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ボクシングの事書いてます

マイノリティーの拳

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 今回は、林壮一氏の「マイノリティーの拳 世界チャンピオンの光と闇」の紹介を。

 ヘナロ・エルナンデスの癌の記事を書いたけど、その記事を転載させてもらったのがこの本の作者、林

壮一さんのブログから。 →「林壮一のマイノリティーの拳レポート」http://ameblo.jp/m-fist/

 林氏は、アメリカに滞在して執筆活動をしているので、じっくり腰を下ろした取材で読み応えがある。

 書かれてるボクサーは、最近なくなったホセ・トーレスとタイソン、アイラン・バークレイ、ティム・

ウィザースプーン、ジョージ・フォアマン

 ホセ・トーレスは、タイソンと同じカス・ダマト門下で、元L・ヘビー級のチャンピオン。

 引退して作家活動もしていて、アリやタイソンの伝記も書いているんやけど、作家としての評価も高い

みたいなんやよな。

 タイソンの伝記で、タイソンをたしなめるような事書いたせいでタイソンとホセ・トーレスは仲悪くな

ってしまったみたいやけど、それはタイソンがガキなだけやな・・・

 アイラン・バークレイは、元、WBCミドル、IBFスーパーミドル、WBAライト・ヘビー級の三階

級制覇者。

 ミドルとライト・ヘビーはヒットマン、ハーンズからベルトを奪ってる強豪なのだが、今は物すごい貧

乏をしてるみたい・・・

 まぁ、ハーンズに勝っても、防衛戦ですぐに負けてしまい、お金を稼げなかったんやよな。

 まぁ、人気がなかったんでプロモーターの冷遇されたんやけど、そんな愚痴をずっと言うてるみたい。

 その姿があまりにも哀れで悲しい。

 しつこく試合していたので身体もボロボロみたいやしな・・・

 ティム・ウイザースプーンは、元WBA,WBCヘビー級チャンピオン。

 この人も、お金を残せてないんやよな・・・

 この人はドン・キングの選手だったんでキングに搾取され続けたのだ。

 しかし、キングに逆らって訴訟を起こしたのだ、これに勝って大金を手にするのだがこれも使いはたし

てしまうんやけど・・・

 ただ、ウィザースプーンがバークレイと違うのは、明るい!

 家族との絆もしっかりしていてるんでそこが救われるな。

 最後はジョージ・フォアマン

 戦う伝道師ですな。

 アリとの試合、キンシャサの奇跡について負けた本人からから貴重な話が聞ける。

 まぁ、ざっとこんな内容なんですが、オイラ最近読んだボクシングドキュメントの中では一番おもしろ

かったな。

 面白かったというより、色々考えさせられたりもしたけど、何しろ良い本ですわ~

 作者の誠実な人柄も伝わってくるしな。

 この本は、まだ普通に打ってるんで興味持った人是非詠読んで見てほしいですわ。

 ボクシングの栄光の部分だけでなく、暗い闇の部分、どん底にいる元チヤンピオンのリアルな話は本当

に価値があると思う。

 是非、是非買って読んでほしいな!


 

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