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五輪金メダリストからプロの世界王者、そして犯罪者となった男


  林壮一さんの記事です。
 フリオ・セサール・チャベス・シニアと激戦を繰り広げ残り2秒で敗れ去ってしまった元二階級制覇王者メルドリック・テーラーの悲しい事件について書かれてます。
 



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                       現在のメルドリック・テーラー
      パンチドランク症状が酷くてまともな会話ができないような状態らしいです…(林さん情報)

 記事を読んだ感想としては犯罪者というにはちょっと酷かなって感じでした。
 まぁ、詳しいことは記事にも書いてないんでわかりませんが、テーラーに同情の余地がありそうな印象でした。
 
 メルドリック・テーラー経歴を。

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                            メルドリック・テーラー
                 元IBFスーパー・ライト、WBAウェルター級王者
                   キャッチフレーズはTNT

                     戦績 48戦 38勝(20KO) 8敗 1分け

  ロス・オリンピック、フェザー級金メダリスト
 プロデビュー後13戦目にハワード・デービスと引き分けるものの連勝を続け21戦目でバディ・マクガードの持つIBFスーパー・ライト級王座に挑戦、12ラウンドTKOで勝利し王座戴冠。
 このタイトルを二度防衛した後ノンタイトルを二度挟み、WBCスーパー・ライト級王者フリオ・セサール・チャベスと対戦。
 この試合は最終ラウンドまで当時無敗で連勝記録を更新し続けていたチャベスをアウトボックス、ポイントをリードしていた最終ラウンド、終盤にダウンを喫し立ち上がるもののレフェリーのリチャード・スティールが続行不可能と判断し、試合をストップ、フリオ・セサール・チャベスの勝利となったがスティールが止めた時の試合の残り時間が2秒だったこともあり人気者のチャベスを守るためのレフェリングだったのかと物議を醸すことに…

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 私見ですが自分はこの時のスィールの判断は間違っていなかったと思っています。
 立ち上がってきてはいるもののテイラーの眼はうつろ、続行を認めるべきではなかったと思います。
 残り時間が少ないから大丈夫だろうという判断は非情に危険だと思います。
 もし残り30秒で試合を続行していたらチャベスの追撃でテイラーがとんでもないダメージを負っていた可能性もあります。
 レフェリーはストップウォッチを観ながらレフェリングをしてるわけではないですから。
 
 再起戦を勝利した後、一階級上げてWBAウェルター級王者アーロン・デービスに挑戦、判定勝ちで二階級制覇を達成する。
 このタイトルを2度防衛した後、もう一階級上げてスーパーウェルター級でテリー・ノリスの挑戦、4回TKO負けで3階級制覇に失敗…
 保持していたウェルター級王座の防衛戦でクリサント・エスパーニャと対戦、8回TKO負けで王座陥落…
 3度ノンタイトルをこなした後、階級を元のスーパー・ライト級に戻しフリオ・セサール・チャベスの持つWBCスーパー・ライト級王座に挑戦。
 8回TKO負けで雪辱ならず…
 この後はタイトル挑戦の機会はなく勝ったり負けたりを繰り返していたが2002年判定負けを喫しグローブを吊るす…