らんぶるライフ はてな版

ボクシングの事書いてます

遠いリング

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オイラは昔は漫画ばっかり読んでた漫画オタクやったけど(今でもか)20代半ばから結構活字を読むよ

うになった。

まぁそう言うても思いっきり偏った読書しかしてないんやけどな。

その一つがボクシングドキュメンタリーである。

やっぱり、スポーツものはドキュメントに限る。

まぁ元々小説はめったに読まないので、読書の大半がノンフィクションやけど。

そして、ボクシングドキュメンタリーを読むきっかけになったのがこの「遠いリング」ってわけ。

この作品は、オイラの母校とも言うべきジム、グリーンツダジムについて書かれたもんである。

オイラがジムに通うようになったときにはもう取材は終わっていたので、残念ながらオイラの登場シー

ンはないけど。

まぁ居ても一介の練習生ごときが登場するわけはないんやけどね。

でも、登場人物はたいてい知ってる人だったので、世界に入りやすかった。

読んだ時はホント、ただの練習生だったんで、登場人物はみんな雲の上の人やったけど。

この本は、一人の人物に集中して書かれてるわけではなく一章事に主役が変わる形式で書かれてる。

登場人物で一般的に知られている人物は元WBCストロー級チャンピオン井岡弘樹のみ。

ボクシングファンならかろうじで知っているかもというのが、元ストロー級日本チャンピオン徳島尚。

後の人物は無名の選手と言うてもえぇ選手。

まぁオイラからしたら大先輩で当時は話をしたことも無い人たちやったんやけど。

後に登場人物の人全員と言葉を交わしたけど。

今思うとまさに青春の物語やったんやなぁと思う。

これはボクシングに興味ない人にも楽しめる青春群像であると。

作者の後藤正治はたまにジムに来たりして見かけた事はあるんやけど言葉を交わすきっかけはとうとう

なかったなぁ。

今は亡き、初代グリーンツダジム会長、津田博明会長がただでみんなにこの本を配ってたの思い出すけ

ど、当時はバブル期とは言え太っ腹やったなぁ。

そのグリーンツダジムも色々問題を抱えて最近新深江に移転した模様。

天下茶屋はまさにオイラの青春の舞台やったなぁ・・・

追記 登場人物の敬称は略させていただきました。

なお、ボクサーの肩書きは「遠いリング」執筆時のもので井岡弘樹氏は後にWBAJフライ級チャンピ

オン、徳島尚氏はOPBF(東洋)フライ級チャンピオンになっています。