ムーランルージュ
イギリスの上流階級出身の作家志望クリスチャン(ユアン・マグレガー)は、父親に反対されながらもボヘミアンな世界に憧れて華の都パリのモンマルトルに出てきた。モンマルトル一角の安宿に部屋を取り、自由と愛についての物語を書こうと試みるが、いざ書こうとすると物語に出来るような恋愛経験が無い事に気付き、クリスチャンは途方に暮れた。
その時、天井を突き破って意識を失ったアルゼンチン人が落ちてくる。驚愕して穴の開いた天井を見上げると、キャバレー・ムーラン・ルージュに雇われている作家のオードリーや新進気鋭の画家アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック達がクリスチャンの部屋を覗き込んでいた。オードリー達はアルゼンチン人の様子はどうだ、明日までの原稿は完成するのかと大騒ぎ。トゥールーズ=ロートレック達は、オーナーのジドラーが電飾に凝りすぎたせいで経営が傾いた「ムーラン・ルージュ」の新たなパトロンを見つけるために新しい舞台を考えていたが、披露する歌の歌詞が決まらず、喧々諤々の状態だった。セットの上で彼らのやり取りを見守っていたクリスチャンは、思わず知らずのうちに、彼らが披露するつもりであるショーに完全にマッチした歌を披露した。トゥールーズ=ロートレックらはこれほど完璧な歌を書ける人間はいないと絶賛し、オードリーに彼と一緒に歌を書いてくれないかと頼んだが、オードリーは見ず知らずの新人と一緒に書くことを拒否し出て行ってしまう。
これでクリスチャンを仲間に入れる障害がなくなったと見たトゥールーズ=ロートレック達は、クリスチャンにアルゼンチン人が持っている最高のスーツを着せて、ムーラン・ルージュの花形スターであるサティーンに取り込んで、オーナーのジドラーにクリスチャンを認めさせる計画を立てる。かくしてクリスチャンはトゥールーズ=ロートレック達と共に歌を書く事になった。クリスチャンは生まれて初めてアブサンを飲み、完全な酩酊状態でムーラン・ルージュのショーにもぐりこむことになった。
ムーラン・ルージュでは多くの着飾ったカンカンダンサーがショーを盛り上げ、そしてトリは勿論、花形スターのサティーン(ニコール・キッドマン)だった。サティーンは自分を本当の女優にしてくれると約束している公爵と二人きりで会うことを心待ちにしていたが、ちょっとした手違いから、クリスチャンを公爵だと勘違いしてしまう。クリスチャンはサティーンの目の前で自作の詩を朗読し、二人は恋に落ちてしまう。
レガーとトムクルの元嫁さん、ニコール・キッドマン。
この映画はミュージカルナンやけど歌が元々あるポピューラーな歌をアレンジして使ってるのがユニー
クなんやよな。
有名な所ではマドンナの「ライク・ア・ヴァージン」なんて使ってる(歌うのは座長役のおっさん)
他にも、ビートルズの曲とか、あぁ聞いた事あるなぁ~なんて曲も多い。
でも、逆にこの映画のサントラもTVの番組に良く使われてるんやよな~
M-1で、芸人が入場してくる時のテーマ曲はこのムーランルージュの曲なのだ。
音楽もえぇけど、映像もきれい。
全部、セットなんやけど、完全に世界が出来上がってる。
原色ハデハデの舞台とか、街並みは現実世界から観客を物語の中に運んでくれる。
まさにバズ・ラーマンワールドなのだ。(監督はゲイなんでこういう色彩感覚が好みらしい)
そして主演の二人もオイラは好きなんやよな。
ニコール・キッドマンは本当にきれいでゴージャス!
ユアン・マクレガーの、頼りないボンクラっぽい所も好感度大!
物語は古典的とも言える恋愛悲劇。
オイラは泣いてしまいました・・・
これが、映画のサントラ。
好評だったらしく二枚出てます。
映画を見なくても、良い音楽やけどやっぱり映画見てそのシーンを思い浮かべながら聴くのがベストで
すな。
ミュージカルがあんまり好きじゃない人って多いと思うけどこれは知ってる曲も多いんで結構入って行
きやすいし、映像も物凄くきれいで凝ってる。
まぁ機会があれば見てほしいんやけどなぁ~