世界ランカーサバイバルマッチ、久保VS大沢結果
前世界王者久保、再起戦飾る ノンタイトル戦、判定で
前世界ボクシング協会(WBA)スーパーバンタム級王者の久保隼(真正、南京都高-東洋大出)が28日、神戸市中央体育館でノンタイトル10回戦に臨み、2-1の判定勝ちで王座陥落後の再起戦を飾った。
階級を一つ上げてWBAフェザー級7位として挑んだ久保は、元東洋太平洋同級王者の大沢宏晋(ロマンサジャパン)と対戦。的確な左ストレートで主導権を握り、後半の激しい打ち合いも制した。久保の戦績は14戦13勝(9KO)1敗。
2-1判定だったようですが久保選手が勝ちました。
こういうサバイバルマッチって進退がかかって負けたほうが引退とか、ランキングから落ちて今まで苦労して登った階段から落ちる、みたいなリスクもあるから選手のマネージメントする会長としては二の足を踏む傾向になると思うんですが、こういう対決こそボクシングファンが望むことなんですよね。
亀田家がボクシングファンから嫌われた理由は生意気な言動よりもこういうリスクをデビュー時から回避してきたからなんです。
確かにジムの会長の立場で考えるとチャンピオンになることが最優先したくなるのはわかります。
でも、ライバル対決を制してこそボクサーの本当の実力が経験値と共にアップするし人気も上がるんですよね。
人気を得てから世界王者に挑戦するほうがスポンサーも着きやすいし興行も大きくなる、=会長の懐具合も良くなる可能性が(笑)
まぁ自分の様なの興行の何たるかを知らない人間が勝手な想像するだけで現実はそんなこともないんでしょうが(苦笑)
でも、最近こういう試合が徐々に増えてきてる感じがあります。
確かに負けたほうのリスクは高いんでしょうが、実際は負けたほうが先にチャンスをつかむ場合もあるし今回の様に2-1判定でどっちが勝っててもおかしくなかったのではという様な試合(自分は見てないんでなんとも言えませんが)だと負けた方でもすぐに飛躍できる可能性だってある。
激闘を戦った方がファンも増えるんですよ。
実際、こないだ日本王者になった久高選手は井上尚弥の弟、の井上拓真と試合して判定負けしたんですがそれを観ていた神奈川渥美ジムの女性会員は久高のファンになってこないだの日本タイトル決定戦も大阪まで見に行ってましたから。
ボクシング人気の底上げには良いマッチメイクが一番良いと思うわけです。
今回の試合の両選手、試合を組んだり承諾した両会長ありがとうございます、これからもどんどんこういう興行をやってい!ってください