実話ナックルズ 2010年7月号
この書庫では、元ボクサーの写真家関根虎洸さんの写真家としての仕事を紹介してます。
今回は、現在発売中のこの表紙の「実話ナックルズ」での記事の紹介を。
今回、関根さんからこの号に記事が載るのを聞くのが遅かったためにこの号を買うのちょっと苦労
したわ・・・
コンビににはもうこの号を置いてるところはほとんどないんちゃうかな?
今回の記事は、関根さんがライフワークにしてる闘犬の記事。
徳島県で行なわれた春の全国大会のリポート。
闘犬のルールは、戦ってる時に、声を出したら負けらしい。
それは、痛くて泣くというだけではなく、吠えたり威嚇しても負けになるのだ。
「弱い犬ほどよく吠える」
という言葉があるように、相手に対する恐怖心が逆に強がって見せるために吠えるのだ。
オイラは、現役時代、たいしたボクサーじゃなかったんで、マスコミ相手のリップサービスなんてする
必要はなかったし、友達や周りの人間に強がりを言うことも無かったんでそういう心理はあんまりわか
らんなぁ・・・
オイラはいつも自信なかったし、自分の言葉に責任持ちたいから100%出来ることしか出来るってい
いたくなかった。
正直、相手がフィリピン人の咬ませ犬の時(一回だけやった)でも、自信はあったけどもしかしてラッ
キーパンチ貰ってとか考えるとどうしてもでかいこと言う気にはなれんかったんやよな。
ある意味でかい事言うには度胸も必要なんやよな。
な。
なんか話の観点がずれてきたなぁ・・・(でかいこと言うやつの批判めいた事の話やったのに)
まぁ、本当に実力や自信がある奴が吠えるのと、自信がないから吠えるのとは違うよな。
まぁ、自信があって吠える奴でも自分に対するプレッシャーを高めるために言うみたいなのもおるけ
ど、本当に凄い。
オイラいつも負けたときのことばっかり考えてたもんな・・・
でも、もっとカッコ悪いのは負けたのに相手を認めずにあの時は調子悪かったとか言うのやよな。
オイラ、コンディションを作るのが本当にヘタでこういう言い訳をしがちになるのは本当に恥ずかし
い。(相手はちゃんと認めてますが)
まぁ、調子悪くなかったら勝てたなんて絶対言わんけど、コンディションを作れない時点でプロ失格な
のだ。
そういう意味でオイラはプロ意識が希薄やったんやなぁって今更反省してますわ・・・
吠えるに付いてやけど日本人にはやっぱり、吠えるという行為は美徳から外れるんやろうな。
でも、最近はずいぶん饒舌なヒーローも出てきたみたいやけど・・・
ちなみに矢吹丈はイメージよりも良くしゃべるのだ。
無口になっていくのは後半から。