バンタム級オールドグレイト
バンタムとは、チャボって鶏のことらしいな。
今でこそ、日本人の体格は大きくなって、新人王のトーナメントの参加人数はライト級あたりが一番多
いみたいやけど、昔はフライ、バンタムが多かったみたいやし。
でも、このバンタム級ではそれほど多くの日本人世界チャンピオンが生まれたわけではない。
人。
”めちゃくちゃ”人気あった選手は原田と辰吉だけかな?
もしれんな。
後は名前の響き。
意味も他の階級はフライ=蝿、フェザー=羽、ライト=軽い、日本人が世界と戦う階級の名前でもバン
タムはなんとなくカッコエェ。
写真の選手をさらりと紹介して行きますわ。
右上の白黒写真の選手、パナマ・アル・ブラウン。
1922年から1942年の20年間も戦い続けてた選手みたいやな。
身長が182cmと異常に高かったらしい。
タイトルを6年間保持し、10度の防衛を重ねた。
上段真ん中は、アルフォンソ・サモラ。
元五輪銀メダリスト。
MORA,ZARATEの頭文字から)
しかし、このライバル対決に負けてから急速に失速してしまうのであった・・・
上段,左はルペ・ピントール。
ピントールもサラテと同門だったがタイトルに挑戦。
この同門対決を微妙な判定でモノにする。
タイトル奪取の試合こそ物議をかもし出したがその後は8度の防衛をこなす。
日本人唯一のボクシング殿堂に入ったボクサー。(ジョー小泉と、本田会長は選手部門ではない)
けにされた幻の三階級制覇王者。(再戦はKO負け)
中段、真ん中はカルロス・サラテ。
サモラとともにZボーイズとして活躍。
この人もWBCタイトル獲得までをほとんどKO勝ちで終わらせてきたKOパンチャー。
タイトルは9度防衛。
防衛戦はすべてKO勝ちである。
この人は、バンタム級最多防衛16度の記録を持ってる。
兄貴も世界王者ギャビー・カニザレス。
オイラはこの人とLAで会ってスパーリングしてもらいました。(もちろんやられた)
下段左が、怪物ルーベン・オリバレス。
今人も、チャンピオンになるまでほとんどの試合をKOで終わらせてきたハードパンチャー。
ただ、チャンピオンになってからはまともに練習しなくなったのか勢いがなくなるんやけど。
金沢和良との対戦は伝説になってる。
その下がジェフ・チャンドラー。
あだ名はジョルティン(揺さぶり屋)。
この階級には珍しい黒人チャンピオン。
この人は防衛9度ですな。
その左がマヌエル・オルチス。
一度奪われたタイトルは同じ相手から奪い返し3度防衛。
その斜め上が、”黄金のバンタム”エデル・ジョフレ。
バンタム級の宝エデル・ジョフレのことなのだ。
この人は生涯に二度負けてるのだがその相手がファイティング原田。
だから原田は殿堂入りしてるのだ。
いまだにこの選手は評価が高いみたやな。
フェザー級も制して一度防衛してる。
ざっと簡単に紹介しました。
まぁウィラポンは現役引退したらここに名を連ねるのは間違いないな。
長谷川選手、今でも十二分にここに載る実績は積んでるんやけど次のモティエル戦に勝てばとダメ押し
って感じですな。
ここに載るようなグレイトに引き分けた日本人もいることを付け加えておきます。
村田会長は、ここで紹介したグレイト、ルペ・ピントールとジェフ・チャンドラー二人と引き分けた名
選手。
そのうち詳しく紹介します!