あなたもジャッジだ TVファンのためのプロボクシング採点法
今回、紹介する本は、WBC審判委員長のトム・カズマレック著、ジョー小泉訳の「あなたもジャッジ
だ」を
をつけないで欲しいとお願いしたらしいのだが却下された模様。
亀田家は、WBCのスライマン会長と仲が良く、三男はメキシコで活躍しているのでメキシコ人は亀田
側という認識があるからみたい。
まぁ長男の最初のタイトルマッチも胡散臭い判定やったし、ホンマ判定って信用おけんとこある。
いくら、判定の文句言うても普通は覆ったりはせんねんけど、最近は集計問題で覆ったりしてるんやよ
な。
まぁそんな信用の置けんジャッジに任せるより、自分自身でスコアをつけて自分で勝敗を決めて納得し
たいと思って見ながらスコアをつけるマニアは多い。
まぁ、ジャッジと違うスコアが出ても試合結果が変わるわけちゃうんやけどね・・・
判定をつけるにも、基準というものがある。
よく、ジョーさんが試合中に説明してるけど、もっと具体的に知って自分でちゃんとしたスコアをつけ
るためには勉強が必要なのだ。
というわけでこの本を、読むことをお勧めします。
良く、挑戦者は下がっちゃいけない、敵地だからポイントは向こうへ行く云々を聞くけど、本来そうあ
るべきではない。
でも、テレビを見ながらジャッジをつける人には2種類居ると思う。
自分なりのジャッジをつけて勝敗を決めたい人、他方はジャッジがどういう採点をしてるか予想しなが
らつける人。
後者の場合には、「こっちの選手は地元だからポイントとったんやろうな~」なんてよこしまな考えが
入り込んでくるんやけど、本来そういったジャッジをつけても意味がない。(オイラはすぐそういう風に
つけてしまうが)
10ポイントマストシステム(1ラウンドごとに差をつける)をキッチリ把握してないと集計した時に
印象が全然違う。
ボクシングファンの中ではもうこの10ポイントマストシステムは浸透してるとは思うんやけどあんま
りボクシング見ない人はダウン奪った選手が負けたりしたら納得いかない時も多いんちゃうかな?
まぁこの前の河野選手の試合はダウン奪う前の展開に差がついてたんでみんな納得してたみたいやけ
ど。
ボクシング人気低迷の原因の一つに判定の難しさがあると思う。
これからは小学校高学年よりボクシングのジャッジを授業のカリキュラムに入れることを推奨します!
(笑)
PS
この本が出たのは2003年なんでそれからもジャッジの仕方が微妙に変わってきてる部分もあるかも
しれないし、JBC基準と世界基準は微妙に違ったりすることもあります。
でも、これを読むことで、自分の判定基準を確立したり、何に注目すれば良いか?などがわかってボク
シングを見るうえでより理解を深めるきっかけになるんではないかと思います。
40ページほどですぐに読めます。
定価1500+税 です!