オイラとリチャード・スティール
レフェリーはセコンドに
「危険じゃないか？棄権させないのか？」
などとは聞いたりしなかったのだろうか？
別に、レフェリーやセコンドが悪いなどとは言いたいわけちゃう。
ただ、レフェリーにしろ、セコンドにしろ、後もう少しで、判定まで行くというときでも、危険を感じ
たら即座にストップしなければいけないという事は改めて思ったということ。
そう、伝説の逆転劇 「フリオ・セサール・チャベスＶＳメルドリック・テーラー第一戦」の時のよう
に。
あの試合は、１１ラウンドまでのポイントは、テーラーが取ってた。
しかし、最終ラウンド後半にテーラーはダウンを喫するのだ。
立ち上がりはしたものの、テーラーは目の焦点が定まらずに残り２秒を残してストップされてしまい、
逆転ＫＯ負け。
そのときのレフェリーがこのリチャード・スティールなんやよな。
残り２秒だったら試合を再開させてもすぐゴングで、大事にはいたらなかったし、其れまでは確実にテ
ーラーがポイントを取ってたのでリチャード・スティールレフェリーは色々叩かれてたよな・・・
でも、ビデオで見返してテーラーの目を見たら間違いなく止めなアカン目をしてたわ。
リチャード・スティールレフェリーの判断は間違ってなかったと思う。
それに、最終ラウンドだからとかの判断はレフェリーがしたらアカンことやって言うのも確かやよな。
スティールレフェリーは、ストップが早いので観客受けが悪いんやよな。
コールを受けるとブーイングが出るほどやから。（ある意味レフェリーとしては有名すぎる）
でも、選手を守るという信念に基づいての行動なんやよね。
まぁ、タイソンＶＳラドックⅠの時はさすがに早かったとは思うけど・・・
スティールレフェリーは、辰吉選手の試合もよく裁いてるよな。
辰吉ＶＳウィラポンⅡのときなんかは、辰吉選手が倒れれて頭を打つのを防ぐように抱きかかえてた。
あぁいうとこに選手への愛情がみえるよな。
この写真は、辰吉ＶＳポーリー・アヤラ、坂本ＶＳセサール・バサン、ロッキー・リンＶＳワンディー
の世界三大タイトルマッチの時に、控え室の方の廊下にいるときに撮ってもらった。
試合直後で汗がびっしょり。
レフェリーの運動量もハンパちゃうんやな。
レフェリーは、手際悪けりゃ、セコンドに文句言われ、ストップ早けりゃ選手に恨まれ、観客からはや
じられ、ナイスなレフリングしても誰からも喝采を浴びない本当に究極の裏方やよな。
でも、レフェリーも汗だくになって一緒にに戦ってるんや。
試合見る人は、もう少しレフェリーに敬意を持ってあげてもいいんちゃうか？
リャード・スティールレフェリー、引退してたと思ったらカンバックしてたと思うんやけど？
それほどの儲けなんかないはずやねんから、人材がおれへんのやろうな・・・
世界中のレフェリーの皆さん、これからも、事故が起こらないようにしっかり選手を見守ってな。
会場に見に行った人は帰りにレフェリーを見たらご苦労さまって声かけてあげたってほしいな。
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