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WBOミニマム級タイトルマッチ、ビック・サルダールⅴS谷口将隆結果


谷口将隆、世界初挑戦に失敗 サルダールに判定負け

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◆プロボクシングWBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦 ○王者ビック・サルダール(判定)2位・谷口将隆●(26日、東京・後楽園ホール

 WBO世界ミニマム級2位・谷口将隆(25)=ワタナベ=が、世界初挑戦に失敗した。王者ビック・サルダール(28)=フィリピン=に0―3の判定負け。同じワタナベジムで同期のWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(25)の背中を追いかけたが、試合巧者の王者を攻略できなかった。谷口の戦績は11勝(7KO)3敗、サルダールは19勝(10KO)3敗。(観衆1693)

 判定結果を聞きながら、王者に拍手を送った。序盤、谷口は距離を保つ相手の懐に飛び込めず。陣営から「もう半歩入れ!」の声が響いたが、完全には捉えきれなかった。ガードを固めて接近戦に変更。7回にリズムをつかみかけたが、相手も左右に動くなど巧みに対応。谷口は打ち終わりを狙われた。「相手にはぐらかされた。のらりくらりとポイントを取られた。まだ世界に行く人間ではなかった」。敗北後、目を潤ませながら観衆に頭を下げた。

 小学生時代は野球少年。投手を志したが「あまりにもセンスがなかった」とベンチ入りすらできず。空手でも女子に蹴られて鼻血を出した。6年生で身長130センチ、体重25キロ。両親も170センチに満たず、検査を受けると「160センチまで伸びたら奇跡」と医師に告げられた。ボクシングとの出会いは中学1年。誘ってきた友人は3日で辞めたが「体を動かすのが面白い」と夢中になった。

 大学時代からしのぎを削った同期の京口が、プロデビューから1年3か月の17年7月に国内最速記録でIBF世界同級王座奪取。「悔しい。いつかは超えてやりたい」と意地を燃やしたが、昨年4月の練習中に左手甲を脱臼。足踏みで焦りも生まれたが「あいつが輝く姿を見ると、自分もできると思える」と手術までの間に見たライバルが防衛戦に立つ姿に触発された。

 陣営の渡辺均会長(69)は「ミニマムか階級を上げるのも視野に入れたい」と再起の背中を押した。谷口は京口から1年7か月遅れでたどり着いた世界戦で敗北。「周りは完敗って言うと思うけど、男として完敗を認めるのは嫌。改めて土台を作りたい」。歯を食いしばり、地域タイトルから出直しを図る。(浜田 洋平)

 ◆谷口 将隆(たにぐち・まさたか)1994年1月19日、神戸市生まれ。25歳。中学1年で競技を始め、神戸第一高、龍谷大でボクシング部に所属。アマ戦績55勝(16KO)19敗。16年4月にプロデビューし、17年4月の日本ミニマム級王座決定戦、同11月の東洋太平洋同級王座決定戦でともに判定負け。18年11月にタイでWBOアジアパシフィック同級王座獲得。身長161・5センチの左ボクサーファイター。家族は母、姉3人、弟2人。

 残念です…
 谷口選手、世界奪取、失敗ですか…
 日本、東洋も失敗してからの世界挑戦、同じアマ出身の京口選手とは対照的なキャリアになってきました。
 こういう風な言い方は凄く身勝手なんですが、こういう挫折を知った選手はそれはそれで魅力的なんですよ。
 一般的に良い大学出て良い会社とかに入るエリートってやっかみ持たれるんですが、スポーツ界ではファンはそういう選手に期待するわけですよ。
 京口選手はその期待に応えて今のところ無敗。
 これはこれで魅力的なんですが、同じアマ出身で同期、同じトレーナーに教えてもらってる谷口選手は挫折を繰り返しています、自分としては二人の力の差というのはそんなに大きくないと思ってます。
 タイミングだったり、相手との相性とか色々な要素がボクシングの勝敗に左右しています。
 本当にその辺りは難しいのです。

 トレーナーのそよかぜさん(井上孝志トレーナー)は二人を大阪から引っ張ってきたので京口選手だけを世界王者にするだけでは絶対にてきにダメだという気持ちがあるはずです。
 
 ボクシングファンとして勝手な想像とか意見を言わせてもらうと同じワタナベジムで京口選手の様な無敗で二階級制覇するエリートと谷口選手の様なアマ出身だが日本、東洋、世界と挫折を繰り返し世界に登っていく非エリート路線の選手、二人のライバル関係が対照的で魅力に感じます。
 本当に対等なライバル関係になるためにも谷口選手、世界のベルト巻くことを期待してます。
 そよかぜトレーナーよろしくお願いします!