フェルナンド”フェローシャス”バルガス
今回は、フェルナンド・バルガスの紹介を。
戦績 31戦 26勝(22KO) 5敗
元、WBA,IBF スーパーウェルター級王者。
ニックネームの、「フェローシャス」は残忍なという意味。
ペルー人に聞いたら肉食獣みたいな意味もある感じやったな。
アトランタオリンピックで米国代表として出場(二回戦で敗退)後プロへ。
デビューより、オールKO勝ちの快進撃で、当時のIBFスーパーウェルター級チャンピオン、「ヨリ
ボーイ・カンパス」に挑みKOで王座獲得。
二回の防衛をKOで終わらせてデビュー以来のKO記録を伸ばす。
三度目の防衛戦の前に、友人たちと、暴行事件を起こし、逮捕される。
すぐに釈放されるが、これでバルガスのイメージは”悪童”として固まってもうたんやよな・・・
そして、三度目の防衛戦はとうとう、KOできずに終わってデビュー以来のKO記録は途絶えてしま
う。
この時は、逮捕の影響がでたのかな~?
なんて思ってたが、何のことはない相手が悪かっただけでしたわ。
相手は、後にトリニダード、モズリーにも判定勝ちを収める、ロナルド”ウインキー”ライトだったか
ら。
実際この試合はライトが勝っていたという意見は多いしな。
しかし、4度目の防衛戦では実力者、元WBAウェルター級チャンプ、アイク”バズーカ”クーティー
を激戦の末判定に退けるのだ!
5度目の防衛戦をKOで切って落とし、当時WBAスーパーウェルター級王者だった、フェリックス”
ティト”トリニダードと2000年12月に統一戦が行われる。
この試合は、20世紀最後のビッグマッチと言われ盛り上がったもんやよな~
しかし、この重要な試合でバルガスは初回から二度のダウンを奪われいきなりピンチに!
途中盛り返して、4回にダウンを奪い返すのだが、逆転勝ちが多いティトは、最終回にバルガスを捕ま
えTKO勝ちを収める。
後々よく言われるのが、バルガスはこの試合でティトに壊されたということだ。
ティトとやるのが早すぎたというのが専門家やファンの意見である。
確かに、ティトは、IBFウェルター級のタイトルを15度も防衛して力をつけ、デラホーヤ、ウィ
ティカー、等の実力者とビッグマッチをこなしていたので経験値が違うわな・・・
しかし、バルガスは一試合ノンタイトルを挟んだ後、ティトが返上したWBA王座の決定戦に出場。
相手のホセ・シバタ・フローレスを倒しWBAスーパーウェルター級王者に。
この次が因縁の相手オスカーデラ・ホーヤとのWBC,WBAスーパーウェルター級統一戦!
バルガスは、アマチュア時代同じチカーノ(メキシコ系アメリカ人)のヒーローデラに憧れていたらし
い。
しかし、デラのキャンプにスパーリングパートナーとして参加したときに冷たくあしらわれおまけに途
中で解雇されたのをうらんでいて、デラ嫌いを公言してたんやよな。
そういう因縁があったからこの試合は盛り上がった!
しかし、この試合でもバルガスはKO負けしてしまうのだった・・・
おまけに試合後のドーピング検査でひっかかってまうし。
確かにいつも、ちょっとでっぷりしてる体系やのにデラ戦の計量の時はめちゃくちゃえぇ身体してたも
んな。
復帰後は、腰を痛めたりして本調子にはほど遠いコンデションやったみたいやけど、WBC王者、ハビ
エル・カスティジェホに挑戦が決まるのだが、この試合は直前になってカスティジェホのタイトルは
剥奪され、ノンタイトルになった。
この試合を制したバルガスはビッグマッチの一端を担うべくシェーン・モズリーとの試合に挑む。
もうこの試合の頃は歴戦のダメージで身体はボロボロやったんやろうな、パンチでのカットでTKO負
けを喫してしまう・・・
モズリーとのダイレクトの再戦は、KO負け。
完全に選手として終わった感がただよったもんな。
それは、周りも本人も気づいていたようで、最後に、リカルド・マヨルガとの引退試合が組まれる。
この試合、ウェイトはなんとスーパーミドル級!
いくら、引退するの決めたというてももう少し絞れよって感じやよな~
この試合は、悪童対決って感じでお互いでののしりあったり喧嘩しそうになったりと変な盛り上がりを
みせてた。
オイラ、マヨルガ程度には勝って、有終の美を飾って引退するもんとばかり思ってたけど、この試合二
度のダウンを喫して判定負けを喫するのだった・・・
ダウンは足がそろったところにパンチもらったようで効いてはなかったんやけど、最後の最後について
ないよな。
こうして、バルガスはボクシングの表舞台から身を引いた。
少したって、試合のセコンドを手伝ってるバルガスが写ってたけど、めちゃくちゃ太ってたよな~
極悪のデブマフィアみたいになってた。
バルガスは結局、超一流所のトリニダード、デラホーヤ、モズリーには勝てなかったけど人気では引け
をとらんかった。
その悪童キャラと試合の思いっきりの良さは、90年代後半から、00年代初期のボクシング界を引っ
張ってきた貴重な存在やった。
まぁ、人それぞれ意見があると思うんやけど、あるファンにデラのベストファイト、ティトのベストフ
ァイトを聞いてみたらどっちも、バルガスって言うてたな。
それを聞いてオイラもすごく納得いったもんな。
主役にはなれなかったけど、名悪役って感じかな?
