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セコンドを考える

【SRC戦極郷野聡寛がボクシング関係者に訴え「信頼できる人にセコンドに就いて欲しい」

野木トレーナーにボクシングの指導を受ける郷野だが、ボクシング界のルールで野木トレーナーはセコンドに就くことが許されない
 8月10日(火)東京・大森のゴールドジムサウス東京アネックスにて、8月22日(日)東京・両国国技館で開催されるワールドビクトリーロード『SRC 14』に出場する郷野聡寛(フリー)の公開練習が行われた。郷野はGRABAKAから独立してフリーとしての第一戦を、元K-1ファイターのジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル/チーム朝青龍)と行う。



 内藤大助のトレーナーとして知られる野木丈司ボクシングトレーナー指導の下、ボクシングの個人レッスンを受ける郷野は公開練習後、ボクシング関係者に訴えた。

「自分のいいところ、悪いところ、状態まで分かってくれるトレーナーにセコンドに入ってもらうというのは心強い。だからMMA総合格闘技)の試合だけれど、野木さんにセコンドに入って欲しいという気持ちが凄くある。ボクシング界のルールがあってセコンドには就けない状況だけれど、本当に自分のコーナーに入って欲しいと思っています。

 以前、野木さんの関係でスパーリングをやらせてもらって、心に隙がある状態でリングに入ったんですが、野木さんにはすぐに分かってしまったんですよ。それでインターバルで修正してもらって、その言葉をもらって修正できたので野木さんにコーナーにいて欲しいと凄く思った。

 俺はずっとボクシングが好きでボクシングのエッセンス、試合に対する考え方、テクニック……全て参考にしていた。アメリカでもボクシングのジムへ行かせてもらったくらいボクシングが凄く好きなんですよ。ボクシングの世界にいるのに野木さんの力は俺にとって大きいし、教え方が分かりやすいし、理解しやすい教え方をしてくれる。ボクシング以外の相談も出来るんです。だから二束のわらじで出来るなら今からでもボクシングをやりたいくらい。

 だけど、俺がいま取り組んでいる競技はMMAであって、人生を懸けて取り組んでいるんですよ。この競技に野木さんに入ってもらいたいという想いが凄くあります。それが可能になるような手立てはないのかなって考えています。俺は純粋に一生懸命に闘いたいだけなんですよ。そのために、野木さんの力が必要なんです。

 ボクシング関係者の方にはそんな人間がMMAの世界にいるということを知っていただけたら、と思いますね。自分はこれ以上ないくらい、心強い人たちに囲まれてもらえると思っています」

 現在、日本プロボクシング協会はボクシングトレーナーがボクシング以外の格闘技試合のセコンドに就くことを認めていない。郷野の願いはボクシング関係者に届くのだろうか。

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 こんな記事が出てた。

 格闘技におけるトレーナーと選手との信頼関係がどれだけ重要かわかる話やよな。

 格闘技って言うのは本当にメンタルが試合に強く影響するスポーツやと思う。

 ボクシングでは、3分間戦って、一分間のインターバルに信頼してるトレーナーのアドバイスを聞くこ

とがどれだけ選手を力づけてくれるか?

 コーナーにその人がいるだけで安心感が生まれるものなんやろう。

 アドバイスだけでなく、カットした時にちゃんと血を止める技術を持ってるかどうかというのも重要や

よな。

 カット癖のある選手にとってはものすごく重要な要素である。

 世界チャンピオンを6人育てたエディ・タウンゼントさんは、技術以上にこの信頼関係を築くのがうま

かったみたい。


 オイラは選手を見てないんで今はセコンドに付くことはない。

 でも、現役当時はよくセコンドの手伝いをしてたもんやった。

 オイラは声が大きいので、タイム係をしてたんやけどオイラにやって欲しいって奴はちょこちょこお

ったな。

 選手は、少しのことでも安心したいもんなのだ。

 オイラセコンドの手伝いと言ってもたいしたこと出来ないんで後は水を渡したり椅子を上げたりするぐ

らいやったけど。

 でも、椅子を上げる時は絶対選手を待たせないようにすばやくいれることを心がけてた。

 たまに、他のジムがモタモタして選手を待たせてるのを見るがあれぐらいサッサとしてあげてほしい。

 まぁ人数がいないとかの理由もあるんかもしれんけど。

 あの当時はオイラは関西では椅子を挙げるのは一番早かったと自負してる(笑)

