はけないズボンで死刑判決
今回は、袴田事件を知るテキストというか入門編にちょうど良いと思われる「はけないズボンで死刑判
決」という本を紹介しますわ。
この本は、60ページほどしかないのですぐ読めるし、事件とこれが冤罪であるということの説明がわ
かりやすく説明されているんでこの「袴田事件」に興味を持った人にはまず読んでもらいたい本ですな。
題名が現してるとおり、証拠となった犯人の脱ぎ捨てた衣類と言われてるズボンは袴田さんははけない
のに死刑判決って狂ってるわ・・・
このズボンは味噌ダルの中に隠してあったということになってるが見つかったのは随分たってからであ
る。
オイラ、最初はこのはけないズボンということから犯人は他にいて袴田さんより小さい人なのだッて言
う証拠になるものとばかり思ってたんやけど、事態はそんなもんではなかった・・・
これは警察が捏造したものらしいな。
でも、裁判所もそれを認めない。
味噌で縮んだとか言うてるらしいけどアホか!ッて感じやな。
それに弁護してる人たちがちゃんと縮むかどうかテストもしたらしいけど縮まなかったみたいやし。
結局裁判所も同じ穴のムジナってことですわ・・・
人の人生をめちゃくちゃにするという罪もとんでもないし、証拠を捏造までするということは本当の犯
人に協力してるのと同じことやんか!
一家4人を残酷に殺した極悪人を国家権力が自ら野放しにしてるということはどういうこと何や。
まぁいまさらそんなこと言うてもこの犯人はつかまることないやろうから、今は袴田さんを解放するの
が先決なのだが。
しかし、この本を読むと、警察が証拠を捏造してるやり方も子供じみてるというかえぇ加減というか穴
だらけである。
まるで子供の言い訳やん!
でも、国家の権力でそれがまかり通ってしまうのだ!
恐ろしい話である・・・
この本を読んだら、本当に怖くなると思うわ。