ゴロフキンがミドル級最多タイ20連続防衛、格下挑戦者を2回KO

ボクシング、WBA・WBC世界ミドル級タイトルマッチは5日、米カリフォルニア州カーソン（Carson）のスタブハブ・センター（StubHub Center）で行われ、統一王者のゲンナディ・ゴロフキン（Gennady Golovkin、カザフスタン）は挑戦者バーネス・マーティロスヤン（Vanes Martirosyan、米国）を2回KOで下し、同級タイ記録となる20回連続のタイトル防衛に成功した。

　ゴロフキンは急きょ対戦が決まった格下のマーティロスヤンに対して右と左のコンビネーションパンチを浴びせて試合を終わらせた。

　36歳のゴロフキンは「彼が良いファイターというのは分かっていたから、1回は様子を見ているだけだった。2回からが本番だった」と振り返った。

　2回開始直後にゴロフキンは右のアッパーを顎に打ち込んで挑戦者を手の施しようのない状態にすると、さらにジャブを連打。さらにゴロフキンはロープに追い込んだマーティロスヤンに対し左フック、右ストレートを浴びせ、このラウンド1分53秒でダウンを奪った。マーティロスヤンは10カウント前に立ち上がろうとしたものの前のめりに崩れ落ち、最終的にはキャンバスに突っ伏した。

　現世界王者としては最長の在位を誇るゴロフキンは、これで戦績を39勝（34KO）無敗に伸ばしている。

　ゴロフキンは元同級王者のサウル・アルバレス（Saul Alvarez、メキシコ）との再戦を予定していたものの、同選手が2月に2度にわたり薬物検査で失格となり、先月18日に米ネバダ州アスレチック・コミッション（Nevada Athletic Commission）から資格停止処分を受けたため、土壇場でマーティロスヤンに白羽の矢が立った。

　ゴロフキンはこの勝利で、同級で20連続防衛を果たしたバーナード・ホプキンス（Bernard Hopkins、米国）氏に並んだ。

　ゴロフキンは「誰とでもやりたい。自分には大した問題ではない。私はまだチャンピオン。ベルトを奪いに来てみて」とコメントした。

　一方、ライトミドル級が主戦場のマーティロスヤンは試合後、「列車にひかれたみたいだった。これまで対戦した中で最も激しいパンチャーだった。パワーに驚かされた。とんでもないファイターだ」と振り返った。【

　今回、カネロがドーピング問題で急遽再戦を延期させたんで急に決まった相手で格下でしたが、しっかりと防衛を果たしました。

　ホプキンスの記録と並んだわけですか。

　ホプキンスの記録の中にはデラやティトをKOした星、IBF,WBC,WBA,WBOとすべてのメジャータイトルをまとめ上げた偉業もあります。

　でも、実際はティトやデラを倒してるんですがあまり面白い、エキサイティングな試合をしてこなかった…

　キャラもティトやデラを倒すヒールという位置づけでしたし(笑)

　GGGは、ミドル級にも下の階級にも現在スーパースターがいないのでビッグマネーがドカンと入ってくるおいしい話はないんですがホプキンスと違って試合は面白いと思うけど、ちょっとタイミングが悪いんですよね…

　今のところ、ジョー・ルイスの25連続防衛の記録を破ったボクサーはいません。

　ダリウス・ミハエルゾウスキーは23度、リカルド・ロペスは22度、スベン・オットケが21度、ミハエルゾウスキーはもしかしてと思わせてポコッて負けちゃってロイ・ジョーンズとの統一戦も結局実現しませんでしたがロペスとオットケは返上だったはずで、なかなかこの記録を破ろうとしないおいうイメージがあります。

　軽量級やスーパーミドル、クルーザーなどの不人気階級のチャンピオンに記録を破られるよりミドルのような人気階級の王者に破ってもらいたいです。

　実際、ジョー・ルイスの記録も相手がいなくてへぼい相手に防衛してた星も多いって聞いたことがあるんで数字ほど大した記録ではないんでしょうが、やっぱり偉大な記録なんで偉大な王者に破ってもらいたいですね。