ホセ・ルイス・ブエとのスパー
オイラ、たいしたポクサーちゃうかったけど、ちょっと自慢な事があるねん。
それは、元世界チャンピオン、後の世界チャンピオン、現世界チャンピオン10人ぐらいとスパーリン
グした事。
田舎の小さなジムにいればスパーリングどころか会うこともまずないようなスターと練習できる境遇に
おるというのは贅沢ななことやよな。
それを直接相手にしてもらえるんやからラッキーといえばラッキーである。
まぁ、向こうが強いからやられるだけなんやけど・・・
でも、グリーンツダにいれば体重さえ合えばこの2人とはスパーできる可能性はある。
て言うか、珍しいことでは全くない。
日本に居て、日本人の世界チャンプとスパーするのは運がよければチャンスにめぐり合う可能性もあ
る。
でも、外国人のチャンピオンとスパーするチャンスは滅多にないよな。
オイラは、海外に行ってたんでそういうチャンスがちょこちょこあったのだ。
ただ、写真なんかほとんど残ってないんやけど・・・
でも、ホセ・ルイス・ブエノとのスパーリングは友達が写真に撮っててくれた!
用意をする、ブエノとオイラ!
ブエノとはこの時の一回しかスパーはしてもらえなかったんやよな・・・
オイラがメキシコにいたときは、川島郭志との一戦目の頃だったんで、サウスポーとスパーしてたから
な。
この時は、試合終わって少したってからやったんちゃうかな。
ブエノはテクニシャンでハードパンチャーのイメージはなかったんやけど、パンチは相当重かった。
はっきり言うて向こうは気を使って軽くやってくれてるのがわかったんやけど、パンチはまともにもら
うわ、オイラのパンチは当たらんわで、エェ所なしのスパーやったな・・・
後で、トレーナーに怒られたもんな~
ブエノは川島郭志に負けた後、階級を上げて何度も世界挑戦したけど帰り咲く事は出来なかったし、日
本で負けてるからそんなに評価されてないけど、やっぱり強かったなぁ~
軽く打ってあれだけパンチが重いからこそ階級上げてやっていけたんやろうな。
身体の分厚さも相当で、当時オイラは同じ階級やったけど全然身体が違ってたわ。
当時のロマンサジムは,現、元世界チャンプがたくさんいたけどなかなかそういう人たちとは手合わせ
してもらえなかったんで、これは貴重な経験ですな。
まぁ4ヶ月もいたから他にもちょこちょこしたチャンプはおるけど。
この写真は、別の日に撮ったもの。
ブエノとは同じ年という事もあって、ボチボチ仲良くなった。
ブエノ、元気にしてるんかなぁ~?