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殴られた犬の誇り   俺は諦めなかった

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 今回は、高橋ナオトの自伝、「殴られた犬の誇

り」の紹介を。

 普通、ボクサーが自伝書くって聞いたら、ゴーストライターが書くと思うよな。

 でも、ナオトは自分で書いてる。

 ナンバースポーツノンフィクション新人賞を取った実力派なのだ!

 この本は、自伝というより、ナオト自信の思いのたけをぶちまけてるって感じかな。

 「はじめの一歩」の作者、森川ジョージ氏との出会い、アベジム会長、故阿部幸四郎会長への思い、J

Bスポーツジム会長としての考えなどが書かれてる。

 これを読んで、オイラのナオトのイメージは結構変わったな。

 現役時代の、インタビューでは、優等生的発言しかしてなかったし、おとなしそうな顔の印象で、勝手

に温和な人柄を想像していたが、相当熱い人やね。

 現在は、JBスポーツを退職しているが、この本を出した時には、現役のジム会長だったんで、当時の

ジムのホープ福島学選手(現在は移籍して他のジムの所属)のことについても書かれてる。

 世界戦に向けて色々と意見がぶつかったりしたみたいですな。

 選手を終えて、指導者になるときに、師匠が厳しかった人は二種類に分かれると思う。

 一つは、師匠に厳しくされていやだったから、教え子の優しく接する人。

 もう一つは師匠のやり方を受け継ぐ人。

 ナオトは基本的な考えが後者やったみたいやな。

 ただ、会長としての仕事に専念して、選手を育てるのは、トレーナーに任せてたみたい。

 ナオトは、この本の中で、自分のボクシング哲学を大いに語ってるんやけど、厳しい考えを持ってる人

ですな。

 考え方も人それぞれオイラとは全く違う考え方もあったし、同じような考えを持ってる部分もあった。

 そういった考えが、スタッフ、オーナーとの意見の食い違いなんかが会って会長をやめたんかな?

 オイラは、ボクシングジムのトレーナーしてるけど、プロのジムじゃないし、アマチュアででも試合に

出ようとする、練習生もいないので今まで選手を育てた事はない。

 だから、正直ボクシングジムのトレーナーとしては、半人前以下やと思ってる。

 トレーナーは選手教えて、セコンドついてナンボやと思うからな。

 そういう意味でも色々勉強になる本やった。

 ボクシングジム関係者の方も、違った考え方を知るために読んで見ても良いかも。

 まぁ、みんな独自のこだわりがあるから人の考えを受け入れない人多いんやけど。

 普通に本屋で手に入るので気になった人は読んでみてください!


 表紙は、森川ジョージ先生によるものです!





 「殴られた犬の誇り」  作者 高橋直人  ネコ・パブリッシング  定価1470円








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