”テリブル”テリー・ノリス
今回は、元ＷＢＣ，ＩＢＦスーパーウェルター級チャンピオン、”テリブル”テリー・ノリスの紹介
を。
戦績 ５６戦 ４７勝（３１ＫＯ）９敗
に挑戦するも、ＫＯ負けを喫する。
この時は下馬評でも、ノリス有利だったようで、日本のＴＶ放送でも、ジョー小泉がやたらノリスを推
してたもんな～
しかし、ジャクソンの豪打の前に倒されてしまうのだった・・・
しかし、３試合ほど調整試合をして復調し、改めてＷＢＣスーパーウェルター級チャンピオン、ジョ
ン”ビースト”ムガビに挑戦！
このムガビは、世界初挑戦するまでは、全戦全勝オールＫＯ勝ちの怪物やったんやけど、本来ならスー
パーウェルターがベストやのに、興行場の理由から一階級上のミドル級王者マービン・ハグラーに挑戦さ
せられて激戦を繰り広げた猛者なのだ(ＫＯ負けしてもうたけど名試合！）
でも、復帰戦で負けたりしてるから完全に勢いがなくなってもうたんやろな。
やっとのことで、本来の階級、スーパーウェルターでチャンピオンになっていた。
しかし、時代は、次に移っていたのであった！
ノリスは、野獣と恐れられたムガビをわずか１Ｒで倒し、晴れてチャンピオンになるのだった。
そして、二度目の防衛線に元５階級制覇の「シュガーレイ・レナード」を迎えるのだ。
この時の試合は、まだそんなに有名でもないノリスとレナードやったって相手にならんやろうって思っ
てた。
レナードは、いきなりの復帰戦でのタイトルマッチ、おまけに最後の試合はスーパーミドルと今回の試
合よりも二階級上で戦ってた。
ロイ・ジョーンズもそうやけど、年行ってからの体重の上げ下げは、とんでもなくコンデションに影響
するみたいやな。
レナードは、いいところなく、判定でノリスに破れ去るのであった！
これで、完全に新旧ヒーローの交代である。
次に切って落とすのは、元ウェルター級統一王者にして二階級制覇王者、オリンピック金メダリストで
カリーも切って落とし、快進撃を続ける。
モーリス・ブロッカー等が含まれる。
しかし、このまま安泰と思われていた王座は、元ウエルター級チャンプ、サイモン・ブラウンに倒され
て奪われてしまう。
あまりにも、イケイケになりすぎて、逆に倒されてしまったのだ。
この辺りがノリスがグレートになれなかった理由なんやろな。
ノンタイトルをはさんで、ブラウンと再戦、今回は安全運転に徹して判定勝ち、王座を取り戻した。
しかし、次からが又苦難の道が待っていた・・・
ルイス・サンタナとの防衛戦で、反則打により、相手が失神そのまま反則負けになり王座滑落。
ダイレクトで、再戦も、またもや反則打により、サンタナが起きてこず（セコンドの指示との噂）失格
負け。
三度目の対決によって初めてサンタナをまともに倒して王座復帰するのであった・・・
その後は、順調に防衛戦こなし、ポール・ヘイデンとの統一戦でＩＢＦ王座も吸収。
ただ、この時代、この階級はスターがいなかったんやよな・・・
まさに、ノリスの一人舞台といえば聞こえは良いが、ビッグマッチが組めないのだ・・・
今やったら、面白いカードいくらでも組めるのになぁ・・・
しかし、やっとこさ、スター対戦者が現れた。
フェリックス”ティト”トリニダードだ～！
この試合が実現してたら、おもしろかったやろうな～
しかし、またもやノリスは肝心なところで負けてしまうのだった・・・
キース・ムリングスに倒され、ＷＢＣタイトルとともにトリニダードとのビッグマッチもフイにしてし
まうのだった。
その後、二連敗して、引退。
現在は、パンチドランク症状が出ているらしい・・・
ノリスは、強いけど、結構打たすんで、ポカも多いし、ダメージもかなり残ってたんやろうな。
トリニダートとやっても倒されていた可能性が高いけど、やっぱり実現してほしかった。
ノリスは、最初に出てきたときに、ムガビ、レナード、カリーというオールド・グレイトを倒してスタ
ーに駆け上ったけど、その後のスター対決に恵まれんかったよな。
それとあまりにもポカが多い・・・
オ＾ルドグレイトを倒したのも、それがオールドだったからであって全盛期ならと逆にやられてたのか
もな。
最近の、スーパーウェルターのスター達、デラ、モズリー、バルガス、マヨルガ、ライトとやってたら
どうやったんやろ？
時代に恵まれへんかったボクサーやと思うわ・・・
