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ボクシングの事書いてます

山下智久主演、実写版「あしたのジョー」鑑賞、感想!

 
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 火曜日の休みに「あしたのジョー」をひとりで見に行った。

 まず先に書くと、めちゃ感動した!

 否定する奴は多いと思う。

 でも、スタッフ、役者の本気度がビンビン伝わってきてまずそれに感動して自然に涙がこぼれてしまっ

たのだ・・・

 スタッフのことを考えるって、正直映画を見る上で邪道なのかも知れないよな・・・

 その映画の世界に入り込んでない証拠かもしれんから。

 でも、良かった。


 ちばてつやが書いてるドヤ街、実際に見たことない風景やったから現実に映し出された時には感動もん

やった。

 そして、涙橋を丈が渡るときにかかる主題歌のイントロでジワってきてもうたわ。

 「あしたのジョー」という作品は思い入れのある人が異常に多い作品やから全てのファンが納得する実

写化なんてまず無理!

 あの設定の変更が気に入らない、あの役者があの役なんて嫌だ etc,etc

 みんな色々言いたいやろうなぁ~

 しかし、オイラはここで全面肯定宣言します!

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 まず山P,オイラは決まった時から、良いと思ってた。

 まず、男前で気分屋ぽい感じがイメージにあってると思う。

 男にも男の好みって物があると思うんやけど、山P俺の好みの顔ですな。

 小栗旬とかはあんまり好きな顔でははない・・・

 役作りの肉体改造は山下、伊勢谷両氏の、すごさは改めて書く必要もないと思うんでここでは書か

ない、見たらわかるやろうし。

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 力石役の伊勢谷は、最初決まった時はちょっと違うなぁ~って思った。

 力石はもっとゴツイ感じでちばてつやは顔のモデルはナポレオンって言うてるぐらいなんで顎がしっ

かりした四角い顔のイメージ。

 伊勢谷はちょっと二枚目過ぎると思った。

 でも、本来梶原一騎が想定していたライバル力石は、丈と同階級の選手で何度も対決することになるは

ずやったらしい。

 ちばが大きく書いてウェイトが問題になり、力石の減量=死に話が流れたのは有名やよな。

 梶原一騎の最初の構想を考えると力石は「巨人の星」で言う”花形満”「リングにかえろ」の”剣崎”

うる星やつら」の”面倒”←これは違う(笑)「ドラえもん」の”出来杉くん!←もっと違う?

 いわゆる二枚目ライバルの典型的キャラだったんやな。

 それを考えると伊勢谷のキャスティングは正解かもしれん。

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 そして段平役の香川照之

 最初、キャスティングが発表された時に、ボクシングマニアやからやろうけど見た目が全然ちゃうや

ん!って思ってたけどそっくりのメイクで迫真の演技!

 「立て、立つんだ!ジョォ~!!!」

 のセリフ、思わず泣いたわ(笑)

 なぜか、この映画は泣くようなところじゃない所で泣いた。

 力石の減量で、蛇口が針金で閉められてるの見てなぜか泣けた(笑)

 そう、ずっと原作の漫画やアニメで見てきたシーンを実写化してくれてうれしくて泣いてしまってるん

やろうな・・・


 原作を改変してる設定も色々ある。

 葉子の出自が一番の改変やな。

 映画は2時間にまとめなくちゃいけないんで色々はしょらなければいけない部分がある。

 でもはしょれば後々つじつまが合わない部分も出てくるのも事実。

 原作では葉子が丈にこだわってかかわる最初の理由は丈の詐欺被害者やから。

 でもその部分を描いてないんで、葉子がドヤ街との係わり合いを持つ理由が必要になってくるし、力石

の刑務所に入る理由にも繋がるので短い時間でまとめなければいけない映画という形の改変としてはスッ

キリ出来たと思う。

 西が、鑑別所で会うんじゃなくヤクザの手先で登場するのも鑑別所でのリンチや喧嘩に時間を割けなか

ったからちゃうかな?

