アップセッターとスターについて
最近、アップセットが連続して起こったなぁ~
まぁ、WOWOW見るまで試合結果を知らないままにしておこうとするような人もおるからあえてどの
試合かは書きませんが・・・(一度文句言われた)
まぁ石田君の試合のアップセットはうれしい結果やよな。
無敗のホープに日本人が勝つってことはまずないことやったから。
でも冷静に考えたら、元暫定世界チャンピオンで、王座滑落試合も正直勝ってたような内容らしいし、
そんな選手が勝ってアップセットというのも失礼な話やよな・・・
まぁ、世界のベルト巻いてても無名だとそういう扱いになるんやろうな。
このアップセットというのはオイラ的に言うと予想が有利とされてた選手が負けるというニュアンスだ
けではなく、スターが無名(もしくは不人気選手)に負けるということと思う。
注 チャンピオンであるモンティエル不利の予想が大半だった。
まだ高校生やったと思うんやけど、休みで友達の家に泊まりに行ってそこで新聞を見た。
やっと念願の4階級制覇してレナードに雪辱って時にポコッて負けた・・・
でも、そこはスターボクサー、再起戦で、怪しい判定で出来たばっかりのWBOのスーパーミドル級の
チャンプになり、レナードとの再戦に持ち込んだからえぇよな。(レナードとの再戦の判定は可哀想やけ
ど)
本当に可哀想なのはバークレイ。
初防衛でデュランとやらされてダウンを食らって判定負け・・・
バークレイはプロモーターにスター性無しと判断されてスターの踏み台に利用されたようなもの。
世界一有名なアップセットはやっぱり、タイソンVSダグラスやろうな~
オイラはショックでちょっと間落ち込んでたぐらい。
別にタイソンの大ファンでもなかったのだが、史上最強の男って当たり前のように思われてた人間のK
O負けというのは価値観がひっくり返されたようでかなりショックだったのだ。
でも、そのダグラスも次戦でホリーにあっさりKO負け・・・(やる気ないように見えた)
フリオ・セサール・チャベスがフランキー・ランドールに負けた試合もアップセットと言えるな。
ただ、ランドール云々よりチャベスの衰えが取りざたされた感じやけど。
ホルヘ・リナレスがファン・カルロス・サルガドに負けたのもアップセット。
サルガドは次戦で内山選手に負けてる。
古い試合で言えば、アリがレオン・スピンクスに負けたのもアップセットやろうな。
でも、即のリマッチですぐにベルト取替えされたけど・・・
こうして見ていくとスターボクサーに無名ボクサーが挑んで予想をひっくり返す試合をしてもスター交
代にはならんというのがわかってきた・・・
映画の話やけど、「ロッキー」は一作目ではアポロに負けるけど二作目で勝ってチャンピオンに。
一回目で勝ってたらアップセットやけど一試合目で良い試合してるから二試合目は無名ではなくなるか
らアップセットというほどのインパクトはないよな。
ロッキーの話の元になったアリVSチャップ・ウェプナーの試合、アリはダウン奪われてるけどウップ
ナーが足を踏んだからやし、アリが軽く流したせいで最終ラウンドまでいっただけで、ヤッパリ実力はか
なりの開きがあったようやよな。
ロッキーはアポロに勝って、スター交代となるんやけど、ウェプナーはチャンピオンになってもすぐに
ダメになるタイプやろうな~(笑)
では、アップセットで勝って、そのままスター街道を突っ走ったボクサーっておるんかなって考えた。
パッキャオがバレラに勝った時、デラホーヤに勝った時、確かにアップセットのような気がしないでも
ないがパッキャオは元々人気があったもんな~
パッキャオとバレラがやる前に繊大さんに
「アジアの希望を潰す気ですか~!」
って言うてたんやけど繊大さんは最初から警戒はしてたな。
でもさすがの繊大さんもパッキャオがこんな風になるなんて考えもしなかったやろうな。
まぁ、パッキャオはバレラでボクシングファンの間で完全ブレイク、デラで一般人の間(あくまで海外
で)でブレイクって感じやな。
パッキャオがIBFスーパーバンタム級に挑戦して勝った時が、最初のアップセットになるかといえ
ば、対戦相手(レロホノロ・レドワバ)なんか誰も知らんよな(笑)
ッての衝撃やった。
こう考えると、スターで偶発的に生まれるものじゃなく作り上げられていくものなんかなって思う。
もしくは、生まれた時からスターはスターとなるべく生きてきて、スターの星の下に生まれて来てない
人はどうあがいてもスターなれんのかもな・・・