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ボクシングの事書いてます

川津章

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 今日は、昨日と同じくOB会に来ていた人の紹介を。

 川津章  元サカエジム所属のA級ボクサー 。

 そして、オイラのデビュー戦の相手でもある。

 サカエジムの井上会長と故、津田会長は仲が良かったのでサカエジムの選手はよくツダジムにスパーリ

ングに来ていた。

 サカエジムの唯一のチャンピオン、元日本ミドル級チャンピオンの西条岳人さんと川津君は仲が良く西

条さんは、オイラと仲の良い先輩と仲が良かったので自然と一緒に会う機会が出来たのが仲良くなるきっ

かけやった。

 試合のことは、そのうちに詳しく書く事もあるやろうからここでは、はぶきます。

 川津君とは、新人王トーナメントであたったんやけど、後で聞いた話、西日本の新人王候補やったらし

い。

 オイラは、新人王戦がデビュー(当時はデビューでもエントリーできた)やったんやけど、川津君はも

うすでに二戦していたんやよね。

 デビューはオイラの友達の江戸くん(仮名)、そして二戦目は、名古屋のジムの選手で3戦3勝(3K

O)の選手やったらしくその選手に勝って、新人王にでてきたのだ。

 当時はそんナンまったく知らんかったから全然ビビらんかったけど知ってたらやばかったなぁ・・・

 川津君との試合はオイラが勝ったんやけど、なかなかの激戦やった。

 まぁ、その次の試合でオイラは1ラウンドKO負けしてまうんやけど・・・

 グリーンツダジムと違ってサカエジムは力もないので、自然マッチメイクはキツくなる。

 川津君は二十戦以上してるんやけど自分の戦績は覚えてない。

 結構キツいマッチメークで敗戦も多いんやよね。

 フィリピンからの輸入ボクサーの日本デビュー戦とか、二階級上の日本ランカーとか、ムチャなマッチ

メークやで・・・

 川津君いわく井上会長は話がきたら絶対断らないみたいなのだ。

 そのせいで、その時点での力差がある相手と組まれ敗戦を増やしてしまったんやよね。

 でも、井上会長は、川津君の才能に惚れ込んでたらしく「コイツは世界に行く」って言うてたみたい。

 川津君はスポーツ新聞の記事にもなったんやけどその記事にも会長の強気な発言が載ってたもんな。

 そんな川津君が才能の片鱗を垣間見せた時のエピソードを。

 川津君が、某二階級制覇の世界チャンピオンと公開スパーをしたときに、チャンピオンを圧倒してしま

いチャンピオンのジムの会長がスパーを中断させてしまったのだ。

 これはオイラも見ていたから絶対本当!

 で、ずいぶん後の話なんやけどジムでトレーナーと川津君の話をしていたとき、某チャンピオンがその

名に反応してオイラに聞いてきた。

 「おう、河合お前、川津と試合したんか?」

 「はい、しました。」

 「結果どうやってん?」

 「あぁ、一応勝ちました・・・」

 「ほんまか?お前すごいな」

 という会話がされたのだ。

 マァ、この話は、川津君のすごさを伝えるふりしたオイラの自慢話です、スンマセン!

 しかし、世界チャンピオンも認める実力なのだ。

 実際、日本ランカーに入らないのが不思議な選手だった。(理由は明白だが)←ジムの力がない

 事実、オイラに1ラウンドKO勝ちした選手(当時日本ランカー)と試合したときも川津君の勝ちに見

えたが負けにされていた・・・

 最後の試合はA級トーナメントに出場し、元日本チャンプの新井泰を1ラウンドぐらつかせて幸先の良

いスタートをきるのだが、この時はもう目に障害が出てちゃんと相手が見えなくなってたらしい。

 そのラウンドに逆に倒されてジ・エンド・・・

 目の故障もありこれを最後に引退したのだった。

 ボクシングは、才能や努力だけではなかなか上にいけないというダークサイドがあるんやよな。

 川津君はアウトボクサーやったんで故、津田会長は好きなタイプなはずなのでツダジムにいたら、もっ

と栄光あるボクシング生活になってたやろな。

 日本タイトル挑戦は間違いなく出来たはずだ。

 どんなジムにも、アイツはすごかった、天才やったってボクサーはいるもんやけどたいていがもう少し

まじめやったらなぁとか、あごが強ければの、たらればがつくんやよね。

 でも川津君はそこまでの弱点はなかったと思う。(本人は打たれ弱かったというが)

 でも、川津君はサカエジムでやってて後悔はないという。

 井上会長との信頼関係があったんやろな。

 とりあえずオイラのダチ公の紹介でした! ←http://blogs.yahoo.co.jp/boxerhiko/57713915.html

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