 ウルフ金串が、白木ジム所属のボクサーというのも時間短縮に一役買ってるな。

 虎牙光輝ウルフ金串を憎憎しげに演じてて良かったわ。

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 この人は、ボクシングやってるときに鬼塚の付き人みたいなことやったりタイでムエタイの試合にも出

たことがあるって聴いたことがある。

 こういう役はまさに待ってましたやろうなぁ~


 よく、海外の映画で日本人が出てくるんやけどカタコトの日本語やったり(ライジングサン)日本の描

写がデタラメ(ベストキッド2)って事は多い。

 日本人の俳優が出てるときでもそういうことは多いのだ。

 でも、ハリウッド映画だと日本人俳優が、監督やプロデューサーに文句言うてもダメなんやろう

な・・・

 そういうこともあるから、香川照之がいてもボクシング描写がデタラメになる可能性だってあるかもし

れんと思ってた。

 だが、日本映画はハリウッドほど規模が大きくないんか、それとも最初から制作側が香川のボクシング

知識をアテにしていたのか?

 突拍子のない表現は原作の中にある部分だけである。

 まぁ、クロスカウンターの解説で、クロス=4倍、ダブルクロス=8倍、トリプルクロス=12倍とい

うのはなかったけど(笑)

 しかし何もキャストである香川が全てボクシングシーンを作りあげたわけではない。

 そのあたりは、プロがちゃんといる。

 プロのトレーナーもしてる、キッズリターンなんかでも技術指導をしていたトレーナー梅津正彦氏が付

いてる。

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 この人の映画での仕事はオイラは全面的に信頼してるのだ!

 キッズリターンでの安藤政信の動きは完璧やったからな。

 今回は、この梅津氏と香川氏のタッグによるボクシングシーンは素晴らしい出来ですわ。

 やっぱりリアルヒッティングしてる迫力にはかないません。

 力石の顔がゆがむシーンは本当に驚きやな。

 脳細胞というのは一発殴られるたびに数千、という数が死んでいくらしいけど伊勢谷の脳細胞も相当死

んだんやろうな・・・

 この梅津氏と香川照之は撮影中、本当に信頼関係を築いてたと書いてたけどめちゃマニアックな話して

たんやろうなぁ~(笑)

 梅津氏にはすごく驚かされたシーンがある。

 力石のお葬式のシーンで、津川雅彦香里奈らプロの俳優なんかよりも本当に悲しい顔をしてたのだ!

 この人俳優の才能めちゃあるんちゃうのって思ったけど本当に泣いてたらしい(笑)



 見終わって続編の期待が高まったわ。

 正直難しいやろうけど・・・

 まず長い。

 でも、2,3の二本立て同時撮影(マトリックス・2,3、パイレーツ・オブ・カリビアン2,3.最

近ではガンツ1,2も)したらえぇよな。

 でも、後半はカーロス、ハリマオ、ホセという外国人が出てくる。

 金龍飛は、韓流のイケメン使えるし、韓国俳優は徴兵で鍛えてるからムキムキも多いし。

 ハリマオはCGか話ごと飛ばせばえぇか?(笑)

 でも日本語をしゃべれるカーロスの配役が一番難しい。

 これは、仲良くさせて貰ってる真理さんのコメント欄でも書かせてもらったのだが、ホルヘ・リナレスにやって欲し

い!

 ベネゼェラ人で、イケメン、ボクサーで、日本語もしゃべれる!

 まぁ帝拳が絶対させへんやろうけど・・・

 弟のカルロス・リナレスはちょっとでかすぎるしなぁ~


 こうやって妄想がふくらんでくるわ~
 

 何しろ、オイラは「あしたのジョー」良かったお勧め!

 でもみんながみんなえぇって言うわけないんで気に入らんかってもオイラに文句言わんといてやぁ~


 PS,オイラやたら泣いてるけど最近は涙もろくなって「キングコング」のコングが死ぬシーンで号泣

して奥さんにバカにされたような男なのでそれを差し引いて考えてください・・・

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 丈対力石のポスター(レトロ風味)

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 山P,格好良かったなぁ~!

 ファンになったわ(笑)

 娘が大きくなってジャニーズ好きになっても山下智久なら全然OK!

 まぁ、その頃は違う奴が人気なんやろうけど・・・
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