らんぶるライフ はてな版

ボクシングの事書いてます

ヒーローたちのシーズン

 
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今回はアイラ・バーカウ 著、新庄哲夫 訳 の「ヒーローたちのシーズ
ン」を紹介。
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 目次
 この本も色々なスポーツ選手を紹介してるんやけど例によって解説はボクサ
ーだけです、すいません…
 「ボクシングの神殿」
 これは、レイ”ブンブン”マンシーニVS金得九(キム・ドククー)の試合
での事故をきっかけに貧者のスポーツであるボクシングということについて書
かれてる。
 事故とはレイマンシーニに挑戦したWBAライト級15回戦でのリング過の
こと。
 キムは14ラウンドまでを戦いTKOになり意識を失って病院に運ばれ意識
を取り戻すことなく亡くなった。
 この事故をきっかけにWBCは世界戦12ラウンドを取り入れたという話。
 試合の事はさらりと触れられてるだけ。
 世界中の貧しい子供たちがこの危険なスポーツをするこでしか社会の勝者に
なり得ないという現実。
 昔は貧しかったアイルランド系やユダヤ系に代わり今は黒人やラテン系が後
に続いていくのだ。
 そしてそれらボクサーが戦うのを見る観客が存在する。
 作者はボクシングとは、原始的な勇気を見ることと定義している。
 この文章はアルベール・カミュの言葉を引用して締めくくられる。
 「こうした儀式はいささかつらいものだけれど、一切合財を単純化する。
善と悪、勝者と敗者といったように。古代ギリシャの都市コリントには二つの
神殿が並んで聳えていた―”暴力の神殿”と”宿命の神殿”である」
 正直カミュとかようしらんしオイラのようなアホにはちょっとわかりません
でした…
 
 「世界最強の男 -ジャック・デンプシー
 昔は世界ヘビー級チャンピオンがまぎれもなく世界最強と言われたものら
しい。
 その頃でもこのデンプシーは本物の強さと人気を誇っていた。
 作者はデンプシーの拳について語る。
 世界最強の拳を。
 デンプシーの葬儀の時にその拳も永遠の眠りについたのだ…
 
 「リングに賭ける老人と若者」
 トレーナーの老人はかつて対戦相手を死なせてしまったボクサー。
 才能ある彼(後の世界チャンピオンサンディ・サドラーにも勝ってる)はそ
のままもぬけの殻になり引退し現在トレーナーをしてる。
 若者はリッキー・ヤングこの時点で11勝1敗の好成績。
 身体作りのためにジムに通いだして自分の才能に気付いたのだった。
 サクセスしみんなの尊敬を集めるチャンピオンになるために今日も若者は老
人の指導を仰ぐのであった。
 
 この三編がボクシングについて書かれたもの。
 ほかのに興味があって読みたい人は探して見てください。
 この本はスポーツに題材を取ったコラムなので突っ込んだことは書いてない
んでオイラのようなボクシングドキュメンタリー好きには物足りない…
 でも、ボクシングを題材にしてる文章が載ってるとどうしても買ってしまう
のだ。
 こういう本もまだまだいっぱいありますが興味ある人少ないやろうなぁ~
 まぁオイラもあんまりやけど ←だったら買うな!
 でも記事にします!(断言)