸治は自分にない才能を持った勇希に賭けたくなったのだ。
偶然、助けた女子高生澤村菜穂はこの学校の生徒だったので勇希のボクシングの応援を買って出る菜穂。
幸治とコンビを組み勇希はアマボクシング界のスターになっていく、しかし…
試合での事故で相手を死なせてしまうのだった!
自暴自棄になる勇希…
しかし母親を悲しませている自分に気づかされ、嫌いだった父親と同じ人間になりたくないという思いでカンバックを決意するのだった!
17歳になった勇希はプロテストをB級で受けみごとに合格。
対戦相手を死なせたこと売りにヒールとして売り出すために悪ぶって注目を集める
。
勇希は とんとん拍子でスター街道をゆくが、ボクシング界の裏のドンといわれる石神拳闘会、会長の石神は勇希を利用するために売り出しに手を貸していた。
自分の孫である、石神猟はトップアマで、息子を売り出すステップにするしようとしていたのだ。
いきなり石神と勇希で日本Jウェルター級王座決定戦が組まれる。
石神会長は強引な手腕でボクシング界を牛耳っているので強引なマッチメイクも可能なのだ。
しかしそんな裏の事情とは別にリングではものすごい熱戦が繰り広げられる。
ダウン応酬の末、勇希は石神を倒すのであった。
ラストシーン。
なぜか、挑戦したという所で終わってる…
まぁこれもジャンプ得意の打ち切りでしょうなぁ~
一巻で終わりです。
作者はボクシングは好きなようでこの後にもボクシング漫画を連載してるし所どころにボクシング用語が出てきたり、、レナードや浜田剛史の名前が出てきたりするのだ。(ちなみにボクシングの主将は浜田に憧れてもみあげを伸ばしてる)
しかしこの日本チャンピオンベルト懐かしいなぁ~
辰吉が取ったのはこのタイプですがこのベルトから二回デザインが変わってますな。