らんぶるライフ はてな版

ボクシングの事書いてます

レスラー

人気レスラーだったランディ(ミッキー・ローク)は、スーパーでアルバイトをしながら、かろうじてプロレスを続けていたが、ある日長年のステロイド使用が祟り、心臓発作を起こしてしまう。病院のベッドで目覚めたランディは、医者にリングに立つことを禁じられる。妻とは離婚し、一人娘のステファニー(エヴァン・レイチェル・ウッド)とも疎遠で、ひとりになってしまったランディ。せめて娘との関係だけは修復しようとするが、冷たくあしらわれ、さらに好意をもっていた顔なじみのストリッパー・キャシディ(マリサ・トメイ)にも振られてしまう…。ミッキー・ローク扮する中年の悲哀漂うプロレスラーの人生の光と影を見事に描いた人間ドラマ。第65回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した。

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 今回は、ミッキー・ローク主演の「レスラー」を。

 主演のミッキー・ロークは、オイラが中学生ぐらいの時に「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」で注目され

た後、「ナインハーフ」なんかのセクシーな映画で大ブレイク!

 一躍OLたちのアイドルとなったのだった。

 そんな、セクシー系の俳優やったけどオイラは好きでちょこちょこ主演作は見てた。(ナインハーフは

みにいかなかったけど)

 哀愁漂う、甘えた感じの色男って感じやったんやよな~

 オイラが好きな「イヤー・オブ・・・」や「死に行く者への祈り」なんて映画は銃撃シーンはあるが決

してアクション映画ではなかった。

 そんな、俳優が、ボクサーデビューでするというのでビックリしたもんやった。

 雑誌のインタビューでボクシングをやってるのは知ってたし、「ホームボーイ」という映画でボクサー

役もやってたけどまさか俳優が改めてボクサーデビューするとは思わんかったな・・・

 アメリカで数試合した後、ミッキー・ローク人気に当て込んだ協栄ジムが人気のなかったユーリの試合

と抱き合わせて興行を打ったのが伝説の”猫パンチ”の試合である。

 興行的は成功したけど評判悪かったよなぁ・・・

 このあたりからミッキー・ロークの人気はドンドン落ち込んでいくのだった・・・

 ただ、ミッキー・ロークのことをヤイヤイみんな言うけど、芸能界デビューした後にプロのリングに上

がった人なんてほとんどおれへんはずやで。

 俺が知ってるのは和泉修ぐらいやな。(修は元々アマチュア経験あり)

 一時期、芸能人がボクシングライセンスとるの流行ったけど、取ったときはリングに上がりたいって言

うけど誰も上がってないやろ?(元ボクサーで芸能界デビューした人はいっぱいおるけど、島木譲二、高

品格、etc)

 猫パンチの試合だって、相手が勝手に猫パンチで倒れた(多分片八百長)だけやからな。

 元々、筋肉アクションスターだったわけでもないのにしっかりスーパーミドル級のボクサーの体を作っ

て来てたし。

 まぁ、ミッキー・ロークのこと,かばったけどあの試合は確かに最低ではあるんやけど・・・

 人気なくなってからも脇でちょこちょこ出たりしたのを見てたけど、ジャン・クロード・ヴァンダム主

デニス・ロッドマンも出てたダブルチームって映画に悪役で出てて、その時に裸になったのを見てビッ

クリした。

 セクシー売りにしてた時は、普通の体、ボクサーの時はボクサー体系、落ち目の時にはちょっとだぶつ

いた体やったんやけどこの時はスタローンばりのナイスバディやった!

 そう、この映画の複線はここにあったのだ!←別に複線でもなんでもないか?


 ここから本題の映画の内容を。

 かつての大スターレスラー、ランディ”ザ・ラム”ロビンソンは、今はドサ周りチックな試合に出て生

活してる。

 ここで、プロレスラーのリアルな日常が描かれるのがおもしろい。

 レスラー仲間からドーピングの薬を買ったり、八百長の取り決めを試合直前に決めたりという様子が描

かれてる。

 アメリカのプロレス団体WWEは、八百長を認めて、脚本もあることを公表してるし、ドキュメント

映画「ビヨンド・ザ・リング」というのでこういう事実は語られているらしいんやけど。

 ボロボロの身体でプロレスを続ける、主人公が切ない・・・


 日本のボクシングは年齢制限もあるし、今はドサ周り興行なんかもない。

 それに、ボクシングの試合では到底食べていけないしな~

 でも、なんか親近感沸くというか、リアルに切なかったわ・・・


 そんな時に、主人公は控え室で、心臓発作で取れてしまう。

 ドーピングのせいやろうな~

 医者から引退勧告を受けて、スーパーで働く、ランディ・・・

 なじみのストリッパー役でマリサ・トメイという女優がでてるんやけど、この女優結構好きでした。

 クリスチャン・スレイター主演の「忘れられない人」って映画でヒロインを演じてたんやけどこの人も

年取りましたなぁ・・・

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 そのストリッパーにそくされて娘に会いに行くランディ。

 最初は邪険にされるのだがどうにか和解。

 ドンドン、えぇ感じになっていく。

 しかし、これからいやなことが連続していく・・・

 ストリッパーに、客との一線は越えられないと言われ、やけを起こしてナンパした女と薬でぶっ飛んで

たら娘との約束に遅れて、娘に絶縁される。

 スーパーで働いてる時に客にいらだって怪我をしてそのまま、ブチ切れてスーパーをやめてしまうの

だ。

 もう、ランディの帰るところはリングしかない・・・

 試合の控え室にヒロインが、試合を止めにくるシーンがジョーのラストにちょっと似てるな~

 ヒロインが止めて試合をやめるわけもなくランディーは、自分の”生きる”場所「リング」に帰って

いくのだった!

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 あまりにも切ない映画である・・・

 アメエリカン・ニューシネマチックなドラマやな~

 ルーザー(負け犬)の物語といってしまえばそれまでだが、心に響く映画やった。

 オイラ、ボクサーとしての栄光なんてなかったから別に落ちていったわけでもないんやけどなんかこの

 切ない感じがリアルに感じられる。

 ボクサーやレスラーって実社会ではうまく立ち回れない人が多いんやろうな。

 特にレスラーはリングの上は虚構の世界である。

 その虚構の世界でしか生きて行けない、その虚構の世界がそいつにとっての現実であり人生。

 ボクシングはリングに虚構はないんやけど、現実離れした世界やし、似たようなもんかな。

 そういう世界でしか輝けない、人種っておるんやよな。

 

 この映画は、最初ニコラス・ケイジで企画されたらしいが監督のダーレン・アロノフスキーがミッキ

ー・ロークを希望して実現したのだが、内容がミッキー・ロークの現実の人生にダブって高評価を得、ミ

ッキー・ロークは再ブレイク!

 この映画は、お勧めで~す!

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