話を盛り上げるのはライバルがどんなけ魅力的かってことは重要である。
まさに、90年代後半から00年代前半のボクシングを盛り上げてくれたボクサーやったな~
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戦績 31戦 26勝(22KO) 5敗
元、WBA,IBF スーパーウェルター級王者。
ニックネームの、「フェローシャス」は残忍なという意味。
ペルー人に聞いたら肉食獣みたいな意味もある感じやったな。
アトランタオリンピックで米国代表として出場(二回戦で敗退)後プロへ。
デビューより、オールKO勝ちの快進撃で、当時のIBFスーパーウェルター級チャンピオン、「ヨリ
ボーイ・カンパス」に挑みKOで王座獲得。
二回の防衛をKOで終わらせてデビュー以来のKO記録を伸ばす。
三度目の防衛戦の前に、友人たちと、暴行事件を起こし、逮捕される。
すぐに釈放されるが、これでバルガスのイメージは”悪童”として固まってもうたんやよな・・・
そして、三度目の防衛戦はとうとう、KOできずに終わってデビュー以来のKO記録は途絶えてしま
う。
この時は、逮捕の影響がでたのかな~?
なんて思ってたが、何のことはない相手が悪かっただけでしたわ。
相手は、後にトリニダード、モズリーにも判定勝ちを収める、ロナルド”ウインキー”ライトだったか
ら。
実際この試合はライトが勝っていたという意見は多いしな。
しかし、4度目の防衛戦では実力者、元WBAウェルター級チャンプ、アイク”バズーカ”クーティー
を激戦の末判定に退けるのだ!
5度目の防衛戦をKOで切って落とし、当時WBAスーパーウェルター級王者だった、フェリックス”
ティト”トリニダードと2000年12月に統一戦が行われる。
この試合は、20世紀最後のビッグマッチと言われ盛り上がったもんやよな~
しかし、この重要な試合でバルガスは初回から二度のダウンを奪われいきなりピンチに!
途中盛り返して、4回にダウンを奪い返すのだが、逆転勝ちが多いティトは、最終回にバルガスを捕ま
えTKO勝ちを収める。
後々よく言われるのが、バルガスはこの試合でティトに壊されたということだ。
ティトとやるのが早すぎたというのが専門家やファンの意見である。
確かに、ティトは、IBFウェルター級のタイトルを15度も防衛して力をつけ、デラホーヤ、ウィ
ティカー、等の実力者とビッグマッチをこなしていたので経験値が違うわな・・・
しかし、バルガスは一試合ノンタイトルを挟んだ後、ティトが返上したWBA王座の決定戦に出場。
相手のホセ・シバタ・フローレスを倒しWBAスーパーウェルター級王者に。
この次が因縁の相手オスカーデラ・ホーヤとのWBC,WBAスーパーウェルター級統一戦!
バルガスは、アマチュア時代同じチカーノ(メキシコ系アメリカ人)のヒーローデラに憧れていたらし
い。
しかし、デラのキャンプにスパーリングパートナーとして参加したときに冷たくあしらわれおまけに途
中で解雇されたのをうらんでいて、デラ嫌いを公言してたんやよな。
そういう因縁があったからこの試合は盛り上がった!
しかし、この試合でもバルガスはKO負けしてしまうのだった・・・
おまけに試合後のドーピング検査でひっかかってまうし。
確かにいつも、ちょっとでっぷりしてる体系やのにデラ戦の計量の時はめちゃくちゃえぇ身体してたも
んな。
復帰後は、腰を痛めたりして本調子にはほど遠いコンデションやったみたいやけど、WBC王者、ハビ
エル・カスティジェホに挑戦が決まるのだが、この試合は直前になってカスティジェホのタイトルは
剥奪され、ノンタイトルになった。
この試合を制したバルガスはビッグマッチの一端を担うべくシェーン・モズリーとの試合に挑む。
もうこの試合の頃は歴戦のダメージで身体はボロボロやったんやろうな、パンチでのカットでTKO負
けを喫してしまう・・・
モズリーとのダイレクトの再戦は、KO負け。
完全に選手として終わった感がただよったもんな。
それは、周りも本人も気づいていたようで、最後に、リカルド・マヨルガとの引退試合が組まれる。
この試合、ウェイトはなんとスーパーミドル級!
いくら、引退するの決めたというてももう少し絞れよって感じやよな~
この試合は、悪童対決って感じでお互いでののしりあったり喧嘩しそうになったりと変な盛り上がりを
みせてた。
オイラ、マヨルガ程度には勝って、有終の美を飾って引退するもんとばかり思ってたけど、この試合二
度のダウンを喫して判定負けを喫するのだった・・・
ダウンは足がそろったところにパンチもらったようで効いてはなかったんやけど、最後の最後について
ないよな。
こうして、バルガスはボクシングの表舞台から身を引いた。
少したって、試合のセコンドを手伝ってるバルガスが写ってたけど、めちゃくちゃ太ってたよな~
極悪のデブマフィアみたいになってた。
バルガスは結局、超一流所のトリニダード、デラホーヤ、モズリーには勝てなかったけど人気では引け
をとらんかった。
その悪童キャラと試合の思いっきりの良さは、90年代後半から、00年代初期のボクシング界を引っ
張ってきた貴重な存在やった。
まぁ、人それぞれ意見があると思うんやけど、あるファンにデラのベストファイト、ティトのベストフ
ァイトを聞いてみたらどっちも、バルガスって言うてたな。
それを聞いてオイラもすごく納得いったもんな。
主役にはなれなかったけど、名悪役って感じかな?
話を盛り上げるのはライバルがどんなけ魅力的かってことは重要である。
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