 たまぁ~に、セコンドの手伝いでリングエプロンに上らないといけなくなるときはやっぱり緊張した

な。

 マウスピースを洗って、選手に水を飲ませて、首の後ろを氷で冷やす程度のことしかしたことないけど

なれないことすると焦るんやよな~



 オイラが選手だった時、セコンドに対してどんな思いがあったのかと言うと、正直別に思い入れはな

い。

 日本でやった試合は監督が全部付いてくれた。

 それと途中からはそよかぜトレーナー

も加わって付いてくれた。

イメージ 1

 後は会長の息子さんも付いてくれたことあったな。

 会長の息子さんは、水を吐くときに、かかって嫌な顔されたことしか覚えてないけど(笑)

 監督にしろ、そよかぜトレーナーにしろ、日頃から教えてもらってるし信頼はしてるけど、じゃぁ絶対

いなければいけない存在だったかと言うとそういうわけでもなかった。

 もし、そういう存在だったのなら、オイラ海外に行くこともなかったんやろうな。



 メキシコでは現地のトレーナーがセコンドについてくれた。

 イメージ 2

 日本人はいないので、セコンドとの会話はスペイン語である。

 まぁ試合したのは、メキシコに来て3ヶ月以上たってるから何とか理解できたし何の問題も不安もなか

った。

 タイでも、タイ人のセコンドと、一緒に練習してた日本人のボクサーやキックボクサーがついてくれ

た。(セコンドが映ってる写真ありませんでした)

 タイ語は全くわからんかったけど、英語を交えて言うてたんでなんとなくわかったし、日本人が説明し

てくれたりしてたしな。

 ただ、タイでの三戦目は、セコンドはタイ人だけやったけど。



 セコンドの支持にしたがって、作戦成功!勝利を勝ち取った!

 と言う様な高度な試合は、オイラ程度のレベルだとあんまりない・・・

 四回戦なんて、最初から最後まで飛ばしっぱなしやったし、オイラは即効型なんで1ラウンドから倒し

に行ってた。

 唯一、メキシコでの試合だけ抑えて行けって言われた。

 でも、1,2ラウンドはセコンドの支持を無視して倒しにかかったけど(笑)

 3ラウンドから、中々倒せないと判断して中途半端なアウトボクシング(のつもり?)をして判定まで

行ったけど、あの試合はあのまま行けばバテて負けてたかもな~(笑)

 最後の試合、WBFのタイトルマッチは日本からそよかぜトレーナーが付いてきてくれた。

 まぁこの試合も、作戦どうこうではなく、玉砕で最初からガンガン行ったんで、誰がセコンドについて

てもかまわんって気持ちやったな。

 ただ、今更考えると、だから強くなれなかったと言うのも理解できる。

 相手に対する対策、自分の能力のどこを伸ばせば、今度の対戦者に打ち勝てるのか?

 トレーナーと話し合って練習し、試合ではそれを実行するために試合を組みたてていく。

 でも、グリーンツダジムは当時は、トレーナーは担当性ではなく、監督やそよかぜトレーナーが全体を

見るという形だった。

 だから、素言うトレーナーとの信頼関係を作るのは無理といえば無理やったのかも。

 
 それにオイラは所詮一匹狼的な性分なのか、自分のボクシングを貫くだけで、セコンド陣を含めたチー

ムという感覚を持ったことはない。

 こう書くと、監督やそよかぜトレーナーに感謝してない風に見えるけど、そんなことはないけど。

 何より、楽しくボクシングできたのは二人のおかげですわ。





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