らんぶるライフ はてな版

ボクシングの事書いてます

ZERO

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   松本大洋 作 「ZERO」である。

 松本大洋といえば、「ピンポン」が有名ですな。

 映画化もされてるし、他には「鉄コン筋クリート」とかヒット作も多い売れっ子漫画家である。

 この、松本大洋って漫画家は、絵柄がすごく変わっていてホントに今まで見たこのない絵柄なんやよ

ね。

 好き嫌いは分かれるかもしれんけど、まさにオリジナリティーあふれんばかりやよなぁ。

 オイラも最初、どうも見にくくって嫌やなぁと思っていたのだが、グイグイ引き込まれていく。

 内容がやっぱり魅力的やし、絵柄も読み込んでいくとこの個性的過ぎる絵がすごく良く感じてくる。

 見方によれば、すごくカッコイイ、おしゃれな絵柄でもある。

 さて、内容なんやけど、統一ミドル級チャンピオンの五島雅が26回目のタイトル防衛をして物語

は始まるのだが、普通のボクシングマンガって、だいたい、素人からチャンピオンを目指して云々てのが

大半なんで、ちょっと異色。

 それに、日本人が、ミドル級でそれもジョー・ルイスの連続防衛記録(25回)を破ってるってとこが

すごいって言うか無茶!

 でも、なんか絵柄のせいなのか現実感がない、絵本とかファンタジーぽい感じなんで違和感というか、

デタラメな印象がないんやよね。

 その、チャンピオン五島雅に、メキシコの怪物新人トラビス・バルが挑戦してくるのだが、若い怪

物ボクサーに年老いてきた五島は勝てるのか・・・って話ですわ。
 
 題名の「ZERO]とは、五島のあだ名で、守るべき物が何ひとつない男という意味がある。

 このマンガは、お勧めですわ!
  
 もし、最初、絵柄で入っていけなくても読んでるうちにまったく気にならないところか、この絵柄だか

らこそ成立する話だという事がわかるんちゃうかな?

 普通に本屋さんに売ってるはずやからマズは手にとって欲しいな。



 






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