パッション・スピリット・ボクシングジム
このジムは、辰吉選手のデビュー前からのトレーナーをつとめていた大久保淳一氏が、会長をしていた
のだが、オープン何ヶ月かで大久保会長が亡くなられ、その後、素人のおばさんがトレーナーをしていた
らしい。
それで、ちゃんとしたトレーナーを雇いたいと思い何らかのコネでオイラの友人だった元東洋チャンプ
に声が声がかかった。
その友人とは今は付き合いがないので名前はだせないけど、彼がトレーナーやってるときちょこちょこ
ジムに遊びに行ってたんやよね。
そして彼がやめたいので変わりにやってくれと言われてちょうど職探し中だったオイラは二つ返事でＯ
Ｋしたわけだ。
このジムも今のＮＡジムのように、バリバリの熱いジムというよりちょっとゆる～いジムやった。
ただ、立地条件は良く、地下鉄都島駅から徒歩３分ほどやった。
ただ、大きい通りより少し入ったところやったんでめちゃ目立つというわけでもなかったけど、今と比
べてたら雲泥の差ではある。
このジムもオイラ一人でまかされていたのでツダ時代の友達がたまに遊びに来てくれたりしたな。
まぁ、気楽にやってた。
プロになりたいって言うやつをツダジムや、エディジムに行かせたりもしたなぁ。
結局一人だけはデビューしたんやけど、２試合ほどでやめてしまった。
やっぱり、オイラが教えるゆる～いジムの空気になれてしまってプロジムの厳しい水に慣れれんかった
んかもなぁ・・・
オイラは、結構付き合いを大切にするほうなんやけど、このジムの練習生とは全員もう付き合いがない
んやよね。
ジムをやめるときに、オーナーに言うたら、ちょうど総合格闘技のジムに変えるつもりだったらしく、
そのまま、ジムも移転することになってバタバタして練習生の名簿をなくしてしまい、連絡がとれなくな
ったのだ。
プロジムに行ったやつとは連絡を取っていたのだがみんな、結構冷たいもんで連絡はつかなくなってし
まった・・・
そんな、こんなで、やめるときがあんまりよくなかったんやけど、トレーナーしてるときは結構楽しか
ったなぁ。
オイラはＮＡジムといい、パションジムといい、ゆる～いジムに縁があるんやよなぁ。
だからいまだにプロを教えたことのない、中途半端なトレーナーになってしまった。
まぁ、プロのトレーナーというのは選手の人生も背負う覚悟でやるもんやとオイラは思ってるんで、プ
ロを教えるのにはプレッシャーがかかってくるんで今のままでえぇんやけどね。
